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プロトコル10まであと2時間

バットマンアーカムシティ』、メインストーリーが50%ぐらいまで進行。
この他、サイドミッションなど色々あるので、全体の達成率は未だ35%ぐらい(^^;
まあ、リドラー・トロフィーとか、全部集められる気はしないのですが……。
今作では、洋ゲー名物(?)フラッグ集めが、リドラーという悪役が町中に置いた?マークを集めるというものになっておりまして、これがただ置いてあるだけではなく、スイッチなどの仕掛けを解かないと取れないど、凝っていてなかなか面倒。中には物語が進んでバットマンの秘密道具が増えてからでないと取れないものも多く、しかしそんな事最初の内はわからないので色々悩んだ挙げ句にイライラし、手近でたむろっていたチンピラ達を殴り飛ばしてスッキリするバットマンでありました(待て)。
バットマンは、チンピラ達を成敗すると精神的充足感で肉体の負傷が癒えるという、スーパーヒーロー仕様です。
メインストーリーをどんどん進めるだけでも充分楽しめると思うのですが、適度に発生するサイドミッションをこなすのも楽しく、また?マーク集めなどで経験値が手軽に手に入るので、レベルアップを兼ねて寄り道しようかな、と思わせるバランスは絶妙。メインストーリーのイベントの合間合間に街をフラフラしたくなる構造が良く出来ています。そして?マーク集めに新たな秘密道具が必要だというのがわかると、寄り道が適度にメインストーリーを進める動機付けにもなる、というのは秀逸。
ただその構造に気付くまでは、ゲームをしばらく進めないといけませんが(^^;
オープンワールド系にありがちですが、最初に出来る選択肢が多い上に、操作系がやや独特かつやれる事が多いのと、最初の情報量が非常に多いので、入り口でとっつきにくいのが難。
実は序盤は素直にメインストーリーを進めて行くと、物語の進行に合わせてスムーズに様々な秘密道具の使い方などを習得していける構成になっているのですが、勿論、進めてみないとわからないわけです(笑)
また、プレイヤー的にいきなり放り出されたアーカムシティで、あちこちからチンピラ達の会話が聞こえてくるなど、処理しなくてはならない情報量が多くて混乱します。少し慣れてくると、無視する事を覚えますが。そしてある程度進めると、そこそこ把握できるようになってくるのですが。
そういった最初のハードルを越えると、非常に面白い。
ゲーム内キャラクターと、プレイヤーの技量のバランス調整もかなり考えられており、“バットマンは超人だからこのぐらいまでは自動で出来ます”“プレイヤー有利な気がするシステムもバットマンの超人的能力の内です”という辺りが安易になりすぎず、かといって過度なストレスにはならず、プレイヤーが気持ちの良い作りも見事。
グラフィックの格好良さや細かいディテールも含め、非常に良く出来た作品。