『GATE』は3話以上溜まってしまったので、とうとうリタイアしました(^^; 物量的には『ジャッカー電撃隊』に押し負けたともいう……。
◇『うしおととら』 8話
潮、旅に出て早々、浮気するの巻。
旅は男を自由にするのです。
一方で、「父ちゃんが言っていた」とか「信心深い家で」など、背中を押してくれた父への感情の変化も含め、旅に出る事でかえって家が意識される部分が描かれているのも手の行き届いた所。
ただエピソードとしては、さすがにガチャガチャしすぎてしまった感。ゲスト2人もきちっと描かないといけないなど、いつにも増して、1話に入れる要素が多かった、というのはあったでしょうが。
ところで厚沢さんの顔がやけに記憶に残っていたのだけど、何でだろう……。女の子の方は、ああ、こんなキャラ居たような……ぐらいの記憶だったのに、厚沢さんは原作の絵がすぐ脳裏に浮かぶのですが。謎だ。
◇『クラスルーム☆クライシス』 8話
学生生活に馴染んできて丸くなっていた部長が本分を取り戻してそれらを切り捨てる、という転機のエピソードなのですが、そもそも部長が丸くなっていく経緯がダイジェスト気味だった為、微妙に盛り上がりきらず。
今作、ダブル主人公(先生&部長)による二重構造が、今もってさっぱり物語の中で活きていないのですが、終盤にきちっと活きるのか? 今のところ同じベタな展開なら、主人公を部長に絞ってエーテックメンバーとの繋がりを描くのを重視していった方が面白くなったと思うのですが、4話まで凄く鈍い動きだったのに急に進行ペースが速くなったり、どうも構成が巧くありません。ヒロインも6話ぐらいからやっとスポット当たって可愛くなってきたし(^^;
……作品キャッチコピーの「この教室から宇宙を目指す! ……完全週休2日制で。」と本編内容がどうも噛み合ってないのですが、これ、企画段階では先生を中心に学生サラリーマンの青春コメディ主体だったのが、作っている途中で部長絡みのきなくさい話が増量されて、物語の大筋が変わったのではなかろうか。
で、その先生は労組の応援する国会議員に再び取り込まれるのですが、先生どうも、自分が一流企業の花形部署で予算使い放題の仕事をしていた、という自覚が未だ全く無いようで、その国会議員を応援する理由が「また湯水のように金を使えるようになりたい」なのが、凄く困ります。
そして、これまでさして“宇宙への情熱”みたいなものを描いてきていないので、ペットボトルロケット発射シーンもそれほど感動的なシーンにならず、色々と分裂気味。果たしてここから、空中分解せずに着陸できるのか。
ぐだぐだ言いつつここまで来たので最後まで見るつもりですが、話数知らないけどこの展開なら1クールで終わりますよね……? 分割2クールで衝撃の引きエンドとかされたら、またトラウマ案件が増えそう(笑)