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『ジャッカー電撃隊』感想6

◆第9話「7ストレート!! 地獄の必殺拳」◆ (監督:竹本弘一 脚本:上原正三
カレン、大胆にショートカットにして登場。と思ったら、大地も五分刈りで登場。……夏なのか、暑いのか。しかし、桜井はそのままだった。そして、東はもともと角刈りだった。
ゲストに、翌年『宇宙からのメッセージ 銀河大戦』で主演を務める、宇宙忍者まぼろしこと、真田広之(当時:弘之)。
若者の間に麻薬ドリームフラワーが蔓延し、その購入資金目当ての犯罪が続発。潜入捜査を行ったカレンは売人と接触するが、そこには旧知の青年・勝也(真田広之)の姿があった。麻薬Gメンであった兄をクライムに殺された勝也は、ドリームフラワー販売を牛耳っているのがクライムであると突き止め、兄の復讐の為にクライムの懐に潜り込もうとしていたのだった。
回想シーンで殺害されるお兄さんは、アクションともみあげの感じからすると、高橋利通さんか……?
勝也は麻薬ボスに近づく為に、クライム親衛隊の選抜試験である武術大会、クライムカンフーに出場しようとしていた。
「ねえカレンさん、僕をサイボーグにしてくれ。どうしても優勝したいんだ」
「サイボーグなんて……そんなに簡単になれるもんじゃないわ!」
平手打ちして拒否するカレンは、心と覚悟の事を言っているのでしょうが、志願者が肉体能力の要件さえ満たしていれば、鯨井長官は簡単にしてくれそうです。
まあ、クライム相手に大きな戦果をあげているサイボーグ部隊を増員しない所を見ると、来年度の申請が通らないと予算が足りないのかと思われますが。
麻薬の密売ルートを追うジャッカーだが、協力関係にあった捜査官を殺害されるなど後手後手に回り、捜査は進まない。その間にも麻薬の蔓延と若者達の犯罪は増加の一途を辿り、ジョーカーはやむなく、勝也はどうせ勝手にクライムカンフーに出場してしまうのだから、カレンがちょっと鍛えて優勝させちゃえよ、と民間人を潜入捜査に利用する非情の作戦を命令する。
「強くなるのよ……サイボーグ手術よりは、遙かに楽よ」
いきなり、勝也の拳に自然石を叩きつけるカレン。
「やめる?」
ワケが、わかりませんよ……!
Aパート、クライムに始末された売人達の死体を大写しにしたり、捜査官が高濃度の麻薬を打ち込まれて「私は鳥」とか言いながらビルから飛び降りたり、必要以上に惨い描写の目立つ犯罪サスペンスのトーンだったのが、何故かここからスポ根パロディのような展開に。
しばらく跳んだり跳ねたりの特訓フェーズが続き、遂に舞台はクライムカンフー当日。カレンの猛特訓で鋼の拳を手に入れた勝也は順調に勝ち進み、いよいよ決勝戦で、黒人ファイター・ビッグサターンと激突する。
勝也が心配で気が気でないカレンは落ち着かずに歩き回り、それを励ます男達、そしてトランプ占いしているジョーカー(笑) ジョーカーは、「リアリスト」とか「外道」とか「冷酷非情」というよりも、天然のマッドサイエンティストなので、常人と同じ感性を期待してはいけません。
この世には2種類の人間が居る。実験する側と、される側だ!
大柄なビッグサターンに組み付かれ、苦境に追い込まれる勝也。いつになく乙女ゲージを高め、スペードのエースを手に、勝也の無事と勝利を祈るカレン。
「いよいよピンチの時は……相手の目を狙うのよ」
乙女、どこ行ったーーーーーーー!?
(そうだ……目だ!)
カレンの必死の祈りが届いたのか、勝也はビッグサターンの目に躊躇無く指を突き込むと、ひるんだ所に回し蹴りから、必殺の空中回転蹴りで勝利を掴む。見事に親衛隊に選ばれた勝也は麻薬密造工場の場所をジャッカーに連絡するも、素性がバレてデビルスパイダーに追い詰められるが、間一髪、そこに駆けつけるジャッカー電撃隊
今回はいつもの名乗りに加え、アクションの掴みに、それぞれの口上が追加。

「ジャンプ一閃・赤い風! うなって踊る、核の鞭!」
「スピード一番・青い星! きらりきらきら、電気剣」
「パンチ一撃・緑の火! 目から火の出る、重力パンチ」
「ひらり一転・桃の花! 咲かせて散らす磁力だて!」

クイーンの「だて」は、「盾」と「伊達」をかけているものと思われます。
ビルスパイダーはジャッカーコバックで粉砕し、逃げ出したボスはアイアンクローのぽちっとなで、基地ごと大爆死。勝也は兄の復讐を遂げ、5人は清々しく夕陽を見つめる。
桜井「明日も……晴れるな! さあ、行くか!」
……全く意味はわかりませんが、恐らく、スポ根もののお約束的な何かなのかと思われます(^^;
予告から『燃えよドラゴン』かと思ったら、むしろ『柔道一直線』だった、真田広之祭り。話そのものはさして面白くなかったのですが、上原脚本はいきなり飛び道具が後頭部に叩きつけられてくるので油断なりません。