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15年ぶりの『クウガ』メモ#27−#28

「面白いゲゲルに、なりそうだ」 (EPISODE28「解明」)
◆EPISODE27「波紋」◆ (監督:渡辺勝也 脚本:井上敏樹

  • 後半戦に入り、2回目のOPバージョンチェンジ。あった、あったなぁ、桜子さんの謎ポーズ。
  • 夏だから、一応水着回おやっさん+田舎娘+みのり+みのり同僚(既婚)+未確認生命体、てどうしてそうなった。まあ、警視庁トリオ(一条+杉田+桜井)とかでも、それはそれで反応に困りますが!
  • クラシック音楽に反応するウミヘビ怪人が登場。
  • 未確認生命体の影響で、ポレポレの経営も苦しいのかもしれないという身近に迫る恐怖。この、“怪人が出現している事による社会への影響”を徹底して描き続ける、その存在を組み込んで物語を進めていく、というのは今作の特色でありこだわった部分。
  • グロンギの皆さんがまた変な所に集まる一方、ウミヘビ女がプールを舞台に殺人ゲームを始め、おやっさん一行、これにニアミス。
  • 死は不意に通り過ぎるものであり、誰も例外ではない、というのも今作が繰り返し描写し、こだわっている部分。“怪人による理不尽な死が身近な世界”であるからこそ、“それに抗するヒーローが輝く”という構造になっています。
  • めげずに桜子さんに粉をかける椿、ポレポレで強制手伝い中の桜子さんに助っ人に呼ばれる(笑)→とりあえず花束を持ってくる(笑)→一条さんの呼び出しを受け、花束を渡して帰る謎の男に(笑)
  • この辺り、高寺さんの意向が強いパートでは、桜子さんがホモソーシャル内部の一員として男友達の一人扱いにされてしまいがちなので、井上敏樹からの、一応ヒロイン扱いしとけよ、というメッセージを感じるのは穿ちすぎでしょうか(笑)
  • バッタ2号人間体、バイクで五代をあおる。
  • 五代の前で、ポーズを取って変身するバッタ。1号の時もそうではあったのですが、バッタ怪人の初代オマージュ描写は少々くどすぎで、個人的にはあまり好きではありません(^^; まあ序盤においては親世代向けのフックではあったのでしょうし、この辺りでは、視聴者の反応を受けて入れている部分ではあるのでしょうが。
  • バッタバイクもトゲで強化変形し、ウミヘビ女のピアノ演奏をバックにぶつかり合うバイクとバイク。かなり派手なバイクバトルの末、クウガが引火したガソリンの爆発に巻き込まれた所で、続く。
  • 何かに引火して爆発する、という描写にこだわるのは『クウガ』リアリティ。
  • 次回予告では、ウミヘビに動きを封じられたクウガにバッタのキックが迫る、という映像があったのですが、嘘予告でした。

◆EPISODE28「解明」◆ (監督:渡辺勝也 脚本:井上敏樹

  • クウガはバッタのバイクアタックを何とか回避し、走り去るバッタ、と新展開のライバルキャラとして、繰り返しの印象付け。
  • 複雑化する未確認生命体のゲームに対し、法則性を一生懸命考える五代と一条は、フクロウが頭文字50音順に23区を飛び回っていた事、ウミヘビ女が音階に合わせてプールを移動している事に気付く。と、未確認生命体が雑な扱いを受けた前エピソードもフォロー。
  • 被害者の数が音符を示している事に気付き、ホテルのピアノを叩く一条。
  • 音符の種類が立て板に水だったり、「ショパンの、革命のエチュードです」と当たり前のように言ったり、次の音は「ソ」と普通に知っていたり、謎の音楽スキルを発揮する一条さん。
  • 都内のプールは使用禁止となり、無人のプールサイドで黄昏れるウミヘビ女。自らをルールで縛るグロンギ怪人が、人間の文明によって苦境に追い込まれていく姿は、コミュニケーション断絶の象徴であるグロンギ怪人が、人間の社会に負けていく、という構図ともいえます。
  • “最後の武器はヒーロー”だけど、一方で社会の勝利を描いてる(勝利できる社会でありたい、と描いている)のも、今作の特色で、後のシリーズ作品と比較してもやや異質な所。
  • ……あー、もしかしてこの辺りが、白倉さんの変なスイッチを押したのか?(^^;
  • 「幸せになれるのかな? こんな、今みたいな世の中に生まれて」と悩む妊娠中のみのり同僚、ジャンから「一緒に、作ってあげてください」と息子へのプレゼントを渡されて考え込む榎田、落ち込む田舎娘に連絡してくる母親、と3つの母子の物語が挿入。
  • 軸になっているのはみのり同僚の母になる不安なのですが、それだけだと#25−#26に続いて露骨に説教くさくなりすぎると思ったのか、サブキャラに厚みを持たせるエピソードを重ねた構造。
  • 「生きるって確かに辛いけど、生きるって、やっぱり素敵な事ですよ」と同僚を励ますみのりちゃんは、もはや開き直ったのか、説教生命体の道へ。
  • 五代の妹、というのを前半強調しすぎて、みのりの収め所には微妙に困っている気がします。
  • プールを諦めたウミヘビ女は海水浴場を狙い、駆けつける一条と五代。ウミヘビ女はアンクレットを冷凍鞭へと換え、クウガと似たような能力?を持っている描写。前回のバイクバトルに続き、今回の戦闘も比較的長めなのは、これも前エピソードのフォローの意図があったか。
  • クウガはびりびりドラゴンでウミヘビ怪人を撃破するが、それを戦目付と、勘違いギャングみたいな男が見つめていた――で、つづく。