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『ジャッカー電撃隊』感想23

◆第28話「ぼくの秘密! ポケットの中の宇宙怪物」◆ (監督:竹本弘一 脚本:上原正三
「クライムの総支配者は、シャインと名乗る、宇宙人であった!」
ナレーション、断定(笑)
ジャッカーは宇宙からの侵略に対抗する為、映像を分析するだけで対象の正体を判別できるベムチェイサー計画を推進。だがそれを阻止しようと、シャインの送り込んだ怪人が宇宙研究所へと潜入、開発チームが皆殺しにされてしまう。
「宇宙の刺客・テンタクルス入道だ」
敵も完全に宇宙怪物というカテゴリに変更され、戦隊に続いて、敵組織も再編されてしまうという、阿鼻叫喚。なお、アリンガム将軍以降、怪人が胸部に変なプレートを付けているのは共通しているのですが……アリンガムも実は宇宙怪物だったのか。
桜井に追われるタコ入道は、飼い犬を探す少年イサムを脅すと、少年に持たせた水晶玉に小型化して身を隠す。
「どうやら君とは、いい友達になれそうだ」
タコは運動音痴の少年に並外れた身体能力を与える事で、隠れ場所でもあるエネルギーカプセルを持っているように丸め込むのですが、最初に思いっきり「話したら殺すぞ」と脅かしている為、怪人に騙された子供が巻き込まれるパターンが、成立していません(^^;
タコの足跡が少年を見た場所で突然消えていた事から少年を尾行していた桜井達は、少年が突然運動神経抜群になったのを目撃してますます疑いを強めると、ごく軽やかに家宅侵入。
小学生相手でも全く躊躇なく疑惑の目を向け、侵入した室内で、飼い犬と一緒に写った写真を見て「本当に犬が大好きなんだなー」と朗らかに笑う配線のキレ具合が、実にジャッカー(笑)
居なくなった犬がタコに殺された事を知った少年は逃げ出して桜井に真相を伝え、「イサムくんに、一役買ってもらわねば」と小学生をあっさり囮に使う番場壮吉。ベムチェイサー完成、の偽の報道で研究所におびき出されたタコは、番場に撃退されると、自分の得意フィールドで雌雄を決そうと戦場を移動。
「海は俺のふるさとだ! ここまで来れば俺のものだ! さあ来い!」
の先にはジャッカーが待ち構えており、進退窮まったタコは突然、えらいやっちゃ・えらいやっちゃ・よいよいよい、とタコ踊りならぬ宇宙タコ勝利の舞を踊り始め、「正義の力を受けてみろ!」と面倒くさいので殴りかかるジャッカー。
台詞も成り行きもギャグもひたすら意味不明で、前半だったら、スタッフの頭がおかしくなったのかと心配になる展開(^^;
今作における解体と迷走と墜落が、悲しいほどに凝縮されています。
「よし、たこつぼ作戦だ!」
「お、たこつぼだ、一休みだ!」
ジャッカーが用意したたこつぼに、何故か小さくなって入り込む構成員(その後、力強く踏みつぶされました)。……構成員も、宇宙人に変わったのか。
タコの墨をかけられて異常に苦しむジャッカーは更に触手攻撃で追い詰められるが、例のヤツが発動。飛んできたビッグワンは触手を切り裂くとエネルギーカプセルを破壊し、ビィッグ・ボンバー。
「セット1!」「セット2!」「セット3!」「行くぞコンバイン――セェット・オン!」
砲台組み上げ時の台詞が増えましたが、事象をねじ曲げる問答無用な破壊兵器である事には特に変わりありません。タコ入道はビッグ爆殺され、ジャッカーは宇宙からの脅威を退けるのであった……が、実はベムチェイサー計画は頓挫してしまったので、一応シャインは今回の目的を果たしていたりするのだった。
ここ数話で急速に消滅しつつあった悪の組織クライムの特色がとうとう木っ端微塵に粉砕されるという非常事態。クライムが真の姿を現した! で強烈なインパクトや特徴があればいいのですが、これといって大きな変化がないまま怪人が宇宙怪物に変わった事になっているだけなので、物語の面白さに全く繋がっておらず、何もかもがどろどろに溶け去っていきつつあります(^^;
――次回、最後の希望アイアンクローは、クライム崩壊を食い止める事が出来るのか?!