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『ジャッカー電撃隊』感想28

◆第34話「潜入! クライム要塞島」◆ (監督:山田稔 脚本:上原正三
「アイアンクロー様、いったいどういう計画なんですか。この要塞島に、巨大なロケット装置を取り付けるなんて」
「儂にもわからん。儂はシャインの命令通り計画を進めておるのだ」
おーい……。
そんな人生崖っぷちのアイアンクローは、シャインから派遣されたイカルス大王により、遂にクライム司令官の座から降格されてしまう。
額に<王>マークの輝くイカルス大王の伝えたシャインの目的――それは、強力なロケットエンジンにより地球を第二銀河系・シャイン星の近くへと運んで植民地にしてしまおうという、スターダスト計画!
クライムによる世界征服が白い異次元の妨害でにっちもさっちも進まない為に、シャインが強硬手段に出るという急展開。一方、偵察中のスカイエースでも大地の煽りを受けて桜井とカレンが妙にいい雰囲気になっていちゃいちゃするという急展開をしていたが(一応、「黄金のマスク」回で振りあり)、イカルス大王がそこへ戦闘機部隊で奇襲を仕掛けた事で、ジャッカーはクライムの秘密基地の存在を察知する。
ポイントにあった無人島に潜入する桜井とカレンだが、罠にはまったカレンが負傷。単身クライムの基地へ乗り込んだ桜井は、スターダスト計画の存在を掴むも、イカルス大王によって麻酔ガスを浴びてしまう。増援に現れたビッグワンもアイアンクローの足止めを受け、エースを助ける為、カレンは決死の覚悟で独り基地へと向かう……。
「我が宿敵、ビッグ・ワン!」とジャッカーを完全に無視したアイアンクローが、重いローブとアフロを脱ぎ捨て、顔を銀色に塗りたくったバトルモードにフォームチェンジし、ビッグワンも初の立ち回り。
元々キャラクター造形の不安定だったアイアンクローは、シャインの計画を知らなかったり、ビッグワンとの一騎打ちにこだわりイカルス大王と対立したり、現地の使いっ走り感がいよいよ増してきましたが、ここに来て己の誇りを優先するような動きを見せており、最終局面でどんな影響をもたらすのか。
イカルス大王の輪投げ攻撃を受けた隊長は青たん作って本部に帰還し、取り残される形になったカレンは、「エースを助けなければ……」と単身基地への潜入を目論む。再び、1話で命がけで助けられた恩を返さなくてはならない、と回想シーンが入って強調され、基地内部へ潜り込んだカレンは、手術台に横たわる桜井を発見。
「エースを助けなければ、解体されてしまうわ」
という台詞がいきなり飛び出してくるのは、本当に凄いと思います(笑)
桜井の救出に成功するカレンだが、逃亡中に手榴弾で吹き飛ばされ、二人まとめて川に転落。これにより桜井は目を覚ますが、負傷による流血の激しいカレンは、更に追っ手の銃撃をその身に受けてしまう。
「逃げて……私は足手まといよ」
「余計な心配するな」
画面に収める都合なのでしょうが、二人の顔がいちいちやたら近くて、ちょっとドキドキします。
息も絶え絶えのカレンに桜井が肩を貸しての逃避行はかなり尺を割いて描かれ、なかなか迫真。前回、お料理教室だったとは思えません。
「行きたかったわ……あなたと……」
「口を聞くな。傷に障る」
エーゲ海の島巡り……」
「カレン」
「青い海……白い、ヨット」
「行けるさ。今にきっと行けるさ。しっかりしろ、カレン!」
「楽しい、夢……美しい、希望……」
「――カレン!? 死ぬな! カレン! 死ぬんじゃない、カレン!!」
前半のいちゃいちゃが思わぬ伏線となり、意識を失うカレン。更に悪い事にそこをイカルス大王と部下に見つかってしまい、追い詰められる二人。「危うし、桜井とカレン……」とナレーションが入って、まさかのジャッカー戦闘無しのまま、次回へ続く。
途中でビッグワンの戦闘シーンが入った理由に納得しつつ、東と大地がスカイエース故障中なので変身したまま殴り込みがかけられないと焦れる一方、ビッグワンが単独で島に乗り込んで戻ってきている辺りが、どうにも台無しですが(^^;
果たして二人の、そして地球の運命や如何に?! 次回、最終回――。