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『仮面ライダーストロンガー』感想13

◆第19話「怪談 呪われた古城!」◆ (監督:内田一作 脚本:伊上勝
タイタンおじさん、OPクレジット復帰。
呪われた古城扱いを受ける浜松城を調べにやってきた子供3人が、同じく調査にやってきた藤兵衛と出会って4人でうろうろしていると、人魂が飛び交い、城内に閉じ込められてしまい、不気味な雰囲気の中、落ち武者の幽霊が……! という正調ホラー演出で展開。
「見ろ……見るのだ……催眠4次元世界ぃ」
そして崩壊(笑)
落ち武者の正体は毒ガマ奇械人だったが、そこへ出てくる城茂。
「幽霊の 正体見たり 枯れ尾花 か……ブラックサタンの奇械人!」
城茂は基本時代劇キャラなので、舞台風の登場の仕方と言い回しが良く似合い、これだけで何となく楽しいのはズルい(笑)
「幽霊話で人を近づけず、この城で何を企んでいる。ブラックサタン!」
珍しく茂が行動の脈絡を自ら説明すると(なお、藤兵衛はどう考えても囮偵察要員)、そこに現れるタイタンおじさん。
「その目的を、知りたいか。地獄の土産に聞かせてやろう」
「なに?」
珍しく教えてくれて、茂ちょっぴり動揺。
「この地方の人間を、毒ガスで1人残らず殺してやる」
予想を遙かに超えて超大雑把なのですが、ブラックサタンはホント、スケールの統一感すらなく、その場その場の思いつきで日本に嫌がらせをする組織だなぁ……。
毒ガマの吸盤攻撃に苦戦するストロンガーだったが、水中戦でのエレクトリックファイヤーでなんとか撃退。タイタンは逃げてきた毒ガマに、「毒ガマ! のびている立花藤兵衛を湖に叩き込め!」と指示を出す謎の展開。
たちばなとうべえ56のひみつ!
とうべえは毒ガスがきくがしなない!
とうとう簀巻きにされて湖に放り込まれる藤兵衛だったが茂に助けられ、茂は藤兵衛を運び込んだホテルで、ユリ子&前夜の少年と接触。藤兵衛の看病をユリ子に任せて医者を呼びに行こうとする茂だったが、そこに閃くトランプ爆弾。
駐車場の車に巨大なトランプが立てかけられているのが超シュールで、今作ここまででもトップクラスの衝撃映像(笑)
医者を呼びに行こうとしていた事など忘れてトランプが運転する車を追う茂だが、無人の遊園地に入り込んだトランプはシャドウの姿に変わると、ロープウェーで展望台へとおさらばし、何故かそれをモーターボートで追うストロンガー。
意味はわかりませんが、遊園地! ロープウェー! モーターボート! と、何となく画面にハッタリを出したい時に持ち込まれるギミックが惜しげも無く投入される豪華まる得トリプルランチセット状態。
「俺の力を、見せてやるぞ!」
何をするのかと思ったら、シャドウ、ロープウェーから眼下の湖に向けて爆弾投下(笑)
それはどう見ても、ブラックサタン兵器開発班の力です!
その頃、ホテルではユリ子と少年が苦しむ藤兵衛を看病していた。
「もうすぐお医者さんが来るわ」
来ません。
取捨選択としては難しい所ですが、茂はホント、人間の扱いが雑だと思うんですよ……。
その時、外から響く怪しい金属音。
「あの音は……?」
ホテルの石垣を登ってくる、落ち武者!
内角抉り込むようなシュール映像が連発しますが、タイタンおじさん復活編からここまでやたらサービス満点で、夏か、これは、夏の力なのか。
正体を現すガマ奇械人に立ち向かったタックルは、毒ガスであっさり昏倒し、何故かさらわれる。
一方展望台では、シャドウとタイタンが見つめ合っていたが、そこへ高笑いで割って入るストロンガー。
「ストロンガー、タイタンにはブラックサタンの目的がある。おまえの相手はシャドウだ」
睨み合う二人に、下から声をかける百目タイタン。
「ストロンガー! シャドウと戦い勝った時は、鬼岬に来い。毒ガマが、タックルを人質に待っている」
「タックルが……しまった!」
反目するタイタンとシャドウがお互いの目的の為にお互いを利用する一方、何故かタイタンがタックルを人質にした上で作戦行動地点にストロンガーを呼び寄せる言動をする事で、シャドウにプレッシャーをかける結果になっているという、嫌がらせなのか何なのか、繋がっていないのに噛み合ってしまっているやり取りが妙に格好良く、このまま友情パワーに目覚めそうな勢いです。
「まず鬼岬にはゆけまいな」
「なに? ゆくとも!」
ここ数話タイタンに食われ気味だったシャドウが久々の立ち回りを見せるのですが、展望台の柵の外側でのアクションには、見ていて面白いというよりヒヤヒヤします(^^;
「シャドウ……分身!」
シャドウは2体(×3?)に分身する秘技を披露。
「ふふふふははははは、俺がなぜシャドウと呼ばれているか。それは、影を持つからだ。ふふふふははははは」
分身攻撃に翻弄されたストロンガーは、高い所に現れた本物の目つぶしトランプを受けて崖から転落……毎度やたら苦しみますが、目つぶしトランプは、裏に辛子でも塗ってあるのか。
苦しむストロンガーは「とどめの、トランプショット!」を受けて大爆発し、それをTV観戦していたタイタンおじさんは「シャドウめ! しかしこれでストロンガーは消え、邪魔者はなしだ」と毒ガス作戦を再起動しようとするが、鬼岬に怪しげなモーターボート接近の報が入る。突然の戦闘員遠隔通信によりモーターボートを待ち受けるガマだったが、それは回復した藤兵衛の操縦した囮で、その隙に茂が、大の字磔毒ガエル責めを受けていたユリ子を救出。
……珍しく人質解放に作戦を用いるのですが、藤兵衛がいきなり超回復しているので色々と台無しです(^^;
囮に引っかかり狼狽するガマ達の頭上、崖の上に格好良く並んで立ったタックルとストロンガーの声が響く。
「天が呼ぶ、地が呼ぶ、人が呼ぶ! 悪を倒せと俺を呼ぶ! 俺は正義の戦士、仮面ライダーストロンガー!」
から、珍しいダブル「「とう!」」で着地し、戦闘員を蹴散らしていく2人。タックルにひねり飛ばされた戦闘員が側転からバック転でそれを回避したと思ったら待ち受けていたストロンガーに背後から攻撃を受ける、というのは繋がりが鮮やかで秀逸アクション。
ストロンガーは、被害者タックルの助言が効いて(?)毒ガス攻撃をかわすも、またも吸盤攻撃を受けてピンチに。
「苦しい……息ができない……」
割とホント、単純にいやらしい攻撃に弱いな(笑)
何とかそれをしのぎ、ジャンプ攻撃の打ち合いの末、最後は電キック。さすがに前半ストロンガーが強すぎたと思ったのか、徐々に苦戦するようになっていますが、ブラックサタンの方で強化手術が一般化してきたという事でしょうか。
ストロンガーに破壊されると悔しいから自分でやる、とタイタンは毒ガス製造工場を自爆させ、その後に現れるゼネラル・シャドウ。
「無事だったのか城茂。今度会う時は必ず仕留めてやる」
「間抜けめ! 何がストロンガーを倒すだ。大口を叩いてヘマばかりやりおって」
「うるさい!」
「二度と手出しをするな」
「ふふふふははははは」
シャドウは何故か笑いながら去って行き、やはり、二人の間に、男の友情は生まれないのであった!
延々と意味不明な展開が続くのですが、サービス満点で要素盛り沢山の為に妙にテンポ良く進むという、後の世に言う「魔空都市」的エピソード(笑)
次回、ナレーションが殺す気満々だが、果たしてタイタンおじさんは生き残る事が出来るのか?!