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脱出の先で

〔進撃、Gレコを経た今、「自分の理想のアニメを作る」――荒木哲郎監督に聞くアニメ『甲鉄城のカバネリ』での表現/アニメイトTV〕
前半は新作アニメの話、最後の方に『Gのレコンギスタ』第10話に参加した事で得た経験の話があるのですが、「芝居に便利なように場所を平らにするな」という富野監督のダメ出しから受けた影響の話が非常に面白い。


何をするにもちょっと芝居が発生するようなセッティングにしたんです。で、実際にやってみてどうだったかというと、超めんどくさい(笑)。
〔中略〕
でも、やっているそばからわかるんですけど、おもしろいんですよね。なんというか、セリフの中に表れていない感情も、その芝居の中に入れ込めたりするんです。
不自由な場面設定からプラスアルファの芝居が生まれ、それがキャラクターと世界に厚みをつける……この、1つの場面の中で芝居を如何に詰め込んでいくか、というのはまさに富野演出の精髄だと思うのですが、第一線の実作者による実体験をともなった言語化が見事。
勿論、上で「超めんどくさい(笑)」と言うように、いちいち芝居つけると作画枚数などが大変なのでオミットされてきた歴史もあるのでしょうが、富野作品の中でも特に『Gレコ』は敢えてそこでギリギリいっぱいまで動かしていた作品なので、新しい世代の監督が、その『Gレコ』を受け継ぐ映像演出に取り組もうとしている、というのは嬉しい話です。
そしてこのインタビューから推測するに、第10話のジャングル戦は監督のダメ出しで木が増えて、そこでMSに芝居をさせた事で、ジャングルの中で長物を振り回そうとして木にがつんとぶつけるアイーダという、名シーンが生まれたのか?!
いったいどういう作品になっているのか、『甲鉄城のカバネリ』は、チェックしよう。