登場キャラクターにどこから見ても惑星ゾラ出身者が居るのが気になって昨年暮れに録画しておいた、映画『リトルウィッチアカデミア 魔法仕掛けのパレード』と、そのTVシリーズ第1話を視聴。
■〔『リトルウィッチアカデミア』公式〕
映画版は、更にこの前にもう1作あるらしいのですが、悪い意味でなく変にひねっていないキャラクター配置の作品で、大体の人間関係が話の文脈でわかる為、特に違和感なく見る事ができました。街の祭でパレードをする事になった、魔女学校に通う落第生トリオ×2の奮闘、衝突、そして友情、がスピーディに描かれ、割と面白かったです。
基本的に早い展開で進む中で、要所要所の勘所は押さえてくれてるという私好みのテンポで、とにかく、どんどん話が進んでくれるのが良し。まあこれは、キャラクターの関係性は前作で説明している?という事情があったのかもですが、しかし上述したように今作単独でも理解できる造りになっており、そこも良かった部分。
熱血独走系の主人公が、ちゃんと怒られも反省もしますし。
そしてそのスピード故に、主人公に何かとつっかかる金髪エリートお嬢様キャラが、つっかかり役が成立しないレベルで、いい人ダダ漏れすぎて、変な面白さに。
その人、明らかに、凄くいい人だ!
そして注目の惑星ゾラっ子は、無口な凄腕メカニックみたいな感じで、やたら格好良かったです。
一つ一つの“動きの面白さ”をしっかり見せてくれる作品で、そこが秀逸。
第1話が今月始まったばかりのTV版は、いかにもプロローグ、という出来。同じ世界観とキャラクターのTV版という事で、まずは映画版で端折り気味だったディテールを描いていくという方向性になるようですが、映画版を融合してその先に進むという期待感込みで、続けて見たいと思います。公式サイトのDVD発売スケジュールを見ると、2クールやるようなので、メインキャラクターが出そろってからが勝負か。