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『ウルトラマンオーブ』感想・第21話

◆第21話「青いリボンの少女」◆ (監督:冨田卓 脚本:柳井示羊緒)
見所は、本日もかすりもしないオーブカリバー。
ガイさんはまず、剣術道場に通う所から始めるべきでは。
……この辺りがまあ、ジャグラー言うところの「俺の方が実力が上」という部分なのかもしれませんが。
街の上空に出没を繰り返すハイパーゼットンデスサイズ。そしてその姿がある所には、必ず青いリボンの少女が目撃されていた。怪獣の声に呼応するかのように光を放つ腕輪を掲げ、怪獣と共に姿を消す少女の正体は何者なのか? SSPは、少女の目撃情報を元に、親しく話していると噂される老夫婦の元へ向かうが、そこでバッタリとガイと出会う。
正面から茶飲み友達になるガイさんに対して、住宅地でハンディカムカメラ振り回して、挨拶もそこそこに「この女の子を知りませんかー?!」と突撃するSSPの面々が凄く嫌な感じなのですが、物語も終盤になって、SSPの嫌な面を殊更描く必要はあったのか非常に疑問。
色々あったけどSSPはSSP、という描写をしたかったのかもしれませんが、それがプラスの印象ならともかく、残り数話にもなってマイナスの印象の部分を変わらないまま出すぐらいだったら、ばっさり切り捨ててしまった方が良かったのでは。
特に今回は、導入以降は全く話の核に関わらず、クライマックスでは3人並んで棒立ち。ゲストの説得を後押しするとか渋川を制止するとかの役回りさえ与えられず実に酷い扱いとなっており、キャリアのあるゲストに丸投げしてレギュラーメンバーが放置されるという、ギャラクトロン後編と同じ失敗をしています。
青いリボンの少女・マーヤの正体は、かつてガイに倒されたゼットン星人のコピー素体。年下の女の子に弱いガイ対策として、少女の姿をしたマーヤだったが、回路の不調から記憶を失い街に佇んでいた所を老夫婦に声をかけられ、その交流によって得た記憶により、一種の人格分裂のような状況に陥っていたのだった。
ゼットン星人がどんどん謎の設定持ちになっていますが、どうせ女の子の姿になるなら、いきなり格闘戦しないで、もっと搦め手から攻めるべきだったのでは……とりあえず、餌付け辺りから。
ガイ抹殺の為にハイパーゼットンデスサイズを操ろうとするゼットン人格と激しく争ったマーヤ人格は、老夫婦を守る為、自らの思い出を失う事を覚悟でブレスレットを破壊。オーブは制御を失って弱体化したハイパーゼットンデスサイズの撃破に成功するのだった。
主人格となるも全ての記憶を失ってしまったたマーヤは、広い世界を知りたいというかつての願い通り、老夫婦の贈り物を手に旅に送り出されるのですが……えー……一切の記憶を失っている見た目10代の少女を旅に送り出してどうするの……?(^^;
マーヤが自発的に旅に出たいという意思を示し、寂しさを押し隠した老夫婦がそれを止めずにむしろ快く送り出す、なら話はわかるのですが、老夫婦とマーヤが一緒に暮らせない理由が特に存在しないのに積極的に旅へ向かわせるのは、非常に不可解。善と悪の交流と切ない別れ、という定型ありきで話の筋をはめこんでしまった感がある着地なのですが……家を出てしばらく離れた所で渋川が待機させていたビートル隊に拘束される、という理解で良いのでしょうか。
究極的には、
「おい、風来坊。好きな所へ行けばいい。ただ……帰る場所があると、もっといいかもな」
とガイに言わせたかっただけのオチに見えるのですが、ガイさんはホント、こんな俺って凄く格好いいと思う理想の設定を、助言めかして他人に語るのがつくづくタチが悪いというか、ますます残念というか。
今あなた、キャップへ向けて、俺がこんな格好いい俺である為に、君は喜んで利用されてくれるだろう? と宣言しているのと同じですからね?!
あとガイさん恐らく、日本ではたまたまSSPだけど、孤児院とか、2人暮らしの老夫婦の家とか、世界各地に俺の帰る場所を複数用意していると思う。
話の方は残念な出来でしたが、久々にサンダーブレスター登場で、レッド掌底→レッドサイクロンパンチ→レッドビームのコンボを見せてくれたのは、嬉しかったです。