プレイ時間は約70時間。
ラスボスを主人公ユニットで倒そうと下ごしらえしていたら、勢い余ってデミモリが倒してしまったのが痛恨。
前作はタイトル変わってその都合で主人公も変わったけど実質的に『ナムコクロスカプコン2』という作りでしたが、今作は主人公も堂々戻って完全に『ナムコクロスカプコン3』で、シリーズファンへのサービス満点。良くも悪くもファン向けでしたが、ボリュームも思った以上にあって、楽しめました。
初代が、少々面倒くさいけど噛めば噛むほど味が出るシステムだったのに対して、前作は半端に手応えをつけようとした結果、面倒くさいだけで噛み応えのないゲームになっていたのですが、今作ではキャラゲーと割り切って爽快感とカスタマイズ要素を重視、とした方向性は良かったと思います。
XPに関してはもう少し溜まりにくくても良かったかなとは思いましたが、難易度がかなり低めの中で、スキルや技の強化要素でゲーム性を確保し、気持ち良く遊べるゲームに。
細かい操作性の問題とか、これなら後1ユニット(3人)増やしてしまえば良かったのでは、とかありますが、『ナムコクロスカプコン3』としては十分な出来。
まあペア+ソロで3人増員すると、シナリオとかテキストとか大変ではあったのでしょうが、フランク&レイレイ(シナリオにはこれといって関わらないが、汚れ・チャイナ・ゾンビ、で万能)+アゼル@アトルムドラゴン(坂本真綾もう一乗せ)、とかで良かったのでは?!
アトルムドラゴンをどうシナリオに絡めるのか、という話になりますが、単に私が『パンツァードラグーンRPG』好きなだけです。
物語としては3部作完結めいた体裁を取りつつ、やろうと思えば続きも可能という感じでしたが、いい10周年作品でした。