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『超人バロム・1』感想19

◆第30話「魔人ハサミルゲが待ちぶせて切る!!」◆ (監督:田口勝彦 脚本:滝沢真理)
注目は、白鳥デスクのキリン柄ネクタイ。
人間を溶かす泡を吐き出し横歩きする実質カニゲルゲな魔人ハサミルゲが登場し、襲われた作業員の悲鳴→サブタイトル表示に重なる鳴り響く電話のベル→電話を取って怪事件の連絡を受ける木戸刑事、という凝った入り。
さっそく現場に向かった木戸刑事はそこで取材にやってきた白鳥デスクと出会い、2人のやり取りを隠れて見ながら、互いの父親の仕事熱心ぶりを誉め合う猛と健太郎
子供達の間にも『バロム・1』名物の世知辛い社交辞令が浸透していますが……父の日か何かだったのでしょうか。
犯人は人間なのか動物なのか、それとも得体の知れない怪物なのか、社会におけるドルゲ魔人の扱いに踏み込みかけるのですが、「うちの息子ならドルゲの仕業と言い出すところだ」「そんなマンガみたいな、あっはっは」で終了。
その頃、多摩川沿いに写生に訪れていた2人の小学生が、巨大な切り株に偽装されていた入り口からドルゲの秘密アジトに入り込んでしまう。白鳥デスクのもらした怪物の目撃情報から多摩川へ向かっていた猛と健太郎は、ハサミルゲに襲われている小学生の一団と引率の教師を目にしてバロムクロス。
この後、行方不明の生徒を思う女教師の熱意にスポットが当たるのですが、猛や健太郎の担任というわけでもなく、バロム1は社会性ゼロのヒーローなので会話が本質的に噛み合わず、一方的にゲスト女教師の感情が放出されるだけなので、見ている側としては気持ちの置き所がありません(^^;
「お気持ちはよーくわかります。だが、私を信じて、任せない」
そして正義のエージェントは、またも《説得》に失敗。
2D6の期待値は5。
残りの子供達が不審者の家に預けられている一幕はいつもの事として、警察署がカニ泡に襲撃されるシーンはバロム1の行動にも事件の顛末にも全く影響しないのですが、これから謎の怪物の存在について官憲とマスコミが本格的な調査を始めてドルゲの存在が明るみに出たりするのか……大きな伏線としてここから話が広がってダブル父さんがバロムクロスで社会的地位と名声の力を見せつけてきたら面白いですが(笑)
バロム1は秘密通路の先にあった謎の洋館に辿り着き、ハサミクローで襲い来るアントマンを相手に、鎧の置物から抜き取った剣で見せる立ち回りは格好良かったです。最終的には、先生+小学生3人が人質に取られ、生徒の命を助ける為に先生がバロム1を罠へと招き寄せるも最後の瞬間に翻意して事なきを得、ハサミルゲは爆弾パンチを食らって大爆死。
子供の命を守る為に苦渋の決断を下す先生……みたいな扱いになっているのですが、折角の複数の人質を4人まとめて並べておくというハサミルゲの人質活用法があまりに間抜けすぎて、それを切り抜けるヒーローという盛り上がりは皆無(^^; どうして今作、これだけ人質展開を多用するのに、解決はやたらめったら雑なのか。
ハサミルゲは巨大なカニのハサミといったデザインで、胴体の真ん中に一つ目がついているのがドルゲ魔人らしい不気味さ。二本の巨大なハサミを表現する為に、基本万歳の姿勢という、中の人が大変そうでした。