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『仮面ライダービルド』感想・第10話

最近また、全般的に長文傾向が増してきていて、ちょっと悩み中。
◆第10話「滅亡のテクノロジー」◆ (監督:山口恭平 脚本:武藤将吾
プレゼントコーナーの影響か、前回の引きがシリアスだったからか、冒頭のあらすじ漫才は無し。段々とノリが良くなっていくのは楽しく、ここまでやったのだから今作の特徴としてこだわってほしかった点で、少々残念。
「科学の力……」
ベッドで高いびきをかく美空の言葉を思い出しながら、葛城巧の残したライダーシステムのPVを見つめる龍我の表情からは、やっぱりこの「See you」野郎を許してはいけないと思っているようにしか見えません。
悪魔の科学者とか人体実験とか脇に置いておいても、なんかイラッと来ますからね!
そこへ戦兎から「今奴らの罠にはまって離れた場所に居る。急いで研究所に向かってくれ」と緊急連絡が入り、龍我はパンドラボックスの元へと急ぐ。その研究所では三国の首相が一同に介しており、3人揃っていないとセキュリティを解除できないというのが、緊張状態にある国家の首脳がわざわざ直接やってくる事や、ファウストのボックス強奪作戦のタイミングが今である事に、諸々納得。
「不思議だよ……! こんな小さな箱に、我が国はおろか、世界をもひれ伏させるエネルギーが眠っているなんて」
火星ビームを浴びている北と西の首相が、パンドラボックスを見て変なポーズで興奮している、という描写は秀逸。両国の首相がこれをする為に危険を冒してここまでやってきている、という説得力も増しました。そしてそのタイミングで警報が鳴り響き、階下の警備を制圧しながらスターク率いるFガーディアン軍団がパンドラボックスへと迫る……。
「うちで作ったガーディアンは、信号を入れれば、ファウストのメカに、変わるように細工してある」
スタークの指ぱっちんは独自のハッキング能力などではなく、難波重工製のガーディアンにはそもそも仕掛けがしてあった、と会長の口から言及。
「あれは元々、犯罪を抑止させる為の、処刑マシンだからな」
鯛焼きを片手にさらりと恐ろしいディストピア像が語られ、ギラギラした野心家のヒゲ所長や、飄々としてつかみ所の無いスタークとは違い、如何にも重厚な難波会長の底の見えなさは、前回に引き続いて良いアクセントになっています。
難波会長とジャーナリスト女の会話で、ライダーシステムをめぐる陰謀を改めて説明。定期的な戦兎による成り行きのまとめもですが、今作こういった情報の整理は、かなり意識して挟み込んでいる印象。脚本の武藤さんは、自分の子供と一緒に見る事でシリーズに興味を持ったそうなので、お子さんがどういう展開だと話についていけなくなってしまったか、などの反応をフィードバックしている所があるのかもしれません。
「それが、難波会長が描いた絵ですか」
「…………どうかな」
研究所では警備の部隊がスタークに毒殺されたりFガーディアンに至近距離で銃撃されたりと、かなり殺伐とした映像が続いていたのですが、龍我の潜入シーンは、えらくおちゃらけ
恐らく監督の傾向として、ここでお笑いを入れずにはいられない方なのでしょうが、ここで流れを崩すのは好みではない演出。同じ笑いを入れるにしても、もう少しスマートにクスリとさせるやりようもあると思うのですが、子供向けとしてはわかりやすく、という判断なのか。
後から現場に駆けつけた風を装ったらしいヒゲ所長が外部でしれっと指揮を執る中、最上階に辿り着いたスタークは、監視カメラを破壊した上でパンドラボックスを強奪。退路で追いついた万丈はドラゴンパンチでガーディアン部隊を次々と粉砕するが、研究員Bがパンダスマッシュとなって立ちはだかる。
「殴り合い……上等じゃねぇか! おらぁぁ!!」
ネビュラガスがすっかり脳細胞に浸透してきた龍我を残し、屋上へ出たスタークだが、その背に声をかけるヒゲ所長。
「逃走ルートが予定と違うなぁ」
「……道に迷ったんだよ」
「その割には防犯カメラを撃って自分の姿を見せないなんて、用意周到じゃないか」
ローグに変身したヒゲ所長とスタークはパンドラボックスを巡ってしばし交戦するが、そこへ傷だらけの万丈が辿り着く。
「スマッシュはどうした?」
「ぶっ倒した!」
「馬鹿な……人間がスマッシュを」
やたら驚くローグですが、ハザードレベル的にいえば、万丈はむしろスマッシュの上位存在のよーな。……と書いていて、そういえば戦兎は、生身でも多少ボトルの力を引き出せるような描写があったな、と思い出す。
「さあ、第2ラウンド、始めようか!」
猛然と殴りかかるもさすがにスタークには軽くあしらわれる万丈だったが、そこに舞い降りる無数の銃弾と鷹ビルド。
「クライマックスには間に合ったようだな!」
格好つけるビルドですが、ここまで龍我が獅子奮迅だったので、罠にはまったヤツがおいしい所だけいただきにきた感が少々(笑)
「後は任せろ」
「なんて言わせるかよ!」
立ち上がった万丈は戦兎と共に並び、向かい合うベストマッチな二人とミストマッチな二人。スタークはついさっきまでローグと割と真剣なバトルをしていたのに、いつの間にか俺たち友達みたいな立ちポーズになっており、出鱈目なトリックスターぶりにはどうにも、某ゼネラル・シャドウを思い出してなりません(笑)
「来い……もっと来いぃ、だがお前ごときに、俺が――ぐぅっ?!」
余裕で万丈のパンチを受けるスタークだったが、徐々に万丈の拳がボディーに効いていき、足が止まった所に炸裂した万丈渾身の右ストレートが、遂にそのガードを突き破って膝を付かせる。
「ふふはははははは! ハザードレベル3.0! 遂に覚醒したか、ばんじょぉぉぉ!!」
遡れば70年代には生身殺陣担当サポートキャラなども居ましたが、幾つかの理由を付けつつも、生身の人間をここまで暴れさせたのは、随分と思い切った事をやった印象。
ビルドはライオン掃除機からハリネズファイヤーにビルドアップして連続攻撃でローグのお腹に下剤を強制注入し、個々のフォームの戦力差はもう一つわからないなりに、矢継ぎ早にフォームチェンジする事で相手に対策を立てさせない、というのは納得の戦法。だが背後では本気になったスタークに万丈が追い詰められ、援護の火炎放射。その隙を突いてローグが反撃に転じ、火炎放射をひらりとかわしたスタークは、ビルドとローグにまとめてコブラボム。
この衝撃で、ビルドは手持ちのフルボトルをぶちまけて、変身解除。…………危うく、同じようなダメージを受けたローグの正体が戦兎と龍我にバレて口封じエンドを迎えてしまう所でした。
スタークはこそ泥ステップでパンドラボックスを回収するとトンズラし、お怒りのローグは弱った戦兎を叩き伏せて、とりあえずフルボトルを拾い集めていく。
「このボトルを使って、あいつの女を、倒したんだよなぁ。思い出すよ、彼女の儚い最期を」
余裕かましてパネルに一個ずつ丁寧にはめていきながら、嗜虐的な言動で二人を嬲るローグだが、その間にドラゴンメカがダメージで動けぬ万丈の元へ。その姿を見た万丈は、美空の言葉を思い出す……。
――「そのドラゴンだって、戦兎が、万丈の為を思って作ったんだよ。万丈の道しるべになるようなアイテムにしたいって」
――「俺の務めは、万丈の冤罪を晴らす事だけじゃない。あいつを正しい場所に導いてやらねぇと」
――「それが、香澄さんを死なせてしまった、自分の贖罪だ、って」
「ふざけんなよ……」
戦兎にとってのフルボトルは、人を傷つける為のものではない。たくさんの人の明日を作る為に、科学の力を正しく使う事の証明なのだ。そして、あの時確かに、万丈龍我と小倉香澄は、桐生戦兎に救われたのだから――。
個人的には、戦兎のこの“人を導くマシン”という概念は、物凄くヤバいと思っているので、あまり肯定してほしくない要素なのですが、現状では、難波会長の口にした「犯罪を抑止させる為の、処刑マシン」と対になり、今作における善悪のモデルケースという扱いか。
「これを、頼む」
怒りの炎を胸に宿す万丈は握りしめていたドラゴンボトルをメカへと託し、当たり判定の小ささで今作最強クラスのミニドラゴン、ローグを蹴散らすとドラゴンボトルと錠前ボトルを戦兎にトス。
「これは……」
「――後は任せた」
戦闘開始前の言葉と繋げて、今度こそ本当の意味で真打ち登場、というのは格好良かったですが、台詞に変なエコーは要らなかったような。
立ち上がった戦兎は二つのボトルで変身し、“封印のファンタジスタ”キードラゴンが誕生。万丈はその勇姿に満足しながら、あの日の桜霞の幻を見る――。
「香澄……サンキュ」
思い出さないのも酷いけど、引きずりすぎると重くなる香澄の存在を、大逆転の強力フォームに繋げ、“今生きている者達”の力とする事で昇華したのは良かったのですが……前回の今回なので、香澄の存在が急に再浮上したのはつまりこの為でした、という組み立て方があまりに露骨。ここでこれだけ香澄をクローズアップするのならば、第3話以降に端々で少しずつ存在感を積み重ねていった末のジャンプアップ、という形を見たかったです。
第2話での殺し方の印象が悪すぎたというのはありますが、結局香澄はこの物語にとって、“キャラクター”ではなく“ギミック”に過ぎない、というのが赤裸々になりすぎてしまったのは、全体の流れは悪くないだけに残念。
「あいつに託されちまったからには、負けるわけにはいかねぇんだよ!!」
これまでにないパワーを見せるキードラゴンは今回も適当な気力弾でローグを撃破し、演出陣が立て続けのフォームチェンジの差別化に苦労しているのは窺えますが、この見せ方もちょっと残念。……というか明らかに今回が本命なのに、どうして前回ライオン掃除機に適当な波動拳を打たせてしまったのか。
ローグはパネルを持って逃走し、ボトルのパワーの反動に苦しんだビルドは変身解除。あくまでドラゴンボトルは万丈のもの、と返却する戦兎の姿には、香澄の件に関して消化しきれない罪悪感を抱いている事も窺えます。
「行けよ。まだやる事があるだろ。……科学の力がどうとか! そういう事はよくわかんねぇけど! ……俺はおまえの事なら……信じられる」
戦兎を促した万丈はその背に告げ、
「…………最悪だ。……俺も同じ事思っちまったよ」
足を止めた戦兎も、そう言い残してスタークの追撃へ。
“自分という存在を失った”桐生戦兎と、“殺人犯として社会から居場所を失った”万丈龍我と、二人が互いを「信じる」事で世界におけるそれぞれの意味を認め合う、という形で、改めてベストマッチ。……まあ今後もなんだかんだ亀裂が入ったり塞がったりしそうですが、ひとまず二人の絆レベルが2に上がりました。まだ合体技は使えません。
冒頭で戦兎が「今奴らの罠にはまって離れた場所に居る。急いで研究所に向かってくれ」と連絡した時点で、万丈ならなんとかしてくれる筈、と既に「信じている」描写が入った上で、ここで明確に言葉にする、というのが綺麗に収まりました。
屋上でそんなイベントが起きているとは露知らず、パンドラボックス片手に徒歩で退場していたスタークは、万丈にしばき倒されてボロボロのパンダスマッシュと遭遇。コブラボムでこれにトドメを刺すとスマッシュ成分を回収して立ち去ろうとするが、その背に目を覚ました研究員Bが声をかける。
「葛城さん! ……ですよね?」
スタークを追いかけてきて、この言葉を耳にする戦兎。
「葛城さんは、あんな事件で死ぬような人じゃない! なにか、考えがあってそんな姿で居るんですよね?」
「……葛城巧は、死んだ」
「違う! 葛城さんほどの天才なら、今のテクノロジーを駆使して、遺体の偽装くらい出来る筈!」
狂信者すぎて何を言っているのかよくわかりませんが…………が、そういえば、自分のダミーロボットを身代わりにして死を偽装し、地下に潜って「愛と命と正義の為に」と称して闇の正義執行人を嬉々としてバックアップしていた信念系マッドサイエンティストにして狂信的テロリストな女科学者が居たなぁ、とメタルヒーローの北極点『特捜ロボジャンパーソン』を思い出してしまいました(笑)
ついでに、『ジャンパーソン』の感想をつらつらと斜め読みしていたら、「よく聞けブリキども、このロボット刑務所から脱獄しようと考えるだけ無駄だ」という台詞が印象深い、ロボット刑務所の看守長(刑務所長?)が、「氷室」という名前である事に気付いてしまったのですが、さすがにきっと、恐るべき偶然。
「なるほど……こんな風にか?」
振り返ったスタークが研究員に歩み寄って手をかざすとそこから蒸気が噴き出し、それを浴びた研究員Bの顔は、なんと前回消滅した研究員Aと瓜二つに変貌してしまう! なるほど研究員の背格好にあまり印象的な区別をつけなかったのはこの仕掛けの為だったのか、と納得。
サスペンスとしては、「顔を自由に(?)変えられる」というのはかなり禁じ手ですが、これで桐生戦兎=“佐藤太郎の顔をした葛城巧”という可能性が浮上。かなりわざとらしい見せ方でしたが、以前にマスターが見せたスマホを孫の手に変換する能力と関連が有るのか無いのか、など上手く転がってほしいです。
働き過ぎてお疲れなのか、合体ガーディアンタクシーを呼んで乗り込んだスタークをビルドはバイクで追撃し、前回急に出てきた感のあったライオンボトルはそもそもバイク用か、とここでやっと思い出しました(^^;
中盤に激しいタッグバトルを入れて残り時間どうするのかと思ったら、ここで派手なバイクアクションを入れてくれたのは、二段階クライマックスのテンションが保たれて良かったです。……そして、凄く雑にドリル銃を投げ捨てるビルド(笑)
「おまえが……葛城巧なのか?」
ライオンウィリーとドリル銃の連続攻撃でガーディアンタクシーを破壊したビルドは、地面に転がってぜぇはぁしているスタークを、戦兎の姿に戻って問い詰める。
「どうして殺人を偽装した? どうして万丈に濡れ衣を着せた?! どうして俺の体にガスを注入したぁ!!」
割とさっくり、葛城シンパ達の妄言に踊らされています(笑)
「聞きたいのはそんな事か、天才物理学者」
スターク=マスターという可能性が濃厚になっていく現状(ここまで来ると、まだ登場していないキャラが正体です、の方が面白くない気がしますし)、この返しはなかなか意味深。
「なぜファウストを作った? スマッシュなんか生み出して、ライダーシステムは防衛目的の為じゃなかったのか?! 人類の未来の為に作ったんじゃなかったのか!! 科学者の理念を見失ったか!!」
前回も触れましたが、「防衛システム」と「軍事兵器」は別物である、という戦兎のレトリックは非常に引っかかるところ。“万丈の道しるべになるようなアイテム”として火を噴くドラゴンを作ってしまえる戦兎の理屈だと、「ライダーシステム自体に善悪はない」のではなく、「防衛目的の為に作ったライダーシステムは許せる」けど「軍事兵器としてのライダーシステムは許せない」という事になるのですが、防衛システムは、それが使用された時に必然的に軍事兵器になるわけで、戦兎の引く境界線があまりにも設計書の中だけで完結してしまっています。
自分を失い“理想のヒーローを演じている”戦兎の語る科学者の理念が一方的・一面的になるのは致し方ない点があるにしても、「拠って立つ理念が崇高ならばその結果出来上がるものは正しい(間違えるのはそれを使う周囲の人間)」という思想の行き着く先は、「恒久的平和を実現する究極の抑止力」とか「人類の闘争本能の消去」とか「人類以上の存在による人類の管理」であると思われ、戦兎さんはやはり、このまま放っておくとジーザス・エンドとか作りそう系。
ここまでの展開を見る限りでは、意図的な仕込みと信じて良さそうですが、巨大な地雷になる可能性もありそうで、ちょっぴり不安。
「勘違いするな」
詰め寄る戦兎の手を振り払い、立ち上がったコブラは仰々しく手を広げ、謳うように語る。
「ライダーシステムは、多くの血が流れる事を想定して作られた、軍事兵器だ。科学者の理念? そんなものは、エゴにすぎない。おまえだってわかってる筈だ。科学の行き着く先は、破滅だという事を。科学は進歩すれば、それだけ人間は退化し、環境は破壊され、世界は滅びる!!」
スタークの事なので、その場のノリでもっともらしい事を言っている可能性もありますが、戦兎へのアンチテーゼを“科学の悪用”ではなく“そもそも科学とは悪”と持ってきたのは、スタークの本音の立ち位置が出ているのかも、と思える語り。……仮にスターク=マスターだとすると、最先端科学のトップランナーとして火星に辿り着いた男の慨嘆としても興味深く、月並みに考えると、火星はかつて、進歩しすぎた科学によって滅びた世界、とかいう事になるのか。
「そんな事ない! 科学は正しい事に使えば、必ず人を幸せにできる!!」
「なぜそう言い切れる? おまえは誰も傷つけてないとでもいうのか」
科学への信仰を語る戦兎は、それを使って戦う事の意味を問われて言葉に詰まるが、その背に突き刺さるローグパンチ。
ほらだから、倒れている相手に余裕かまして厭味飛ばしたり尋問していると手痛い反撃を受けるって、さっきそこの煙突コウモリの醜態から学習したでしょ!!
パンドラボックスを持って、どこへ行くつもりだ?」
「……決まってるだろ。俺たちの帰る場所は、ひとつだ」
Fガーディアン部隊の銃口に囲まれたスタークは悪びれずにボックスをローグへと渡し、何その、定期的に大げんかして家出騒動を繰り返しては愛を確かめ合うバカップル(同棲3年目)みたいなやり取り。
一方、地下研究所を掃除していた美空は階段の下に取り付けられていた盗聴器を発見し、研究所では北と西の首相に糾弾された東都首相が胸を押さえて倒れてしまう。戦兎から残りのボトルも奪い取って大満足で帰還したヒゲ所長は、父が緊急搬送される姿を目撃。
「幻徳…………わたしが、戻るまで……東都を、頼んだぞ……」
「俺が、東都を……」
思わぬ形で大舞台が転がり込んできた男は、獲物を見つけた獣のようにその瞳を輝かせ、第10話にして一気に様々な状況を変貌させた所で続き、次回、仮面ライダークローズ誕生!
と、ライダー不在の間は一瞬も置かないとばかりに予告で物凄く煽られましたが、脚本家は以前に映画『クローズZERO』を書いており、高橋ヒロシ高橋ヒロシの世界がやってくるの?!(マンガは読んだ事ありませんが)
大きな流れは当然決め打ちでしょうが、ここまで生身で頑張ってきた万丈が仮面ライダーになる事で物語のバランスに大きな変化が訪れるのは間違いなく、この先も楽しく見られるか、期待半分、不安半分。
そして、前回今回で露わになってきた、戦兎の「科学信仰に基づく理念の暴走」(ミニドラゴンが万丈を導く)は、いずれ「それを使う“人間”と向き合う事」(万丈がミニドラゴンをどう使うのか)に収まっていきそうな気配はありますが、うまく地雷を回避してほしいです。