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「見えない所で輝いてる光もある。ヒーローなんてのはそんなもんなんだよ」

◆おでんさん
 >個人的にはマグニフィセント回、ロイヤルメガマスター回、最終編と段々と話の質が落ちていった印象で少し残念でした。
第12話で大きく盛り上げた後、この先どこまでやってくれるのか、を期待していたら、これといってその先はなかった、みたいな結末だったのは残念でしたね。
 >どうにもマグニフィセント回で、リクの出生の秘密や、アイデンティティについてほぼほぼ描き切ってしまったせいで、
 >以後は終盤まで仲間との絆やウルトラマンの使命、と言った悪く言うとお題目を並べるばかりになってしまったのかな、と思います。
後半のリクの動機を上手く組み込めなくて、表面的な綺麗事を掘り下げられなかった感じになってしまいましたよねぇ……特に第18話以降の要素は、ほとんど最終回に反映されない、みたいな感じになってしまいましたし(^^;
 >ライハについては僕も描写不足を感じますが、他のキャラクターについては皆魅力的に感じていたので、
 >最終的にその魅力があまり活きない展開となってしまったのは本当に残念に思います。
モア・レム・ペガが、個々に仕事は貰いつつも、特にこれまでの積み重ねが活きるわけでもない扱い、というのは勿体なかったですよねー。レムならでは、ペガならでは、という活躍があれば良かったのですが。
◆さやまきさん
 >そりゃ父のほうが押し出しの強さで勝ってしまいますね(苦笑)
キャスト的に、声は父が一番貫禄がある、というような扱いになっているのですね……(^^; 檜山さんのキングってちょっと無理がないかと思っていたら、そういう事情も見え隠れしていたとは。
 >ホントにライハ側がどうでも良い戦いになってしまってたのが実に残念で
噛み合わない事でK先生の空虚さを描く意図だったのかもしれませんが、むしろ何とも噛み合わないライハが浮き彫りになってしまったという(^^;
 >僕もアリエさん登場を待ちわびたんですけど 出さないんだったらベリアル復活の際に消滅で良かったし
変な期待も抱かずに済み、キャラクターとしても始末がついて、その方がマシでしたよね……。
 >わざと描写したのなら劇場版への伏線なのかなぁと思ってしまいますが…
沖縄ロケ回で含みを持たせたのは意味ありげですが、それはそれで何だかなですしね……。
 >なんかジードがキングじいちゃんの力で分身してしまった所では 結局数の暴力なのか(苦笑)と思ってしまって
凄く戦隊っぽい絵にはなりましたね(笑)
 >ベリアルを浄化させる目的で逆算的にジードという存在を生み出したのかなぁと邪推しちゃったというか
TVシリーズとしては、そこに集約されてしまいましたよねー。出来ればTVシリーズ半年かけてジードをベリアルを越える存在に育てられれば良かったのでしょうが、なんか最終的に、スタッフの中でベリアルが勝ってしまったようなというか(^^;
 >リクの物語としてはむしろベリアルでなくK先生のほうがラスボスとしては相応しかったようにも思えますし
K先生の本質を見せた結果、やっぱりふさわしい相手はリク、という事になってしまい、マッチアップも凄くねじれてしまいましたよねー。ペガの事も考えると、もしかして「迷子」という裏テーマもあったけど、それも使えずに霧散してしまったのかとも思ってみたりします。
 >それもまた劇場版がジードとしての決着なのだとしたら それは平成ライダーと同じ途中課金詐欺になっちゃうんだけどな…と
やれないよりはいいのでしょうが、ちょっと引っかかりますよね……私自身が、基本的に続きとしての劇場版を見ない事もありますが。
 >あとベリアルが死んだからゼロのブレスが直って問題なくレイトから出て行けましたって説明が
 >もう尺が無かったんでしょうけど雑でしたww
ブレス自体の言及に覚えがなかった事もあり、なんかもう、そういう事なのだな、と自分を納得させる事にしました(笑)
 >やっぱりこれも劇場版で帰ってきたゼロが再びレイトに間借りする展開の為なのかな〜とか
 >どうしてもそういうのが拭えない終わり方でしたσ(^_^;)
ガンガンCMも入っていますが、ライハの下宿継続も含めて、劇場版の影が色々見えてしまう最終回でしたね(^^; オーブにジャグラーまで出すと、レイトさん辺りは扱いが雑になりそうで不安ですが……。
◆つるさん
 >ベリアルの記憶や過去のシーンも、シリーズのファンへのサービスと呼べるほど面白さに昇華できてませんでしたし、
 >正直やりたいことだけやって満足してしまったように感じました
なんかこう、坂本監督の過去作リスペクト傾向が、悪い形でシリーズの都合と繋がってしまった感じですよね……(^^; お祭り映画だったら良いけど、TVシリーズとは相性が悪かったというか。
 >赦しという決着はジードならではで面白かっただけに、そこにもう1クッション挟めなかったのかなあと思わずにはいられません
あそこで、リクが目指すヒーローだからこそベリアルを受け入れられた、という説得力がもう少しあって噛み合えば跳ねる要素があったんですが……。
 >てっきり最後の奇跡はキングの力ではなく、民衆の声援で起こるものと予想していたので…
 >亜空間で帰り道を見失ったジードを声援が導く、くらいの奇跡は起きて欲しかったです
そういうのあると、「皆のヒーローになった」感がもう一押しされて良かったですよね。結局そこは第17話で片付いた後、本当にそのまま終わってしまって、最終話は片付けた問題を再確認しただけみたいになったのは今作のキーポイントだっただけに勿体なかったですね。
 >それと、完全に自分の好みの話になってしまうのですが、田口監督で見たかったな…というのが正直なところです(笑)
今作に関してはあまり、坂本監督は良い方向に噛み合わなかったなぁという印象です(^^; 田口監督の11−12話はホント良かったですしねー。
 >それだけジードと朝倉リクというヒーローが好きだっただけに、ウルトラにもベリアルにも飲み込まれ、ジードが薄くなってしまったのは残念でした
ここまで楽しませてもらったというのも含めて、やはり「ジードの物語」としての着地が見たかったですね。
 >一方、映画ではやっとベリアルから解放されたリクが見れるかも…と少し期待しています
「公認ウルトラマン」の先の、「リクというヒーロー」が、劇場版で生まれる可能性はありそうですね。……理想の俺ヒーロー論を語る風来坊と、ヒーロー模索中のリクを会わせてしまっていいのかは、けっこう不安ですが(笑) 悪い影響を受けないといいなぁ……。