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冒険の証明

◆タイキさん
 >以前私が書いた「チーフが最大に壊される回」とは正にこれです。いいタイミングで来ましたよね。
コメディ成分多めの中で、チーフはじめ、キャラクターの掘り下げもしっかり進んで良かったですね。
 >実はここでチーフの格好が2005年に大ブームだった「電車男」のパロディだって気付きましたか?
何とも言いがたい変装だな、と思ったら、そういう事だったんですか(笑) そんな頃だったのですねー。
 >「冒険バカ=冒険を取ったら何も残らない」だから「冒険バカそれ自体が最大の急所である」
自己肯定力の核を潰されたら、まとめて崩壊してしまいましたね……(笑) 実際チーフ、冒険を失うと、マサキとキョウコに顔向けできなくなりますしね……。
 >「冒険バカ故に冒険以外何も出来ない者」と「冒険家になりたくても気持ちだけでその資質や才能がない者」との対比で、
 >この辺は小林さんならではの大人社会のシビアな現実が示されてますよね。
身も蓋もない要素としては、ボウケンジャーって、能力が高いからこそ冒険者として食っていける人達、ではありますからね(^^; その上で、それが無い島田でもヒーローになれる、というのが良い話でしたが。
 >「冒険を取ったら何も残らない」のがチーフなら「剣術を取ったら何も残らない」のが殿であり、チーフはまだギャグに
 >出来るから良い方であって、これが殿の場合背負ってるものの重みが段違いなので迂闊にギャグに出来ないんですよね。
チーフと殿の対比として考えると、自己を形作るものが、「自分で選んだもの」か、「他人に背負わされたもの」か、という違いもあるのでしょうが、「自分で選ぶことが大事」というのはまた、ボウケンイズムでもありますね。
◆スピリットヒューマンさん
 >本人も認めてましたが、実際チーフから冒険取ったら何も残らない気がするので天職みつけて良かったですねチーフ。
色々な意味で、メンタルが動力源の人ですよね……。
 >気づきませんでした(笑)。中澤さんも気づかなかったんでしょうか(笑)。
この直前も、菜月の背後に隠れた位置で、シズカが捕まった冒険者の女性とやいのやいのしているので、割とこの辺りは、お任せだったのかもですねー。
 >さくらさん→チーフは初期の頃から描かれていますが本当にチーフは気づかないなあ(笑)。
あの人、(さくらが俺の事をこんなに心配してくれる……)→(これも俺のリーダーとしての立派な姿を尊敬してくれての事だな、ふふっ。いいだろうさくら、俺はもっと素晴らしいリーダーとなってその尊敬に応えよう!)→ボウケンシルバー候補を発掘したぞ!! になっている気がします。
 >そういえばズバーンに対しては何この金ピカ?とすら言ってませんでしたが、アレをあっさり受け入れたんでしょうか(笑)。
ツクモガミみたいなものと認識している気がします(笑)
◆やずみさん
 >最初の絵面から面白かったですが、このキメ台詞で限界でした(笑)。
予測される惨劇に向けて、やるぞやるぞ、という前段階の仕込みが素晴らしかったですね(笑)
 >格好や正体を怪しまれたとか推測して気休めすればいいものを、真正面から受け止めてがっかりする姿が面白おかしいです。
見ていて最初、あまりにも成績が良すぎた為に警戒されて落とされた、という種明かしになるのかな……と思っていたのですが、ダークシャドウは思った以上に雑でした(笑) そしてチーフは繊細でした(笑)
 >小林さんにとっての『ボウケンジャー』は、作品自体が何でもアリで自身は重責を背負っているわけではないからか、
 >かなり実験を重ねているように見えますね。
この後、『電王』〜『トッキュウ』まで大車輪されますが、自分の中にあるものを『ボウケン』で色々と展開して、それを後の作品で結実させていった、という部分はありそうですよね。
 >蒼太と菜月を並ばせることで蒼太のキツさを抑えつつキャラ立てしていく手法は確かにいいものですね。
蒼太は年少組と絡むと自然といいお兄さんポジションになるので、蒼太の柔らかい面と、任務中のシビアさがうまくブレンドされたのは、非常に良い感じでしたね。
◆輝剣さん
 >スタッフの渾身の暴走によって完全武装されたチーフは今回の主役二人を完全に喰っていた。
よく考えるとほとんど動かずに部屋の隅で固まっていただけなのに、あんなに面白いのはつくづく凄いなと(笑)
 >パンツ一枚で立っていて、これほど違和感がない人というのも他にいないでしょう。
あれは凄く冒険者魂を感じました……(おぃ)
 >何故素直に詐欺の方向に進まないんでしょう、ダークシャドウ……
実はマルチ商法で小銭稼ぎとかしているのかもしれませんね……。
 >チーフが健在なら第14話の事を蒸し返して弄ってくれたものを……
第14話時点では映士が不在で良かったですね……(いや意外と感動とかしてしまうか?)。
 >でも会社辞めてるし、うーん。
割とリアルでは大変な事になってますよね島田さん……まあ、夢を取り戻した心で、新たな道を切り拓くことが出来ました、とハッピーエンドに受け止める展開ではありましょうが(^^;
 >でも裏奥義は健在なので、次からは伝奇力と高二病マシマシで頑張ってほしいところです。
「君には素質がある。私と一緒に、闇の力に目覚めてみないか?」本日開講、運命の戦士スクール!!
 >ボウケンジャーの登場人物にしては珍しく裏がない純然たる善意の勝利。
あ、そういえばそうですね(笑) その辺り、子供ゲストを持ってきた第5話への意識もあったのかもですねー。
◆つるさん
 >まあ最初と最後は首相が持って行ったんですが(笑)
ここ数話、首相の面白さが急加速して、ついていくので精一杯です(笑)
 >グリスが記憶を捨てた(?)ライダーで、ビルドは記憶を奪われたライダーというのも今後に期待が持てる設定で、素直に楽しみです
猿渡の記憶関連がどういうニュアンスなのかは気になって、上手い引っ張りになりましたね。
 >そうなるとクローズは記憶に縛られたライダーになるのかな…と思ったのですが、設定としての香澄の都合の良さを考えると、
 >もしや偽の記憶を与えられたライダーなのでは…?と妄想が止まりません(笑)
全部まとめて、スタークに与えられた妄想彼女設定だったら辛すぎますね……龍我ーーーーーー!!
 >日本産ヒーローがあまり踏み込んで来なかった、戦争という要素を直接持ち出したからには、どちらに転ぶにしてもしっかりやりきってもらいたいですねー
今急に気がついたのですけど、今作のこの野心的な試みを思うと「さあ、実験を始めようか」という決め台詞は、メタ的にかなり大胆ですね(^^;
◆五月サツキさん
 >小物化するわ、スタークの玩具になるわ、元部下に下克上されそうだわと、マスターとは違うベクトルでネタに事欠きませんね。
 >最早萌えキャラ的なものになりつつあるような……。おかしいな、強敵だったはずなんだけど。
考えてみると、香澄殺害の実行犯と認識しても良さそうな人なのですけど、忘れそうになって困ります(笑) 暗躍する強敵の座から転落したと思ったら、結果的にはキャラの幅が出て、描写も凄く活き活きとしていますよねー。
 >スクラッシュドライバーの影響か、元からなのかはわかりませんが、戦闘狂っぽい猿渡ですら骨抜きにするみーたんは凄い。
これまで微妙に謎人気だったみーたんが、猿渡すらファン、という事で謎の説得力が補強されたのも良かったですね(笑)
 >まあギャグで流しただけで、実は生き別れの兄妹だった!なんてことになっても不思議じゃないので、気が抜けないです。
一旦外しておいて、猿渡と美空に関係が、というのは凄くありそうですよね。そういうの期待させる見せ方は、実に上手いなと思います。
◆めるさん
 >今更ですが、あけましておめでとうございます。旧年中はサイトにお邪魔させていただいてありがとうございました。
あけましておめでとうございます。こちらこそコメントありがとうございました。
 >本当にげんとく君の変遷ぶりがすごいですよね。面白くて可愛い人になってしまうとは予想外過ぎて(笑)
ファウストとしては相当な悪事もやっている筈なので、いずれ何かしらの因果応報は来るのでしょうが、走れるところまでこの勢いで突っ走ってほしいです(笑)
 >キュウレンジャーのBGMは子供達もびっくりしてました。ライダーと戦隊はBGM同じの使うんだね!知らなかったね!
 >(しかしサントラでちゃんと曲名がついてたような…?)なんて話し合ってたんですが、割と珍しい現象なんですね^^;
あまりBGMの把握には自信が無いのですが、珍しい気がします。90年代ぐらいだと作曲家が同じ場合、数年前のシリーズ作品のBGMをばんばん使ってしまう、みたいなのはあったりしましたが(^^;
 >ライダーも戦隊も、やはり人間同士の戦争みたいなのを描くのは少数派ですか?
突き詰めると、生存闘争だったり、vsテロリズム、になるものを「ヒーローvs怪人」という構図に落とし込む、みたいな要素があるので、今回『ビルド』はかなり、挑戦的な事をやってきたなぁと思います。
 >彼は自分が手にかけた(しかも全く恨みも何もないのに!)人の姿を眺めながらけろっとして暮らしていたわけで
佐藤太郎の件は、マスターが「他人」をどう見ているのかが示されていて、劇中でもトップクラスに強烈ですよね……。
 >結構ビルドの笑いのセンスは好きだなあと思ったりです(笑)
私も『ビルド』は、笑いどころが結構合うのが、楽しく見ている一つの要因になっています。
 >それにしても生身のスペックは結構高いはずなのに、不憫…とちょっと同情しています^^;2号ライダーってそんな感じなのでしょうか。
初登場時に大活躍する反動もあって、徐々に主人公を目立たせる為に割を食う、というのはままなりがちですね(^^; ただおっしゃる通り、龍我はまだ「ヒーロー」未満という意識で描かれている、というのはありそうです。
 >何か順調にハザートレベル上がってますよね!でも干支が名前に入ってないから違うのかしら?とか(笑)
抜き取られたとはいえ一度はネビュラガス浴びてもいますし、女性ライダーもありうるキャスティングかも、という気がじわじわしてきました(笑)
 >今回のライダーは名前が干支説を見かけて、なるほど!とか思ったりしたのですが、12人もライダー出てくるってあるのでしょうか。
ああ、「猿」はどこから出てきたのだろうと思ったら、それは説得力ありますね。一同はに介してませんが、総数12人越えは過去に例があったりします。
◆特命さん
 >戦争で大勢の人々が傷ついたり、苦しんでいる時に自分の事で悩んでばかりで人々を助けようとする動きを見せないのはいくらなんでも酷過ぎますね。
ここが今、『ビルド』の大きなターニングポイントになりそうかな……と思うのですが、かなりダイレクトに、戦争を舞台にして、“ヒーローの有限性”を描いて(しまって)いるんですよね。戦兎自身は、ぐちぐち悩みながら一応、目の前で誰かが襲われていたら迷わず変身しているのですが、そういった戦兎個人の「ヒーロー」性と、「戦争」のバランスの悪さが、現在の危うい不均衡になってるかなーと。
 >それって今までと何も変わってないじゃんと、今更そんなことを言える状況じゃないのにどうなんだとはこれまた思いました
龍我も龍我個人としては「戦争」という題材と噛み合っていなくて、それを凄く私的な「理由」(しかも後ろ向きな)で表現しているのかとは思うのですが、次回焦点が当たるようなので、そこでどう描かれるかですかねー。上手いこと、前を向いてジャンプアップしてくれると良いのですが。