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熱く深き宇宙

◆タイキさん
 >一話の舞台と最終決戦の舞台が同じって凄く構成として綺麗というか、ちゃんと一年間の物語を通して繋がっているって感じがします。
因縁の地として盛り上がりましたし、最期の台詞と合わせて、ガジャ様とは何か、というのが綺麗に収まったのも良かったですね。
 >実はこのラッシュって後に「ゴーカイジャー」のゴーカイシルバーゴールドモード等々で見かけるようになりましたが、その先駆けとして面白いと思います。
ああ、CGで表現しやすいのか、横向きでの連続攻撃ってしばしば見ますが、これがはしりの頃だったのですねー。
 >思ったんですけど、これってサージェス側の経営判断として見ると「危険因子である明石暁を宇宙に追放」という形の厄介払いになりませんか?
なるほど(笑) チーム最高の戦力である不滅の牙をよく手放したなと思ったのですが……対外的に何かと問題の生じるボイジャーつけて、むしろチームをあらぬ方向に先導する不穏分子を体よく追い出した!! というのは物凄く腑に落ちてしまいました(笑)
 >今作実は一番ひどいのはチーフとサージェスの間で冒険に対する認識に温度差がありまくることですよね。真墨以上に酷い扱いじゃないかチーフ?
そういえばこの温度差は埋まる事もなければ破裂する事もなく、しかし凄く清々しいエンドに繋がってしまいましたね(笑)
 >何となくチーフってウルトラマンみたいな妙に神秘性のある存在として描かれてる気がして
おお成る程、いっそチーフを“異質な超越者”と置いて、人間・伊能真墨達の自立を描いた構成、という見立ては面白いですね。
 >「さようならウルトラマン」でウルトラマンが科特隊の自立と引き換えに宇宙から去っていく、というのを冒険に準えてやってる気がします。
「独立」というのは今作のテーマの一つだと思うのですが、地球で大活躍した超越者が宇宙へ去って行くというウルトラ的シークエンスに重ねる事で、スーパーヒーローに導かれて、ヒーローになっていく者達の姿をオーバーラップさせている、というのは今作のメタ傾向を考えるとありそうな気がしてきました。
 >個人的見解ですが、今作って「メタフィクションを通して「戦隊シリーズとは何か?」を問う物語」かなと思います。
30年記念作というオマージュ要素と、會川さんのメタ志向が上手く噛み合った感じでしたね。思えばこの当時、エポックであった『ジェットマン』からちょうど15年で、「戦隊シリーズ」としての新たなビジョンを描き出そうとするのに、絶妙なタイミングであったのかもですね。
◆やずみさん
 >『ボウケンジャー』は本当に面白い作品でした。途中で起こった様々な事態を考えれば、ここまでまとまりのある終わり方となったのは奇跡的とさえ言えるでしょう。
いやホント、よく落着してくれました……。構成的な特徴により、今作ならでは、という面白さを見せてくれたのも、良い作品でしたね。
 >シリーズに込められたメッセージの強さ、それを受け止めることが出来るチーフのキャラの強さがよく分かる最終決戦でしたね。
きちっとチーフを通して、テーマを集約してくれたのは良かったですねー。チーフ謎の説得力も最後まで全開でした(笑)
 >普通の戦隊ならセンチメンタルになりそうな事柄(思いつく例だと『ライブマン』とか)をあっさり振り切っていくこの姿は、
 >まさしく王道とは一線を画するものだったと思います。
かつてのトラウマを引きずっている頃のチーフならもう少し思い悩んだのでしょうが……自己肯定力って恐ろしい!
 >クエスター決着編あたりからのボイスとのドラマは、深く突っ込まずに終了ということになってしまいましたね。
亀裂はハッキリ描かれていただけに、ドタバタの中でなぁなぁになってしまったのは残念でしたね。その辺り建前で割り切るのはまた、ボウケンジャーらしくはあるのですが……。
 >パラレルエンジン発明者レオン・ジョルダーナの、10番目の転生体
これはまた強烈に厄介な設定ですね……(^^; いったいぜんたい、どういう人格構成なのやら……。
 >こうなったのは「ボイスのことは別にいいや」と割り切ったのか、トラブルのせいで投げざるを得なかったのか、残念なところです。
ボイス関係が煮え切らなくなってしまったのは残念でしたが、各ネガティブと個別に決着をつける事にした時点で、ボイスの秘密にまでは手が回らない、という判断だったのかもですねー。それはそれで今作らしくなったなぁというのが、今作の全体的な難しさで(^^;
 >90年代のあれこれを考えれば「プレシャスを通して神や悪魔が降臨し、一大決戦が始まる」などといったテコ入れもありそう
 >だったのに、あくまで当初の枠組みにこだわり続けたスタッフの腰の座り方は大したものでした。
これは大きかったですね。実は途中、終盤はやはり、レムリア文明の超強力なプレシャスのもと、各ネガティブが統合される形になるのかなぁ……と思っていたのですがそんな事もなく。そういう意味では、離脱前に菜月の過去絡みでレムリアネタをやってしまったのは會川さんからの「そういう展開はやめましょう!」というメッセージだったのでしょうか(笑)
◆輝剣さん
 >言っていることは同じ、それどころか体を張っているのはボイス少女態の方なのにチーフのセリフの方が好感度が高いのは不思議(笑)
人柄って積み重ねだよなぁ……と思われるところです(笑)
 >この描写からチーフと牧野先生はボイスの正体を知っていたことがわかります。
普通に肩叩いてもらったり仲よさそうで、牧野先生、ホント偉大……。
 >つまり、チーフの独断専行の数々はボイス少女態から寄せられる信頼を逆手に取った「悪い大人」の振る舞いとも言えるわけで……
そう考えると凄く、ボウケンジャーですね……(笑)
 >イカデビル!と言ってはダメ?
なんか見覚えあるなと思ったら……(笑) 篠原さん的な隠しモチーフは、なんとびっくりオーブロッカーだったそうですね。
 >最初、奇跡のパワーでなんとかするのかとガッカリしていたらボウケンジャーとしての筋は通してくれてうれしかったですね。
私も突然光り出した時は、最近恒例の気合いなのか……と思ったのですが、それをロジカルに『ボウケンジャー』の集大成としてテーマと繋げてきたのはらしくて凄く良かったですねー。
 >意外と宇宙人ネタは少なかったですよね。最終回で分かったゴードムと劇場版のハイド・ジーンの他にはかぐや姫ぐらい?
そう言われると、明確なのはそれぐらいですかね……逆にそれが、最終回にして宇宙へと目を向ける、という流れが自然になったのも、ピタッとはまりましたね。
 >末永氏のアフレコも牧野先生っぽくてよかったですよね、さすが一年間やり続けてきただけはあります
確かにさくらさんなのだけど、なんかおかしいなぁ……という見せ方が良かったですねー。牧野先生も予想外の見せ場でエンディングに絡んでくれて嬉しかったです。
 >……単純にだます側のリーダーシップをとったであろう桃青コンビとの精神的距離が闇の力コンビよりはるかに近かっただけという考えも
個人的には、尻込みしているさくらの背中を蒼太と菜月が(若干面白がりつつ)押して、割と菜月は積極的に関与したのではと思っています(笑)
 >チーフに冒険以外の興味があったらマサキとはキョウコを巡って三角関係になっていたかもしれませんね。
なんかこう、マサキ→キョウコ→不滅の牙→冒険、という関係だったのだろうなぁという勝手な想像を(笑)
 >波右衛門の人形に対して冷たかったのもわかりますが、まー裏設定以上のものではありませんね。
正体を見せた所でこれまでの諸々が劇的に繋がるなどあれば違いましたが、なんだか中途半端にふんわり示しただけで、ボイス周りはどうしても消化不良になってしまいましたね(^^;
 >後日陛下復活を成し遂げるのだから大したものではあります。
おお、そんな事が。最終的にトカゲ兵士の存在もしっかり活かしてくるのは、実に細かく詰めてくる今作の本領発揮という感じでしたね。
 >明石から振られたら(あんだけ尽くしたのに)、そりゃ実家(姫のもと)に帰ります
菜月の設定の活かし方として、納得のオチではありました。
 >なお、ネットでは最後のタッチでのジャンらしくなさが話題になってました(笑)
煙の中から突然、真の意味での全身タイツが姿を見せるのは、なかなか衝撃的な映像でした(笑)
◆八手四郎次郎さん
 >って与太話はともかく(でも「コブラ」ってアーマロイドだの最終兵器だのプレシャスっぽいネタ多かったですよね)
「プレシャス」の応用範囲の広さは、今作の魅力の一つですね。
 >田中信夫さんが演じてこられたミスターボイスの"わがままさ"の味付けが"子供の駄々"というより"大人の屁理屈"という様に
 >感じていたので、この答え合わせがどうにもしっくりこないんですね。
確かにボイスは、大人の屁理屈ですね……(笑) この辺り、裏設定によると転生体らしいので外見年齢との齟齬があるのでしょうが、その辺りは一切語られないので、雰囲気で押し切る、みたいな手法になってしまいましたよねー。ストーリー的にはどうしてもやらないといけない要素でもなかったですし、設定を見せたかっただけみたいにになってしまったのは残念な部分でした。
 >「我々は世のため人のために活動しています」などと臆面もなく言えるメンタリティの持ち主"という"大人の汚さ"を体現した造形
この、建前集団としてのサージェスとの軋轢、というのはもう少し踏み込んで欲しかった部分ですね。それが出来るとボイスの正体の意味合いもまた、変わってきたのかもですが……やりきれずじまいで。
 >「ラスボスの正体が出自不明の少女」ってどうにも「特捜エクシードラフト」を連想させてしまい、"シリーズ構成に行き詰まった時の逃げ道"臭さが拭えないんですが...。
割といきなりゴードムが宇宙的な破壊神になるところなども含め、今作終盤はどうも微妙に、宮下脚本臭を感じてなりません……(笑)
 >複雑な人物・組織相関図、「"正義"を錦の御旗にしないヒーロー」という野心的コンセプト、等々
ボイス周り(ボウケンジャーとサージェスとの亀裂など)が半端な扱いで終わってしまったのは残念でしたが、最後まで作品の特色を貫き通してくれたのは良かったですね。
◆aaさん
 >人の思いから生まれた存在(プレシャス、超人)を使ってエネルギーを作る→最後は宇宙へ
 >この流れでコンレボを思い出しました
今改めて見ると、「あ、これコンレボだ……」というのが色々ありますよね(笑) 會川さんはつくづく、テーゼへのこだわりの人だなぁ……と。
◆スピリットヒューマンさん
 >やっぱりチーフは最高ですね!
考えているとボウケンメンバー、「俺がお前達を選んだんだ! このボウケンレッドが!!」という対象だったんですね(笑)
 >荒川さんもこれを意識して書いたのでしょうがうまく捌き切れなかったかなと感じました。
VSヤイバ戦ではどうにも唐突な感じになってしまいましたが、改めて振り返ると、設定自体は知った上でああ描いたという感じでしたね。
 >プレシャスは先人たちの夢から生まれたものなら、今を生きる者たちの夢から生まれたものもプレシャスになりうるとうまくまとまって良かったです。
ここが今作のメインテーマかなと思うのですが、メタ要素と劇中要素をきちっと繋げて良かったですねー。
 >思えばガジャ様は第1話の最後でいきなりさらわれたヒロインでしたね…
きっと、ガジャ様を口説き落として人類の未来を共に見守っていくルートがあったと思うんです(笑)
 >第1話の「甘ったれんなよ!」のシーンと対比していると思われますが、別に胸ぐら掴まなくてもいいじゃないですか。
ああそうか、あのシーンと重ねる意図だったのですね。俺と一緒に宇宙に行くか! 地球に残って菜月ルートを目指すか! 選ぶのはおまえだ!(え)
 >菜月の成長が真墨と映士の成長を上回っているという悲しい現実(涙)。菜月はもう大人なのです。
終盤、真墨の成長を中心に描きつつ、後日談フェーズで、映士と菜月の成長もしっかり描いてくれたのは良かったですね。さくらさんも新たな一歩を踏み出し、そういう点で一番最初から出来上がっていたのは蒼太さんという事になりますでしょうか。
 >身長や胴回りをどうやって誤魔化していたんですかね(笑)。
牧野先生の変装はプレシャスを用いているのか修練の賜物なのか、色々気になります(笑)
 >呼び方が明石さんに変わっているのも良いですね。Vシネマゲキレンジャーボウケンジャーでは関係が発展しているそうなので見ようか迷っています。
もう「チーフ」ではないので、悩んだ末にとりあえず「明石さん」というのは良かったですね。続けて配信『ゲキレン』を見る予定ですが、そのVシネマは気になりますね……。
◆あきさん
 >メンバーの役者さん(末永さん?)の他のドラマから「おめーの席ねーから!」という台詞があちこちで飛び交っていたようです(笑)
未見ですが末永さん出演の『ライフ』でしょうか……どんぴしゃですね(笑) 
 >バスコとの最終決戦前にマーベラスが吐露した思いはこれに近いでしょうし、チーフが登場した回もあるので前半がもしまだでしたら是非。
そろそろ『ゴーカイ』を頭から見たら凄く楽しめそうで、どこかでタイミングあれば、なんとか見たいと思っています。
 >「そんな顔すんなよ!」
実は私も、この台詞の感情の乗せ方は「おお?!」と思いました(笑) ちょっと映士の今までのラインと違う台詞でしたよねー。秘めた思いはわかりませんが、オチ担当にされた真墨と映士が、「まあ、さくら姐さんの為ならしょーがないか」と浄化される流れも、好きな着地です。
 >後にゴーカイギャバンでめでたく改心生き残り組敵幹部としてマクー監獄に収監されていましたが、蒼太を殉職から救った功績は大きかったと。
本編だけだと魔空監獄に入れられるほどの感じではないので、その後の数年で色々あったんですかね……最終的にゲッコウ様もコメディに侵食されましたが、作品の良いスパイスとなる組織でありました。
 >今回こちらの感想で追体験の機会を得て、見た当時のワクワクが甦るとともに、新たな気付きも沢山頂けてとても楽しかったです。ありがとうございました。
ありがとうございます。作品の楽しみの一助になったのなら、嬉しい限りです。