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『快盗戦隊ルパンレンジャーvs警察戦隊パトレンジャー』感想・第19話

◆#19「命令違反の代償」◆ (監督:中澤祥次郎 脚本:荒川稔久
注目は、
「じゃあ俺を殴ったのは誰だ!!」
割と本気でキレている圭一郎先輩。
仲間としての信頼関係 < 階級社会の上下関係
なのは、今作の“お仕事戦隊”らしさ、なの、か?(笑)
……ただまあ、殴った相手がつかさだったら圭一郎は(何か理由があったのでは……?)と考えそうな気はするので、咲也、思ったより絆ゲージが上がっていなかった!
頑張れ咲也、そういう時は、毎日プレゼント攻勢だ!!
ただし、まめに好感度チェックしないと、初美花ルートを外れて圭一郎ルートに入るから要注意だ!!
エピソードとしては、ギャングラーの跳梁跋扈する世界で、謎の切断事件を「つまり……自然現象か」という発想で済ますのは少々無理があり、クライマックスにおいて咲也だけが真相に肉薄しているが故に葛藤と選択が生まれる、という状況に持ち込む事を優先するあまり、そこへ至る仕込みが粗くなってしまった感。まま起こりうる失策ではあるのですが、荒川×中澤という練達のコンビだけに、残念。
圭一郎が以前すれ違ったザミーゴを「変な奴」で片付けたように、ギャングと快盗と銃弾が入り乱れる最前線で戦いすぎて、警察戦隊の「このぐらいふつー」の基準がおかしくなっている可能性がなきにしもあらずですが。
「咲也…………きっと疲れているんだ」
炎と共に今、黙示録の幕が上がろうとしている。
……すみません、例の発作です。
ナンパを邪魔された腹いせに、透明化能力(正確にはタコだけに擬態か)を持つ酢蛸ギャングに操られ、口うるさい審議官の頭からスープをかけ、圭一郎やつかさを殴り飛ばしてしまった咲也は、2週間の自宅謹慎処分という名の実質的な軟禁措置を受け、「一歩も外に出ないよう監視しろ」と言われてしまうこの社会、普通にあらゆる住居の入り口に監視カメラがついていそうですね!
鼻を利かせたグッティの言葉からギャングラーの存在を知り、情報を得ようとする快盗達は咲也の家に上がり込み、ギター、自転車、ダンベル、ダーツ、とこれまで修得しようとしてきたモテスキルの余韻が部屋中に散らばっています。
3人の言葉から、自分が透明な何者かに操られていたのではと真相に至った咲也は本部に電話をかけるが審議官によって冷たく切られてしまい、審議官が出て行った後に電話を見つめるヒルトップの表情が、部下の為に覚悟を固めたというより、凄く邪悪な笑みに見えたのですが、絶妙な演技なのか、逆に演技の限界なのか、私の目が曇りすぎなのか。
この後、解雇覚悟で部屋を飛び出した咲也にVSチェンジャーを渡し、「これで私もクビかも」と呟くところをみるに、ヒルトップのグレーがだいぶライトグレーになるエピソードではあったのですが、さてはて。
「守らなきゃいけないのは僕の立場じゃない! みんなの笑顔です」
圭一郎とつかさが苦戦する場に駆けつけた咲也が、透明になった酢蛸がコレクションの力で風の刃を放つ際に、金庫が光る事でその居場所を見切る、というのは今作ならではとなって面白いアイデアでした。
そして、そういえば無かった気もする生身での3人連携で快盗はお宝を頂戴し、透真がサービス(たぶん、部屋のマガジンラックにあったモテたい系男性雑誌を目に留めてちょっと気の毒になった)で置いていったグッティで警察は一致団結。
酢蛸ギャングをデリートするも、謹慎処分を無視した事実は消えず、冤罪を晴らす方法も無い為に解雇は免れないかと思われた咲也だが……審議官はかまいたち事件の解決でパトレンジャーが新聞のトップを飾った事でころりと機嫌を直し、むしろ咲也を激励する物凄く調子のいい人だった、でオチ。
嫌な上司にも大人の対応を取る圭一郎と、ついつい顔と態度と発言に出てしまう咲也が警察戦隊内部で対比され、理不尽な命令を無視してでも咲也が仲間を助けてギャングラーを倒す、というクライマックスに繋がるのですが、圭一郎の組織人としての一面を描くならば、組織の理不尽な命令に従いつつも、ルールの中でなんとかしてしまう圭一郎、を描く方が面白かったかも。
圭一郎の“大人の割り切り”を描けるのも、W戦隊ならでは、という要素ではあったのでしょうが、その対比としてヒーローポジションに咲也を置く、というのが個人的にもう一つしっくり来ませんでした。
ところで刑事部屋の壁の装飾品にやたら凝っている今作ですが、


G ギャングラーの
S すべての○○に
P ピリオドを打つ
O おお我ら国際警察
という無理矢理なキャッチコピーを書いたのは設定的に誰なのか(笑) ピントが合っていなかった(咲也の背景に映っていた)ので「○○」の部分がハッキリ読み取れなかったのですが……「犯罪」?
次回――いよいよ登場する追加戦士は、なんと1人で金と銀?!