◆タイキさん
>ヒュウガ-リョウマ、リョウマ-勇太、ブルブラック-クランツという三者三様の「兄弟」(うち一つは疑似)
リョウマはもう少し、兄の事を引きずるのかな……と思っていたのですが、勇太を得る事で戦士としての前向きさに説得力が増していますし、“守りたいもの”の具体例になっているのも上手い所ですよねー。そしてその勇太が戦う意志を持っている、というのもミクロな構図の落とし込みとして冴えている所で。
>今作でわざわざ「黒騎士」なんて言葉を確信犯的に用いてくる辺りかなりストレートなオマージュキャラとして狙ってる感じありますよね。
わたくし、オーラバトラーな方の黒騎士は、地上世界で漁船に拾われて舳先で体育座りしているシーンの印象が強烈過ぎてですね……(笑)
>リョウマが勇太に「心」の大切さを説いたのは単なる勇太を導くお兄さんとしてだけじゃなく、
>「力や技のみに溺れてしまい心を失くしてしまった存在」として黒騎士が実際に出て来ることでどんどん綺麗にハマっていきますよね。
ここの仕込みも鮮やかに決まりましたね。ここ数話のギンガマンの、理屈やテーマを、台詞だけではなく複数の実例を組み上げて補強していく流れは実によく出来ていると思います。
>あのダサい赤色のデザインもマタドールの赤色をイメージさせますし。
ああ成る程、マタドールの赤と言われると納得……は納得ですが、やはり格好悪いですよね(笑)
>両者共似た境遇でありながら3000年分の積み重なる深い恨みがあるから決して安易に共闘へ持ち込まない、という所も良く出来てますよね。
通じる所があるから意気投合するのではなく、通じる所があるから違いが浮き彫りになる、というのは上手い流れでしたね。黒騎士が追加戦士枠であると同時に、ある意味でテコ入れ敵幹部枠の役割も担っているというか。
>ここ、いつもに増してブルブラックが口調を荒げてリョウマを否定しにかかるリアクションも秀逸ですよね。
黒騎士も今の立場に、なりたくてなったわけではないからこそ、リョウマ達をより強く否定しなくてはならない、というのが滲み出ていたのは良かったですね。そこが黒騎士の「弱さ」ともいえるわけですが、この後どうなっていくのか楽しみです。
>リョウマは決して己の弱さを否定しない、どころかそれを受け入れた上で尚真の強さを目指す、というのがミソなのかなと。
手段を間違えるぐらいなら弱いままでいい、でも勝利を諦める気も無い、というのは格好良かったですね。
>実際リョウマも第一章の段階では半分ヒュウガへの復讐で戦っていた所がありますし、今でもそれを引きずってる所在りますからね。
ここちゃんと、忘れないし踏み間違えない、バランス感覚がお見事でしたねー。
>リョウマが段々「兄の代わりでない真のギンガレッド」になるステップがここで実力面ではなく心情の面から浮き彫りになってきているとも言えますよね。
勇者代理から真の勇者へ、て感じありますよね。黒騎士がホント、鏡像として大活躍。
◆さやまきさん
>リョウマ自身ヒュウガから剣を託された時から振り返る事を許されない立場を突っ走ってきた訳で
>その積み重ねがブルブラックにどう言われようと自分の戦う信念は曲げずに貫き通す強さになってますし
黒騎士という強烈なキャラクターに対して、リョウマが真っ向から渡り合い、自分の戦い方を宣言、実践してみせるというのは主人公として非常に印象深くなりました。正直ここまで、いまいちピンと来てなかったのですが、やっとリョウマがわかってきたというか。
>弟の仇と3000年雌伏したブルブラックも簡単になびいたりしない
>こういう一本筋の通った描写が登場人物を魅力的に見せるんですよね
きちっとキャラクターの核があって、その核は崩さずに行動し、それによって物語が生まれる、という関係がいいですよね。
>ひょっとしたら親子という関係にしちゃうと喪失の重さが変わってくるからどこかで変えたのかなぁ
惨い事情に変わりはないですが、子供が死んで親が生き残っている、というのはえぐみの質がまた違いますものね……。
>実はパワーレンジャーロストギャラクシーでは息子と設定が変えられてたりします
おお、それは興味深いですね。ドラマ性に対する感覚の違いのようで、確かに見た目の勢いというのもありそうで……。
◆輝剣さん
>それで、あの態度と信頼度とは…船長の血縁とか愛人枠だったりするんでしょうか?
あまりに直截でこれまで書くのは避けていたのですが、シェリンダさんって、船長の愛人だと考えると凄くしっくり来ますよね(^^;
>途中のやられっぷりといい、キミら本当にボーゾックの卒業生じゃないの?(笑)
暴走族→ヤクザ就職ルートとして凄く説得力が……(笑)
>そういえばブドーもストイックだけど、作戦はそれほどクリーンでもなかったですね。
事前に作戦を練ってから行動しているので考えているようには見えますが、基本概ね「標的を端からぶっ壊せ」ですしね(笑)
>邪魔された腹いせなのでしょうが…これが悪が悪ゆえに敵を増やし滅びる典型という奴ですか。
この、足下をすくわれる事になる感じも、バルバンの悪として、よく出来ているところだと思います。
>モーク!ブルブラック!次の武器をハリー!ハリー!!
星獣剣の後に機刃も早かったですし、割と入れ替わり激しいですよね今作。
>こうも鮮やかな正面突破で来るとは。お見事ですが戦いのハードルもあがりますね。
これはホント、格好良かったですねー。なぜ悪は悪なのか、なぜヒーローはヒーローなのか、表裏一体といえる存在の核心を突いていて。
>これを言うのがヒカルというのもいいですね。未熟で短慮な面はあるが覚悟はとうの昔に完了済みという。
ヒカルはこの辺り、かなりおいしい台詞を貰っていますが、子供っぽいポジションだけど、ヒカルも立派に銀河戦士である、というのを強調する意図はあったのでしょうね。その上で、面と向かって相手をなじる方ではないゴウキや、意識して一歩引くところがあるハヤテと違って、感情のぶつけ方がちゃんとヒカルっぽいですし。
>おいしいなぁ。同じような立ち位置だった天知博士より戦隊の正体を知っている分ちょこちょこと出番もありますし。
青山父は急に物わかりが良くなるのではなく、父子がギンガマンと出会ったきっかけ通りに、良くも悪くも子供っぽい人、というのが貫かれているのもいいですよね。
>姪がアレですからねェ。でも、しみったれたりもったいぶったりでミスも多そうなイメージですな、ヤング樽爺(笑)
七頭身で、ファラオっぽい感じだったんですかね、ヤング樽爺……(想像したら、なんか段々面白くなってきた)。
>そして、上層部の一員である樽爺改め伯父様の後押しを受け、いよいよバルバンで二番目に性格が悪い女が動き出します(一番悪いのは船長)
悪の幹部同士の足の引っ張り合いは、やはりワクワクします(笑)
>復讐に「意味はない」という意見に「意味はある。気が晴れる」と返すパターンもありますが、その後が大事という視点は忘れがちな気もします。
漠然とした未来志向、というのはままありますが、ギンガマンって割と具体的な未来志向なのが、面白い特徴だなと思います。
◆chi-chanさん
>黒騎士はこの時日本語吹き替え版『セサミストリート』でエルモ役(赤い子供声と性格、なお原語版でも男性担当)やバート役(普通に男声なマペットキャラ)だったんですよ。
『セサミストリート』ほとんど知らない為、検索してみてビックリしました。く、黒騎士……!
>東映特撮ではこの後電王で亀とパンダラビットイマジン声を担当してます。
あああの、ネタ系の怪人だったんですか……!
◆スピリットヒューマンさん
>変身しませんでしたがツッコミでしっかり存在感を出していて手堅い(笑)。
面白いけどちょっと気持ち悪いよね……と思っていたところで、絶妙でしたね(笑)
>初美花は他の2人に比べて迷いが見えるというかそこまで振り切れていないという感じですが、この先、振り切れ度合いの違いが亀裂がを生じそうで楽しみです。
初美花も序盤、どちらに転がすのかな……という感じがありましたが、ある程度、生来の“優しさ”が快盗としての弱みになる、という方向でいきそうですね。
>経歴が似通っているためか意識しているんだとか。小林さんも香村さんも心理的にエグい話を書くなあという印象はありますが(笑)。
2人とも作家として、いい意味で性格が悪いな、と思います(笑)
>そういえばザミーゴ最近めっきり出て来てませんね。そろそろ追加戦士登場編もひと段落しそうなのでギャングラーサイドの変化にも期待したいです。
かなり印象深くして、折角の顔出し悪役なのにちょっと寂しいので、そろそろ動きが見たいですよね。中盤まであまり出せないからこそ、顔出しで印象を強くしたのかもですが。
>前回で怪盗側とは個人同士で当分あまりやる必要がなかなったので、そこまで話数を割かなくて済むというのが巧いなと思いました。
確かに快盗とは、支援組織の関係者という事でまとめて話がついて、一発で関係性が定まった所ありますね。
◆MOPさん
>今回の感想を読ませていただいて初めて気づきましたが、ルパレンの3人はある意味シンケンの殿と同じような葛藤を抱える事になるんですね。
願いの為に割り切っていた(と思い込んでいた)のが当初の魁利達ではありましたが、でも人間生きているとそうもいかないよね……というのがジワジワ蓄積されている感じで、後半戦にどうなっていくのかは、大変楽しみです。
>魁利が「圭ちゃん」と呼び、初美花ちゃんが咲也の好意をまんざらでもなく思い、透真が料理を褒められて喜んでいたのを
ああ、これまで透真は警察サイドとの個人的な繋がりが薄い印象がありましたが、こう並べてみると、婚約者との絆の象徴ともいえる「料理」を通して、むしろ最も濃厚に他者と関わっているんですね…………エグい。
>強くて賢くて有能で一番忠実なのに報われないのは気の毒だし、ゴーシュやザミーゴの後塵を拝してるままでは終わって欲しくない。でも親分への忠節は貫いて欲しい。
デストラさんはぶつくさ言いつつ忠誠心の高さがいい所なので、そこはやはり貫いてほしいですよね。その上で、良い見せ場が欲しいものです。
◆つがなさん
>冒頭でゴーシュに譲られた金魚鉢の中の被害者、あれ絶対に人体実験か何かで全滅してるよね…?
以前のサメぐるみ回といい、実験材料としてゴーシュに買われた人達が確実に存在していますよね……。何かとんでもない形で話に絡んできたらどうしよう、とドキドキしています。
>画面に直接死人を映したりはしないけど、明らかに戦隊の目の届かないところで大勢が犠牲になってると匂わせるのがえげつないですよね今作。
魁利達の喪失の重さを描くため、という狙いもあるのでしょうが、一貫して、そういうところシビアですよねー。
>やっぱりメインライターとしては早々に「どういうキャラか」というのを視聴者及び他のサブライター達に提示しておくべきだ、という考えもあったのかも知れません
やはり一つ、真実の部分を見せておくと、書くのも見るのもぐっと掴みやすくなりますよね。常に裏を読まないといけないキャラだと、段々面白い通り越して疲れてきてしまいますし。
>ただ初美花の件で魁利と透真からはさらに態度を硬化された感が。
初美花自身は、咲也と一緒にノエルも助けに来てくれた所を見ているのはまた、ちょっとした温度差に繋がりそうですよね。
>幾らルパレンの因縁の相手でメインキャラだからって、ここまで出し惜しみすると子供に忘れられたりしないだろうかザミーゴ。
ちょっと心配になってきますよね……。
>何もデストラを冷遇してるわけじゃない(むしろ自分の右腕として誰よりも信を置いている)というのが現時点での彼にとっての救いかも知れません。
気分屋のボスお気に入りのゴーシュにあれだけ正面から不満を述べてなお、重用されている、というのはデストラさんの優秀さと底の見えない部分になっているのも、上手いなーと思うところです。
◆sakeiさん
>アニメはともかく特撮では列車メカって動物や戦闘機と比べると新参な印象で制約も多いイメージですが、
>本作でも電王やトッキュウジャーの頃にはなかった魅せ方をしてくれるあたり、案外実は伸び代が期待できるジャンルなのかもです。
特徴である細長さがそのままネックになってしまうのでしょうが、今作かなり工夫していて、面白いですよね。今回は引きネタだった新たなビークルも、どう見せてくれるのか楽しみです。
>ちなみに今年に限り35年前を参照せずとも、1時間前のプリキュアを参照すれば、お子さん世代もピンポイントでアムールは分かったりしますね(笑)
ああ、今年はプリキュアに居るんですね。アムール連発は、その意識もあったのでしょうか……(笑)
◆特命さん
>ヒーローとして活躍していくのちに龍我と出会ってそこから運命が変わっていく...みたいにした方が良かったんじゃないかとは思いますね。
結局、桐生戦兎にとっての「ヒーロー」とは何か、が途中ですっ飛ぶんですよね……考えてみると「愛と平和」に昇華されたのかもしれませんが、そこをスムーズに繋げる為には、もっと丹念に戦兎のヒーロー像を初めから積み上げていった方が良かったかもですね。
◆あきさん
>ルパン家の不始末の尻ぬぐいに一般人を巻き込み、大事な人への思いを利用して危険な快盗稼業をやらせて高見の見物をしていられる人には見えません。
コグレの弱みは恐らく、VSチェンジャーのレンタルかなと思われるので、そこを突いてくる辺りも、ノエルはノエルなりの正義感と責任感いうのが強いタイプっぽくなってきましたね。
>真意はギャングラーを倒すため国際警察に技術協力し、いずれは快盗と警察の共闘を目指していたとしても不思議じゃないなと。
Xの意味としてはスムーズゆえに都合がよくなりすぎる所もあるので、どうバランスを取って転がしていくのか、ますます気になるところです。
>咲也の初美花への恋はアムールの国から来た男の価値観以上に「なんて素敵なんだ」と思えて応援したくなるかもだし
ノエルが初美花の正体(そして恐らく事情も)知った上で行動している事を考えると、ノエルなりに初美花に、“過去”以外に目を向けてほしいという意図もありそうで、だとするとノエル凄くいい人なんですが、ホントどう転がるのか……!
>同じように言葉の解釈のすれ違いで笑わせてくれたジュウオウの「社交辞令か」のくだりを思い出して、香村さん本当にこういうのお上手だなと。
ノエルの複雑な心情、あるあるフラれネタ、そしてオチ、とキーワードの使い回しの仕方も面白かったですねー。
>根はお人好しの苦労人がルパン家みたいな魑魅魍魎の世界で精一杯策士を演じてコグレと渡り合っているような危うさも感じてしまいました。
ノエル、実は凄く苦労人路線、好感度が更に上がりそうで見たい……(笑)
>両陣営を無理なく行き来できる追加戦士投入はタイミング的にも動かしやすさにプラスなのかも。
今回は思った以上に、ノエルの立ち位置が活きたエピソードでしたね。硬軟両面も存分に見せて、ノエルを掴みやすくなかったのも大変良かったなと。
>宇都宮Pがトッキュウジャーの時にやれよと思うのも納得でしたね。
トッキュウは良くも悪くも電車の使い方が正攻法でしたが、今作かなりひねってきて、面白いですね。
>シンケン20話の外道に墜ちるか否かやウィザード終盤で個人的には大事故と感じたことがあったので、こっち方面に来ると危うさも感じたりします。
確かに宇都宮さんは、ヒーローテーゼに関してはこだわりがが先行しすぎる時がちらほらあるのは、心配ですね。
◆さかもと。さん
>そういえば純粋なビークルメカに乗る戦隊って久しぶりですね
言われてみれば確かに。ここまでは割と大雑把に巨大化するのであまり目立ちませんでしたが、トレイン周りの描写は気合いが入ってますし、今年はメカ推しの意識が強いのかもですね。
◆島嶋さん
>大五さん格好良すぎて酔っ払った時ショックを通り過ぎて衝撃だったなとしみじみ思い出しました。
未だに大変好きなキャラクターです。
>願いの為にどこまで切り捨てられるのか、もしくは偽の積み重ねでどれだけ切り捨てられなくなるのか気になります。
ここを描いてこそ、だと思うので、後半、焦点を合わせていってほしい所ですよね。
>警察も現時点でそれなりに快盗を買っていそうなつかさとその手の発言がない圭一郎で温度差がありそうな気がします。
つかささんは意外と、筋は通す連中扱いですよね。圭一郎は断じて許さん感じですが、ギリギリの場面で、果たしてどっちにつくんだ咲也!(え)