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『ウルトラマンルーブ』感想・第3話

◆第3話「アイゼンテックへようこそ」◆ (監督:武居正能 脚本:伊藤公志)
お兄ちゃん、弟妹の引率で苦労するの巻。
「一難去ったら空を飛べ」
父と母の交換日記に描かれていた、ウルトラクリスタルを思わせる図形の正体を求めた湊兄弟は、妹アサヒを連れて、かつて母と共同研究をしていたというアイゼンテック社長、愛と善意の伝道師・愛染マコトの元を訪れ、前半ひたすら、愛染社長のテンションで押せ押せ。いきなり目の前で殺人未遂事件(愛染社長の後頭部に石の鳥が直撃)が発生し、平然と立ち上がった愛染に改造人間疑惑も浮上する中、社長の奇行を終始笑顔で受け止め続ける受付の女性社員が大変いい味を出しており、再登場に期待したい(笑)
宇宙考古学者であった湊ミホと共に綾香市の伝承について調べていた社長は、あやか星とは隕石ではなく3体の巨大生物であった、という兄弟が見た幻視と重なる仮説を述べ……成る程、第1話の時点ではピンと来ていなかったのですが、初代『ウルトラマン』のオマージュ要素(ウルトラマンベムラーの引き写し)という事でしょうか。
どうにも過去作ネタを挟み込みたがる印象が強い為、オマージュやパロディが入ると警戒してしまうシリーズなのですが、その衝突に関連して地表にばらまかれた力の結晶がクリスタルではないか……というのは今作独自の設定として頷けるものになっており、気にならないタイプのオマージュで、今後もキープしてほしいバランス感覚。アイゼンテックの前身も、「愛染防具」ではなくて良かった! ……すみません、これは私がどこかで一度、言いたかっただけです。
それはそれとして、愛染鉄工の写真が妙に時間取って強調された感があり、今後の物語に関わってくるのかどうか。
兄弟は突如出現した石化怪獣に立ち向かい、一人が石化してもパーティ全滅にならない、コンビネーション回避から連携攻撃、とヒーローが2人居る事を活かした戦闘は、1−2話に比べると改善。……ただ、ピンチになったら突然角が光って、「そういう事か!」はさっぱり意味がわからず、ビルの窓ガラスの反射で自分の頭が光っている事に気付いた、という演出意図だったのかもですが、見せ方が良くなかったと思います。
「頭に武器が仕込んであったんだ」
はいい具合にアドレナリンが放出されていて面白かったですが(笑)
前作に引き続きどうしても、“ウルトラマン内部でのジャケット姿”に慣れないのですが(『オーブ』の黒ピチは黒ピチで格好いいとは思えなかったので難しい所なのですが)、これはもう、受け入れるしかないのか。そして変身バンクの私服姿が脳に染み込んできた所で気付いたのですが、バンクで着ているという事は、弟は、ずっと、NO,3なのか! いったい何が、NO,3なのだ、弟よ……!
なお、第3話にして、クリスタルチェンジのバンクは早送りした事を、告白します。
頭ブレードで怪獣をぶったぎって勝利したロッソとブルは兄弟タッチを交わし、その大きさで公然と行っていると、いつかそれがきっかけで正体がバレそうで、ルパンレッドの「ありがちゅー」並に心配に。
「おい、いきなり飛んでどこ行くんだよ?」
「だって、一難去ったら空を飛べ、だろ?」
冒頭のネタがここに繋がったのは、お見事でした。
兄弟の行為に密かに笑みを浮かべ、カットが割られて絶対確実ではないものの怪獣クリスタルを回収している事が示唆され、一気に怪しげになった愛染社長は、夕暮れの川辺で帽子の男をスカウトし……え? ふ、風来坊? で、つづく。
ところで1−2話の時点から、兄弟とアサヒになんとなく微妙な距離感を感じていたのですが、母親が失踪したのが15年前という事は、アサヒは義理の妹だったりするのでしょうか……? いや、出産直後に失踪したのかもしれず、アサヒ15歳(以上)なのかもしれませんが、いいとこ中学生(14歳ぐらい?)にしか見えないのですけど、母親失踪の1年後に母の手紙と一緒にクワトロの店頭前に置かれていた赤ん坊とかなのかアサヒ。
まあ実子だとしても、なんとなくキーキャラぽい雰囲気ありますが。