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久方ぶりの探偵考

そういえば、探偵の助手の話をする、と言ってすっかり忘れてました(おぃ)
というわけで、私が考える、探偵の助手(役)の要件。
探偵より賢くない
……いやこれ、重要ですよ。
こうでないとまずいわけで(笑)
まあ、「賢い」という言葉は様々なニュアンスを含みますので、「推理力が無い」という方がよりふさわしいかもしれませんが。
とにかく、探偵より先に助手(役)が事件を解決してしまっては問題です。故に何よりも助手は、探偵より聡くてはいけない。
まあ最も、助手もなかなかに有能で、二人がかりで事件を解決に導くというパターンもありますが。あと、厳密に助手というわけでは無いですが、探偵役が一生懸命考えているけれどなかなか真相に行き当たらない所に、それまで控えていた人物が脇からすっと解決する、というアンチテーゼ的なのも。
ただまあ、ノーマルなタイプの探偵物の場合は、やはり助手は助手である為に、探偵より先に事件を解決してはいけないというのが基本的要件でしょうか。
他に考えられるものとしては、全てではありませんが、探偵の足らない所を補う、というのがありますね。
例えば運動神経が良いとか、好奇心旺盛で活動的、とか。
まあ、これは探偵と助手の関係に限った事ではなく、フィクションにおいて登場人物が二人居たら、それぞれの役割分担があるわけですが。
後は、トラブルメーカーである場合、というのも考えられますね。自分で起こさなくても、巻き込まれ体質とか。或いは、伝聞にしろ実体験にしろ、事件を持ち込んでくる役割。物語の導入と一体化しているタイプの助手というのも存在しますなー。
他に肝心かつ良くあるのは、霊感的役割でしょうか。
助手役の人間の、なにげない一言(行動)が探偵に最後の一手の閃きを与える、これはもう王道中の王道ですが、ここまで王道になると、どこでそれが出るのか楽しくなるぐらいの王道である気がします(笑)
助手役のキャラにはそうあって欲しいというか。
……基本的には私は、名探偵ポワロにおけるヘイスティングス大尉的な助手キャラが好きなんですよねー。やや間抜けでやや巻き込まれ体質で、閃き触媒型。
神宮寺三郎における御苑洋子女史のように、容姿端麗・語学堪能・頭脳明晰、というスーパー助手も良いですが。……いやあれは、スーパー助手なのが良いのでなく、洋子さんが良いのか(笑)
……あ、そういえば今度、NHKでアニメ『名探偵ポワロミス・マープル』(『火の鳥』の次がこれというのが凄い)なるものが始まるらしいですが、あのヘイスティングスは格好良すぎで不満(笑)