本日のお題は、「風の篝火」(『夢供養』収録)。
美しいメロディに、切ない男女関係、加えて“故郷”、という、いかにもさだまさし、な一曲。
でまた別れの歌だったりもするわけですが、背景に都会と故郷というアクセントが加わっていて、ちょっとした重層構造。さだまさしが度々歌う、“故郷と都会”というテーゼに関しては、私は何らシンパシーを感じる要素が無いのですが、それでもメロディと詩の美しさでシンパシーの無い人にも聞かせる辺りのテクニックは、さすが。シンパシーの無い人にも理解させる技術(同時に力)、とでも言いましょうか。
まあもっとも私の場合は、さだまさしの楽曲そのものとフィーリングがあうので、個別のテーマに対するシンパシーは必要無いのかもしれませんが(笑)