地味に勝っても文句を言われるし、大味に勝てば嘲笑われるし、負ければ勿論文句を言われるし、補強は大型小型に関係なく文句を言われるし、結局の所、勝ち負けよりもネタを如何に提供できるのかの方がもはや重要なのかもしれないなぁというか、無論、強い上で、というのがベストなのでしょうが。なんか色々と“原辰徳は好きだけど現行のプロ野球はそれほどでもない”という中途半端な立場から見ていて、考えさせられた事が幾つか。
この際、巨人軍は“悪役”をこそ目指すべきなのかもしれない。
これは、アンチの批判対象、とかそういう事でなく、キャラクター的に、という事。
もうむしろ、色々と言われる事を全て前向きに受け入れてしまえと。
「巨人軍は紳士たれ」
というのがありますが、それになぞらえるなら
「巨人軍は悪役たれ」
みたいな。まあその路線が嫌なら、それこそ“紳士”路線を強調するのも逆にありかな、とか思いますが。
私服は常にスーツに帽子!
外出時は馬車!
女性を見たら声をかけるのが礼儀!
みたいな(おぃ) なんか色々と間違った紳士観が入っている気もしますが、それはそれ、これはこれ。
髭を剃った剃らないまで批判のネタにされるのだったらむしろそれを逆手に取って、「紳士となったからには小笠原くんは常にシルクハット着用だ」ぐらいのネタに走るのもありかと思うんですが、駄目ですかお笑いに走りすぎですか。でも私は、プロ野球ってそれぐらいネタに走ってもいいのではないかとしょーじき思ってます。少なくとも、1球団ぐらいはネタに走ってもいいのではないかな、ぐらいには。勿論、野球を真剣にやるのは当然の前提ですが。
まあシルクハットは言い過ぎですが、なんというかもう少し、サーカスが足りないんですよ、サーカスが。
来年はあれです、とにかく頑張れ田中幸雄。