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舞台『もう一つのシアター!』感想

正しくは舞台演劇のDVDなのですが、見出しタグは都合により、「映画」で代用しています。

シアター! (メディアワークス文庫)

シアター! (メディアワークス文庫)

(DVDが出てこないので、書籍)
小説『シアター!』(有川浩)のアイデア元となった劇団「Theatre劇団子」が、『シアター!』作中の劇団「シアターフラッグ」を演じて小説1巻と2巻の間にあった(かもしれない)オリジナルエピソードを演ずる、という少々複雑な成り立ちの舞台。脚本は原作者の有川浩が自ら担当。
小説『シアター!』に関してはこちらの<感想>をご参照下さい。
プロの演劇、というのを見るのは、生、TVを問わず、これが初めて。
というわけで自分の中で評価軸が無いので、思った事を適当につらつらと。
客演の二人(大和田伸也、阿部丈二)の声がいい。
幕間に照明落としたステージで移動する役者さんが小ネタを挟んだりするのがなんか面白い。
役を演ずるにあたって、原作に合わせていく場合と、そうでもない場合があるのは興味深い。
秦泉寺が都合によりデブ→ハゲにクラスチェンジしていたものの、完全に同化していて凄かった(笑)
牧子さんは、真矢みき中島みゆき、な感じになっていた。
劇団員が騒いでいる中、舞台の端で書類仕事に没頭する司さんがひたすら素敵。
司は既に司語になっていて、喋ると司さんだ。
改めて聞くと、司さんの決め技「全力でやって折れる事」は本当に酷い台詞だ(笑)
千歳が司にそれなりに構われに行ったので満足。
第2幕ぐらいで、千歳が頭につけていた黄色い丸まりは何だったのだろう……。
中盤、巧の演出つける時の台詞などは、ちょっと説明的でくどかった気がした。
舞台台詞というのは、力を入れていかないといけないので、大変そう。
その辺りで、普通の台詞に力を入れていける、というのが舞台役者の一つの力なのだろうなぁ……と司さん役の方はその辺りでやはり、一つ抜けている感じであった。
貸してもらった物だったのですが、初体験のジャンルで面白かったです。