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『宇宙刑事ギャバン』感想17

第33話「新怪物誕生 エイリアンを拾った少年」
キバとサン・ドルバは、ダブルマンの染色体とモンスターの染色体を合わせてダブラーの卵を作り出し、それを汚染された地球の環境で孵化させようとする計画する。環境汚染の進む地球は卵の成育に適しており、孵化後も、猫や犬、果ては人間まで、豊富な餌があるという判断であった。そして孵化したダブラーは、数時間で60mに巨大化し、街を破壊する……筈。
工場からの廃水の流れる川に卵を沈めるマクーだったが、その後移動中に烈に発見され、最初に沈めた1個以外の卵を失ってしまう。
マクーが乗っていた、という理由で、中も確認せずにシルバービームでワゴン車を破壊する、ギャバン、恐ろしい刑事……!
更にマクーにとってのアクシデントは続き、川に沈めた卵を、通りがかりの少年に拾われてしまう。たまたま、小次郎の住居の近所に住んでいた少年。小次郎と行き会い、見た事もない一抱えもある巨大な卵を、ガスレンジにかける
急速に暖められた事で孵化した卵から飛び出した怪物は、小次郎の腕に噛みついた後、行方不明に。
夜を徹して怪物の行方を捜索する烈は、小次郎のアパートの近所の家で、飼い犬ジョンが居なくなった事を知る。ジョンのものと思われる血のついた獣毛を発見し、付近の倉庫に辿り着いた烈に襲いかかる、成長したダブラー。怪力に苦戦しつつも退けるが、再び見失ってしまう。
その頃、魔空城ではキバとサン・ドルバが、「そろそろ巨大化してもいい頃」「出来損ない?」と額を突き合わせていた。
「どんなダブラーになる事やら……」…………台所のシンクの下から出てきました!
まあとにかく、ダブルマンの知能は持ち合わせていなさそうです。
デザイン的には、ノミかケラっぽいですが。
割と攻撃力は高いダブラーでしたが、駆けつけた烈にダブラーは退治され、めでたしめでたし。
翌日、烈がジープで流していると、包帯だらけの犬と散歩している少年と出会う。昨夜、行方不明になってすっかりダブラーに食べられたものと思われていたジョンは、怪我をしていたものの、無事に帰還した事が発覚。
ジョンに負けたのか、ダブラー(笑)
巨大化云々以前に、色々と駄目だった事が発覚。
その他、今回の話では、小次郎さんが家を引っ越しているのが小さなポイント。
流石に、隣室に不法侵入を図ったマンションは追い出されたらしい


第34話「思い出は星の涙 父のない子 母のない子」」
人間の記憶を操作し、意のままに操る装置を開発するマクー。宝石店の支配人に数億円の宝石を横流しさせたり、国防軍の警備隊長を操って武器をマクーに譲らせたりと、大胆な活動を展開する。
「警備隊長、マクーと結託」
新聞に掲載されているのは、けっこう衝撃(笑)
勢いでやったネタだと思いますが、この世界のマクーの認知度はさっぱりわかりません。
着々と作戦を進行するマクー、そしてマクーが洗脳に使っている研究所にたまたま入り込んでしまった陽一(アバロン乗馬クラブの少年)が、口封じの為に、2年分の記憶を装置によって消されてしまう。2年の記憶を失った事で、2年前に死んだ両親が生きていると思い込み、父と母を求め続け、るるるー状態になってしまう陽一。
ここに来て、乗馬クラブの姉弟の両親は既に死亡しており、それで祖父に引き取られていた事が発覚。
まあ、ドラマ的にはどうでもいいといえばいいのですが、突然、孫が両親との思い出に引きこもってしまい、独り寂しく川で釣り糸を垂らす祖父・豪介の図は、ちょっとしんみりするいいシーン。
……しかし、2年分の記憶を失っていたら、烈とか、知らない怪しい人もいい所なのですが(笑)
陽一の途切れ途切れの記憶から、マクーの洗脳装置がある研究所へ辿り着いた烈だが、逆に罠にはまって記憶を上書きされてしまいそうになる。必死に抵抗する烈。
その時、烈の精神波が装置に逆流した!
ギャバンが恐ろしいのは、体力と攻撃力ばかりでなく、精神力も強靱な所。
かくてマクーの陰謀は絶たれ、陽一の記憶も元に戻り、乗馬クラブにも祖父と孫の笑顔が戻ったのでありました。
ハンターキラーさんが追放されてからテンション下がり気味なのですが、次回少し、盛り上げ展開な感じの予告だったのでちょっと期待。