はてなダイアリーのサービス終了にともなう、旧「ものかきの繰り言」の記事保管用ブログ。また、旧ダイアリー記事にアクセスされた場合、こちらにリダイレクトされています。旧ダイアリーからインポートしたそのままの状態の為、過去記事は読みやすいように徐々に手直し予定。
 現在活動中のブログはこちら→ 〔ものかきの繰り言2019〕
 特撮作品の感想は、順次こちらにHTML形式でまとめています→ 〔特撮感想まとめ部屋〕 (※移転しました)

『世界忍者戦ジライヤ』感想25

◆第43話「少女の祈り!灼忍ストローボ百万ボルトの恐怖」◆ (監督:岡本明久 脚本:杉村升
見所は、
失明した闘破をかいがいしく世話する麗、ヒロインゲージを急速に上昇させるの巻。
麗は最近、何故か道場で棒立ちな事が多いのですが、本職(国際秘密捜査官)を解雇か何かされたのでしょうか(^^;
(※たぶん巨大ロボットまで出てきてしまったので、監視を強化するようにとか指令を受けているのかとは思いますが)
ある日、武神館へ乗り込んできた編み笠姿の男が、闘破にいきなり斬りかかる。哲山が応戦して編み笠を弾き飛ばすと、その下から出てきたのは全身金色の世界忍者、灼忍ストローボ。
かつて哲山に決闘を挑んで敗れたストローボは、切り落とされた右腕を機械化して復讐の為に舞い戻ったのであった!
「哲山、貴様はおまえの大事な片腕を奪った。今度は俺が、貴様の大時なものを奪ってやる!」
「闘破を倒すというのか?!」
ストローボの灼光の術によって視力を失った闘破は哲山の指示で麗と逃亡、ストローボはそれを追って姿を消す。闘破の視力を取り戻す為、麗と闘破は真紅のヤマユリの根を求め、雲取山へと車を走らせる。
この情報を得た妖魔一族は、恒例のせせこましい暗躍。戸隠流の医学知識を共有していた為か、視力を失った闘破が雲取山へ向かうと見越した毒斎は紅牙に指示を出し、ストローボへ「ジライヤは雲取山に居る」というメモを投げつけさせる(笑)
雲取山へ辿り着くも、ヤマユリの探索中にストローボの攻撃を受ける闘破と麗。闘破は川へとダイブし、麗破がストローボの攻撃を受けたところで、駆けつける山地一家。「まだ、息がある。病院へ運ぶんだ」と、ヒロイン力を使い果たしたのか、麗破あっさりとリタイア。
一方、川へ落ちた闘破は、雲取山に精通する少女・繭子に拾われ、洞穴で手当を受けていた。
「お兄ちゃん、太郎みたい」
「太郎?」
「私の飼っていた、野良犬」
主役、まさかの犬扱い
「野良犬か……そうだ、このまま目が見えなければ、ストローボに野良犬のようにやられてしまうかもしれない」
あっれー……“少女が大切に飼っていた野良犬”“惨めに殺される野良犬”連想ゲームしたのですが、それはどうなんですか闘破さん。
意味をかけて面白い台詞にしようとしたら、やりすぎておかしくなってしまいました(笑)
父を亡くし、犬の太郎も先頃病気で死んでしまい、母親と二人で寂しく暮らしているという繭子は、「ずっと一緒にいてくれる?」と闘破を親身に看病する……って、犬扱いの青年に「ずっと一緒」を要求とか、とんだ女王様ですよ繭子ちゃん?!(小学生ぐらい)。そして繭子は闘破が真っ赤なヤマユリを探していると聞き、心当たりの場所へと向かう。
一方、さすがに息子の事で気がせいていたのか、前回浮かれていた影響が残っていたのか、毒斎の仕掛けた落とし穴にはまってしまう父さん。毒斎は上から岩で落とし穴に蓋をすると、見張りにカラス天狗を残してその場を去って行く。
下手に追い詰めすぎると危ないというナイス判断。
だが、哲山は爆弾手裏剣であっさりと大脱出。ヤマユリを手に入れた繭子を襲う妖魔一族の前に立ちはだかり、繭子を逃がすが、闘破の前にも既にストローボが迫っていた。
アルちめっちょ?毒斎様vs哲山があるかと期待したのですが、「この場はストローボに任せ、引き上げるのだ!」と、毒斎は如何にもストローボと協力関係にあるようなブラフを入れつつ、さっくり撤退。ストローボの襲撃をなんとか逃れた闘破は繭子と接触するが、目の治療前に、ヤマユリは川へと吹き飛ばされてしまう。
繭子を遠ざけ、ジライヤスーツを身に纏う闘破だが、視力を失った状態で大苦戦。
そこへ駆けつけるも、何故か観戦モードに入る哲山、どれだけスパルタなのか。
哲山(心を無にするんだ、心を無に……)
ジライヤ「そうだ、心を無にするんだ」
哲山の心の声が伝わったのか、かつて「魔王」を破った時のような、無心の構え、ノーガード戦法を取ったジライヤは、ストローボの攻撃にカウンターを炸裂させる。機械の右腕を切り落とされ、冷静さを欠いたストローボが続けて斬りかかってきた所を、磁光真空剣・真っ向両断。
せっかく近くに川があって、ヤマユリが川の流れに吹き飛ばされる、という演出まであったのに、単なるカウンターで倒してしまったのは非常に残念。川の中に誘い込んで、水音を頼りに斬る! というネタだと思って期待したのに。
ストローボは真っ二つになって死亡し、失った視力はヤマユリの根の汁で無事に回復。闘破は繭子を抱きしめ、感謝の言葉を述べるのであった。……うまく交渉をまとめないと、このまま飼い犬扱いですが闘破さん。
にしても、終わってみればヒロインをぽっと出の小学生女子にかっさらわれる、柳生麗のヒロイン力の切望的な薄さよ……。
南無。
次回、あのイカれた男が帰ってくる!


◆第44話「磁雷神大爆破!! 戦場の父と娘」◆ (監督:岡本明久 脚本:小池剛)
実戦形式で訓練を行っていた山地兄妹の前に、爆忍ロケットマンが姿を見せる。
もう、歩いて出てくるだけで面白くてズルい(笑)
ロケットマンは3人に、ベトナムの戦場で巡り会った少女であり、彼が兵士を辞めるきっかけとなり、現在は義理の娘であるタオを引き合わせる。タオはワールドツアーを行うミュージカルのオーディションに合格して来日し、それに付きそう形でやってきたロケットマンは山地家(というか恐らく日本忍者の顔役であるニンジャマスター哲山)に挨拶に訪れたのであった。
娘の前でも、凄く普通にイカ
親バカぶりを発揮しているけど、イカ
娘に「パパの方がフィーバーしちゃって」とか言われているけど、イカ
駄目だもう、この絵面だけで面白すぎる。
訪問を終えた二人を、レッスン場まで車で送る事にする闘破。
ロケットマン、車、乗れるのか…………
乗った!!
なんか、微妙に不自然なカットだけど、助手席に収まった!
だが、道中で突然、妖魔一族の襲撃を受けるブラックセイバー。ジライヤとロケットマンは紅牙と烈牙を追うがそれは陽動作戦であり、タオがさらわれロケットランチャーが盗まれてしまう。
……いや、娘と一緒にロケットランチャーを後部座席に置いておくのはどうかと思うのですが、イカ父。
二手に分かれてタオを探すジライヤとロケットマンだったが、ロケットマンはカラス天狗に誘い込まれ、毒斎からタオを人質に磁雷神の破壊を要求される。
かつて幾多の戦場でならした、超A級狙撃兵としての腕と得意の火薬術を用いて磁雷神を破壊せよ。
だがそれは、再び硝煙と炎の世界に戻る事を意味していた。
「お父さん止めて、お父さんはもう兵士じゃないのよ。あの日以来、もう二度と武器は手にしないって誓ったでしょ」
…………や、しばらく前に、騙りを成敗する為に思いっきりぶっ放していた記憶がありますが。
あれは、娘には秘密だったのか!
「駄目よお父さん、武器を手にしたら、私たち、親子でいられなくなるわ」
直後に、腕の仕込みロケットを炸裂させるロケットマン(笑)
しかし、タオの奪還かなわなかったロケットマンは、娘を取り戻す為に妖魔一族の要求を呑むという苦渋の決断をくだす。「金剛山に妖魔のアジトを発見した。援護を頼む」という通信ミサイルを武神館道場に撃ち込み、ジライヤを待ち受けるロケットマンは、やってきたジライヤをロケットランチャーで砲撃。ジライヤの危機に反応し、地下から磁雷神が浮上する!
このままジライヤを裏切っていいのか……苦悩するロケットマンを促すべく、檻に入れてクレーンで吊したタオを、更に下から火であぶる妖魔一族。その炎に、タオはベトナムの戦場を思い出す……。
ここの火薬シーンは、なかなかの迫力。
妖魔一族がタオを人質にしているのに気付いたジライヤは磁雷神と合体するが、遂に意を決したロケットマンは磁雷神を砲撃。同事に、仕掛けておいた地雷が爆発し、地割れにはまる磁雷神。紅牙と烈牙は、これで勝った、とロケットマンからロケットランチャーを奪い、自らとどめを刺そうと磁雷神に接近、毒斎もこれで用済みとロケットマンを始末しようと斬りかかるが……そこで磁雷神が再浮上。慌てた妖魔一族は退却し、火の海に落とされそうになったタオは、磁雷神がダッシュでキャッチ。
今回ここまで面白かったのですが、タオが人質にされているのに気付いたジライヤが何か策を練るわけでなく、単に“磁雷神が強かったから”というだけで全て解決してしまって、がっくり。人質に気付いたところで「よーし」みたいに合体しているのに、その後、見事に地割れにはまっただけですし。はまった後も特に理由なく「別にどうという事がありませんでした」的な復活で、敵も味方も策を凝らすのが持ち味の今作で、単純なパワープレイに陥ってしまったのは残念。
逃げる妖魔一族をロックオンする磁雷神。降り立ったジライヤの前に刀を手に進み出る紅牙。
「おのれジライヤ、私が地獄に送ってやる! 妖魔忍法・乱れ蝶!」
紅牙さんがなんか突然、技を!
しかも烈牙とのコンビネーション攻撃で、ダメージまで!!!!!!!!
なんかもう、アルティメット毒斎様降臨の時以上の衝撃。
「このままでは、完全にヤツの術におちてしまう」
油断かましていたら思わぬ反撃を受けるジライヤ。
たぶん、スライムだと思っていたらいきなりベギラマ使われたような気持ち。
気合いを振り絞ったジライヤは、剣気を飛ばす「磁光真空剣・なんたらかんたら(聞き取れず)」で反撃、妖術を打ち破る。アルちめっちょ?毒斎様は正面から切り結ぶと見せかけてすかさずカラス天狗に側面攻撃をかけさせようとするが、そこへ飛んでくるロケットランチャーの支援で、カラス天狗は無残に蒸発。今度こそ妖魔一族は完全に撤退する。
戦い終わり、愛用のランチャーを捨てきれぬ心の弱さにつけこまれたのだ……とロケットランチャーを投げ捨てるロケットマン
しかし……
ロケットマンが、武器を手にする時は、愛する人や、平和を守る時じゃないか!」
「だから、これは、私のダンスと同じくらい、大切なものなのでしょう?」
闘破と娘の言葉を受け、再びロケットランチャーを手にして、大団円。
戦闘の解決法が残念でしたが、そろそろ残り話数もカウントダウンに入る終盤に、わざわざロケットマンを拾ってくれたのは嬉しかったです。
そして次回、紙忍・折破も拾ってもらえる模様(たぶん藤井脚本)。
果たして牢忍ハブラムは、拾われるのか……ッ?!