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爆発!科学戦隊ダイナマン!!22

第39話。
「出せー、出してくれぇ! やだぁ、こんな所に一生閉じ込められるなんてやだぁ!」
千年洞窟に閉じ込められた王子、壁を滴り落ちる水滴をすする。
素晴らしい、素晴らしすぎます王子。
この墜ちっぷりまでしっかり描かれているのが素晴らしい。
これは再起への期待で胸が熱くなります。
再起しなくてもそれはそれで面白い(笑)
さて本編の見所は、北斗さん、人妻に迫る(おぃ)
王子更迭により、「もう失敗は他人のせいにはできぬぞ」と釘を刺される女将軍ゼノビア。そこへ横から作戦を進言するカー将軍。それは、細胞融合により大量生産に成功した有尾人の卵を、洗脳した人間の母親に温めさせる事であった。通常、孵化まで2年かかる有尾人の卵だが、人間の母親の発する女性ホルモンの影響によって21日で孵化する事が可能になるのだ!
最近の展開から根本的な戦力不足が囁かれていたジャシンカ帝国ですが、今回カー将軍の口より
「有尾人はあまりにも人数が少ない」
と明言され、やはり兵力に劣る事が判明しました。
しかもこれまでの戦いで、ダイナマンに2割殺されているらしい。
…………もうそれ、全滅判定寸前ではないですか(^^;
やはりジャシンカ帝国はドイツで、電撃戦でフランス(日本)併合しようと思ったら、ベネルクス三国の国境線に突如、超マジノ線(ダイナロボ)が出現して、助けてマンシュタイン、みたいな。
「鵜の目鷹の目」による催眠術で、次々と人間の母親を洗脳して有尾人の卵守へと変えていくメカシンカ・レーザーホーク。
囮作戦で折角のレイ和服コスプレが瞬間で終わってしまうのはどうか。
空飛ぶレーザーホーク(たぶん中身あり)と、それにロープを引っかけて引きずられる北斗が一つのフレームに収まっている映像は、けっこう凄い気がします。レーザーホークにしがみつく北斗だったが、ブレスを破壊され、高空から民家に落下し、行方不明に。ところがそこには卵守とされた母親が隠れており、北斗落下の衝撃で催眠術が解けるのであった。
「わからん……弾がなぜあんな無茶を(拙者ならあれぐらいの高さから落下しても無事でござるが)」
「彼は、母の愛というものをしらんのだよ」
生まれた直後に母が死亡し、母を知らずに育った……と総司令の口から語られる弾の背景。それゆえに弾は、赤ん坊から母親を奪うジャシンカの作戦に、常以上の怒りを燃やしているのだった。
正気を取り戻した母親Aを連れて脱出を図る弾だが、周囲は尻尾兵に取り囲まれていた。慎重に逃亡しようという弾に対し、とにかく今すぐ赤ん坊の元へ戻りたいと散々無茶を言った挙げ句に、意を決して尻尾兵を引きつける為に飛び出した弾に
「あたしのために、囮になってくれてすみません……」
と言いながら走り去る母親A、酷いよこの人(笑)
変身不能で尻尾兵に追い詰められた弾はマシンガンを食らって落下した崖下で、卵の製造工場を発見。キメラ王女に見つかるも工場の破壊に成功し、仲間と合流。
駆けつけた仲間達が逆光で並び、新しいブレスレットを受け取って北斗変身。
「赤ん坊に必要なのは母親のぬくもり! そのぬくもりを奪うやつは、このダイナマンが許さん!」
からいつもの、という揃い踏みは決まりました。この辺りは山田監督、ベテランの味。
巨大戦では、ダイナミックジャンプから、ダイナロボ初の空中戦。一瞬、前振りも無しに必殺剣とか惨すぎる、と思ったのですが、飛行型メカシンカと空中戦もこなすとか、それはそれで底知れなさすぎる、ダイナロボ。そして全く苦戦する事なく、竜巻パンチで撃墜して、科学剣稲妻重力落としでずんばらりん。
全体的に見せ方も面白く、ここに来て秀逸回が連発。
第40話星川竜格好いい祭。
ワープロアルマジロの能力と言葉反応装置により、特定の音を発すると衝撃波が発生してしまうようになり、人々は自由に喋れなくなってしまう。兵力増強に失敗し、再び社会を底辺から混乱させる計画に作戦変更と、女将軍ゼノビアも一歩も二歩も後退。やはり、戦いは数だよ王様!
そんな中、ワープロアルマジロがある工場へ入っていくのを目撃した少女。生来口のきけない少女は竜に手話でそれを伝えようとするのだが……。
相変わらず、キメラとからむダイナブラック。
これがいわゆる
「もうおまえらくっついちゃえよ」
というやつか(笑)
アルマジロにさらわれた少女の様子を不可解に感じた竜の仕草を見て、少女が手話を使っている事に気付くレイ。
「それは、助けて、って意味の手話よ」
そして少女の伝えたかった事、それは海に落ちたボールを取ってほしいのではなく……
「そうこの なかに あやしい ひとが はいって いった」
アクション満載で倉庫へ突入する竜ですが、しかし王女は、さらった女の子を倉庫に放置しておいて何がしたかったのか(笑) 「だ」の音を封じられ、変身不能でピンチに陥る竜だったが、NINJAはそのぐらいではくじけない! 竜の手裏剣がワープロアルマジロワープロ機能を破壊、言葉を取り戻したダイナマンは見事に変身……と解決はあっさりめ。
「変身できない」「名乗れない」と、ある意味で史上最大のピンチだったので、それをひっくり返す奇策を見たかったところで、少々残念。
このエピソード、当時見ていて凄く印象に残っていたのですが、恐らく、喋る事が出来なくて手話を使う少女、というのは幼時の自分の知らない世界で、印象深かったのだろうなぁ。トゲアリの時は全然記憶と違う話でしたが、今回はだいたい、おぼろな記憶と合致していましいた。
立花レイは動物と意思疎通しよう(できる)という人なので、手話その他、一通りの世界中のボディランゲージをマスターしているに違いありません。
キメラ王女はすっかりゼノビアの小間使い扱いで、「失敗すればメギド王子のようになるのよ」と脅されましたが、今回の失敗はとりあえず許された模様。まあ実際問題、キメラも更迭してしまうと、前線の雑用担当係が居なくなってかえって面倒くさいですから。
そして幽囚の王子は、すっかり無精髭まみれになりながら、怨念の牙を研いでいた。
「このまま死んでたまるものか……ゼノビアめ覚えていろ……父上もだ……恨んでやる……みんな恨んでやる」
サン・ドルバ(『宇宙刑事ギャバン』)よりは根性があるようで、何よりです。