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『炎神戦隊ゴーオンジャー』感想3

◆GP−05「時々オカン!?」◆ (監督:竹本昇 脚本:武上純希
調子が良くて口が軽く、すぐに姿を消す緑に、ヒーロー一直線の赤は少々不満。
「あいつ、まーだバイトしてんのか」
まあほら、お金、大事だから。
そんな不評もどこ吹く風、クレープ屋でバイト中の緑は、
「お金貰えて女の子と喋れて、バイトって最高!」
……思ったより、駄目な奴だった。
緑がバイトに勤しむ中、磁石バンキが出現して駆けつけた4人と戦闘になるが、クレープ屋で女子高生に囲まれて大受けの範人は戦闘に遅刻。その軽い態度に怒る走輔と、それをなだめる連。
「バイトしなくても、ぎんじろうで生活できるのに、そんなに一生懸命働くのは、なんか事情でもあるの?」
女子高生とイチャイチャしたい、という不純な動機しかなかった範人は、咄嗟に目にした看板から適当に理由をでっちあげる。
「バイト代で、焼き肉でも食べてもらおうか、って……」
連はその殊勝な発言をすっかり信じ込んで丸め込まれ、範人は首尾良く再びバイトへ。
「人生、楽しい方がいいもんね!」
本格的に、駄目な奴だった!
今回初めて名前が出た、ぎんじろう、とは、移動基地になっているマイクロバスの事の模様。
誰も働いているようには見えないのに、ぎんじろうに乗ると生活が保証されるという事はつまりあれですね、ボンパーさんがマシンワールドの先端技術を駆使してネットワークにハッキングをしかけて産業スパイで小銭を稼いでいる。
或いは、マシンワールドの先端技術を某国とか某国に切り売りして小銭を稼いでいる。
ちっぽけなヒューマン同士の抗争など、ボンパーさんには塵芥ほどの興味もないのです。
「あいつ、絶対調子いいとこあるんだよ」と赤に言われつつも、緑のキラキラした瞳を信じるという青だったが、青車に促され、バイトの様子を見に行く事に。そこでは緑が女子高生に囲まれてよろしくやっていたが、その姿にも、焼き肉に向けてバイト頑張っているなぁ、と手伝いを申し出る青。そこへ蛮鬼獣出現の方が入るが、一緒に行こうかという緑に、「焼き肉の夢に向かって頑張れ」と、青はバイト優先を推奨する。
「あの人……」
ここに来て、もしかして、騙してはいけない人を騙してしまったのではないだろうか、と気付き始める緑。
青、ナチュラルに
焼き肉 > 世界平和
になっていて、緑じゃなくてもちょっと引くんですが(笑)
物凄いいい人、というよりは、本物の馬鹿、或いは、本気で怒らせたらあらゆる手段で人生をズタズタにされかねない紙一重の人、みたいな。
女子高生とゴーオンジャーの二択を迫られた範人は、女子高生達に謝って出撃。
「頑張れ、ゴーオンジャー
「え? 僕の正体、バレてたの?」
見ている方も、ビックリです(笑)
まあそもそも軍平に目をつけられていたし平気でメット脱ぐし、全員、隠す気は全く無さそうですが。
パワーアップして登場した、電磁石バンキの強力なマグネットパワーに苦戦している4人だったが、そこへ大型重機を運転して駆けつける範人。ビル解体用の巨大ハンマーが磁力に引き寄せられて蛮鬼獣を直撃し、形勢逆転。範人は連に嘘を謝り、最後は、緑と黒の武器合体攻撃で、電磁石を撃破。
クレープ屋での調理技術や軽業など、緑の多才ぶりと隠れた運動能力の高さは、引き続いての描写。性格軽いけどポテンシャルは最強なのか。軍平は自分で言っているけど、実は「刑事なら基本」しか見せていないので、一般人に対する職業的優位性しかないしなぁ(笑)
電磁石は産業革命し、炎神王が出撃するが、ゴーオンソードを、磁石で奪われてしまう。というか、3回目なのだから、学習して。
ここで緑車が、炎神武装で、炎神王の左手に合体。変形合体は赤の腕が肩部に格納されてそこに緑が結合、という方式なのですが、えー……これ……範人、振り回される左腕の座席に乗りっぱなしの罰ゲーム?
緑がああいう性格に設定された、本当の理由が今わかった気がします。
緑車によるバルカッタースラッシュで、電磁石はずんばらりんされ、チェッカーフラッグ。
後は緑が約束通りに焼き肉おごって大団円……かと思われたが、クレープ屋を途中放棄してしまった為、バイト代が払われず、青が代案を持ち出して皆を懐柔する事になるのであった……。
「焼き肉のタレを入れて、焼き肉風オムレツ、なんてどう。ね?」
「肉、入れてくれるか?」
「ちょっとならね」
ボンパーさん、ヒューマンどもが飢えてますよ!
卵は物価の優等生!


◆GP−06「乙女ノココロ」◆ (監督:竹本昇 脚本:武上純希
今日も今日とて寝癖を気にする早輝に向け、
走輔「メットオンしちまえばわかりゃしない」
「あ」
「あ」
「あ」
硬直する残りの男3人。悪気はないらしい走輔はフォローのつもりだったが、早輝は落ち込んで歩き去ってしまう。
「ええっ?!」
「ふっ、やっちまったな」
正直、このメンバーでは一番モテなさそうな割には、上から目線だ、軍平。
おそらくこのメンバーのヒエラルキーは、

青:基本2枚目。しかし付き合っている内に過保護と蘊蓄を鬱陶しがられてフられる。
緑:愛玩動物系。一歩間違えるとヒモ一直線。
赤:告白されても気付かない。
黒:告白されない。

走輔は早輝を追いかけるが、「どーせうちの野郎どもの前でお洒落しても仕方ないしー」とやさぐれモードの早輝さん。ここで「ボーイフレンドが出来たら面接してやる!」とのたまう走輔はどうも、心は兄ポジションらしい。よく考えたら少し前まで赤の他人だった筈なのですが、この辺り、良い意味での馬鹿っぽさが出ています。
公園で練習をしていた青年のフルートに心奪われる早輝だったが、そこへ美しい音を吸収して破壊音波に変換する蛮鬼獣・スピーカーバンキが登場。早輝は男を助けて変身し、走輔も変身。騒音攻撃に苦戦する二人だったが、残り3人も駆けつけ、青、こんな事もあろうかと、耳栓を取り出す。
メットを外して耳栓をする5人(笑)
見事に騒音を防ぐ事に成功するが、今度は会話も聞こえず、連携できず(笑)
蛮鬼獣を面白くした事で、戦隊側のこういったナンセンス気味なネタもギャグで収まる空気は、6話までで上手く成立しています。
身振り手振りからの連携銃撃でスピーカーバンキを撃退して数日後……早輝が例のフルート青年とデートする事を知って気が気でない走輔は、ちょうど読唇術を披露していた軍平を引っ張って、デートを覗き見。軍平に冷たい目で見られながらも読唇術で二人の会話を読み取るように頼み込むが、中途半端な読唇術の結果、料理の注文のやり取りを告白にOKしたのだと思い込み、ショックで倒れ込んでしまう。
更に後日、スピーカーバンキ警戒のパトロール中、ショーウインドウで跳ねた髪を直している黄色の姿を、飾られているウェディングドレスを見ているのだと勘違いし、赤の誤解はますます大暴走。早輝にはヒーローとしての戦いではなく、青春を取り戻してあげるべきだ、とすっかり独り合点で思い込んでしまう。そこへフルート青年から黄色への「大事な話がある」という電話を聞いて更にアクセルを踏み込むと、蛮鬼獣より公園に行く事を優先しろ、と黄色を幸せに向けて送り出す……つもりになる。
「きっと正式な結婚の申し込みだ。おまえは、そっちにいけ」
妄想レベルの譫言に戸惑い拒否しようとする早輝に向け、
「いいか良く聞け。幸せの女神ってのは、後ろ禿げなんだ」
がしっと説得。
間違ってない、間違ってないんだが……名言(笑)
走輔は「邪魔だ」とまで言って強引に早輝を公園へと向かわせ、大出力の破壊音波でビル群を破壊するスピーカーバンキの元で揃う男4人。
「あいつはもう卒業だ。ゴーオンジャーはこれから、4人でやっていく」
「「は?」」
走輔は思い込みが激しい、というより、ちょっと自分に酔っています。
まあ酔っていないと、これだけ堂々と“正義ノミカタ”は出来ないという事なのか(笑)
今度も耳栓を装備でスピーカーに挑む4人だったが、パワーアップしたスピーカーバンキの破壊音波は耳栓でも防げず、更に満タンガンの射撃すら無効化。破壊音波の直撃を受けて変身が強制解除されてしまい、4人とはいえばゴーオンジャー、これまでで最大のピンチ。
トドメの攻撃が4人に迫る時、そこへやってきた早輝がゴーオンイエローに変身。イエローは迫り来る破壊音波を足下に伏せてかわすと、満タンガンでスピーカーバンキに大ダメージを与える。実は、フルート青年の大事な話とは、公園で気付いたスピーカーバンキの攻略法であった。一流の音楽家の耳で足下のスピーカーから音が出ていない事に気付いた青年は早輝にそれを伝え、イエローは見事にその弱点を突いたのだった。
「大事な話って、それだけか? 幸せの女神の、前髪は?」
「たくもう。前も、後ろも、毛なんかないよ。みんな、行くよ」
「「「おお!」」」」
「ああ、じゃあ、行くか……」
ゴーオンジャー揃い踏みに主題歌インストがかかり、速攻のダブル合体技でゴーオン。産業革命したスピーカーの破壊音波に苦戦する炎神王だったが、黒車が右腕に合体。その射撃は音波の壁をぶち破り、ガンパードガンファイアーにより、スピーカーバンキは爆発四散するのであった。
読唇術の誤解も解けて、無事元の5人に戻るゴーオンジャー。女性キャラ話をやりつつ、赤の性格をうまく出して軽妙に展開。コミカルとシリアスのバランスが取れてきて、5話・6話は好編となりました。
なお、OPのクレジットを見るまで、てっきり「俺にラブネタをやらせろー」と荒川さんが来襲したのかと思っていた件について、関係各位にお詫び申し上げます。
次回、5体合体かと思いきや、緑と黒用のボディパーツ登場……?