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『機動刑事ジバン』感想26

◆第37話「私は世界一の美女!?」◆ (監督:小西通雄 脚本:杉村升
オフに洋子先輩の買い物に付き合わされる直人は、クイーンコスモがブティックから服を盗む光景に出くわす。
「クイーンコスモが何故服を?!」
うん、ホント、何故なのでしょうか。
更に靴も盗むコスモさんは、盗品を集めて、アジトでご満悦。
「美しい服、美しい靴、そして装身具。美しいものは、全て私のものよ」
あっれーーーーーー。
コスモさん曰く、コスモさんが生まれた所は、暗く冷たく、美しいものなど何一つ無かった。ところが人間達は薄汚いのに美しい服を着ていてムカつく!
「やがて私はこの地球に、女だけの帝国を築き上げ、女王として君臨する事になる」
あっれーーーーー−。
………………散々引っ張った挙げ句、目的と性格が提示されたらとても残念な人が誕生してしまいました。
まあ、なんというか、逆方向でギバ様と同じカテゴリですけど。



いや、ええと、どういう打ち合わせをしたら、こんな設定になるのか……。
関係者全員、変なテンションになってしまったのか。
共通の敵であるジバン打倒の為に一時同盟を結ぶギバ様は、コスモのお洒落大作戦に協力しようと言ってカメノイドを派遣するが、その真の目的はコスモの秘密を探る事にあった。
コスモはヨーロッパの国宝展を襲撃し、警護に当たっていた先輩2人を拉致。
「あの世に送る前に、おまえたちに目の保養をさせてあげるわ」
盗んだ服や装身具でファッションショーを開始するクイーンコスモ。一つだけかと思ったら次々と着替えて、村松でなくても呆然(笑)
コスモを追跡したジバンはアジトの島を発見して乗り込むが、コスモの力で生命エネルギーを吸い取られてしまう。
生命……エネルギー……?
ロボットなのに…………?
そしてそのエネルギーにより、コスモは自らの分身、ゴーレムコスモを誕生させる。
キラキラした剣と盾、そして鎧と、なんというかスペースファンタジーな感じのゴーレムコスモはジバンとチャンバラを開始し、大苦戦するジバン。その間にクイーンにより冷凍刑を受け、体温が下がった描写で土気色の凄い顔になる先輩2人。怒りのジバンはパーフェクト化すると、散々苦戦していたゴーレムを、ドリルの一撃で瞬殺。
……あ、あれ?
クイーンはこれで帰宅し、おまけのように出てきた亀ノイドは、オートデリンガーによって消し炭になるのだった。
………………パーフェクトジバン最強!! という事なのでしょうが、突然出てきたゴーレムコスモがやたらめったら強すぎた(多分、スペースマッドガルボより強い、上にアクションが丸被り)上で、追加装備の本当に一撃で倒してしまう為、適当感だけが強まり、むしろ逆効果に(^^; もう少し、流れをつけて欲しい所です。
気がつくとそろそろ最終クールを迎えそうなのですが、色々な意味でどこへ行くのかジバン。


◆第38話「故郷だよ、おっ母さん!」◆ (監督:小西通雄 脚本:扇澤延男)
都会の喧噪に苦しむ青年警官・大谷が、突然の退職。週末に田舎に帰ってから何かおかしいと聞き、何故か村松が連れ戻しに行く事に。自称シティボーイなのにのどかな田舎の光景に目を奪われる村松……ところがそこに、何故か秘書ズ。
「ついでにあいつも都会嫌いにしておやり、キノコノイド」
胞子ガスにやられた村松は、もう都会には戻らないと署に電話をかけ、今度は直人が大谷の田舎へ向かう事に。そこではすっかり意気投合した村松と大谷が、のんびりと釣りを楽しんでいた。
……しかし何故、2人ともメガネで被せたのか。
全てはバイオロンの、「田舎へ帰ろうおいでよキノコの森ふるさと納税大作戦」であった。キノコノイドの噴出する胞子ガスを吸った人間は体内の生理機能が狂わされた結果、都会の騒音や排気ガスに耐えられない体となった上に、徐々に記憶を失っていき腑抜けとなってしまうのだ。
バイオロンは大量に培養した胞子を全世界にばらまくことで、世界中の人間を田舎へ引きこもらせ、空っぽになった主要都市を無血征服しようと目論んでいた!
「1人の犠牲者も出さずに、世界中の大都市をそっくり頂戴できる。まさに見事な計画」
割と構成員に暖かい、バイオロン(笑)
そして地味に後者の、記憶を失い廃人になる効果の方が、恐ろしい……というかギバ様、そちらメインで作戦計画を進めれば良かったと思うのですが、どこで選択を間違えたのか(いつも通りです)。
直人は村に漂う奇妙な風と胞子に気付き、山中で育てられていた胞子ガスの源に辿り着く。左右非対称で色々なキノコがあしらわれている、というなかなか面白いデザインのキノコの柔軟ボディにパーフェクト武器が通用せず、全身に腐食ガスを浴びてしまうジバン。キノコは胞子ガスのカプセルを手に全世界にそれをばらまこうとするが、渓流釣りの穴場に向かっていた村松と大谷が、その為のロケットを目撃する。
「お前達は東京から逃げ出した、屑だ! チキン野郎だ!」と秘書ズにせせら笑われた村松は闘志を取り戻し、キノコノイドにまさかの体当たり。
「東京から逃げ出して、今度は悪党からも目を背けるのか?!」
という母の声に勇気を奮い立たせた大谷がカプセルを奪い、村松はとうとう、アサルトライフルでバイオノイドに立ち向かう。結局カプセルは奪い返されてロケットは発射されてしまうものの、立ち直ったジバンがロケットを破壊したので、一応、時間は稼いだという事にしておきたい。
ジバンはオートデリンガーの砲身で戦闘員を殴りまくり、Wメガネも大活躍。
38話にして、村松、初の真っ当な見せ場。いつフェードアウトしてもおかしくなさそうなキャラでしたが、とうとう、ここまでやってきました(笑) 何故か、ゲストキャラとセットでありますが。
ジバンはキノコノイドをファイナルキャノンで灼き尽くし、大勝利。胞子の影響が消えた村松と大谷は都会嫌いが治り、再び刑事として東京に戻るのであった。
特にどうという事のないエピソードなのですが、凄く面白く思えて困ります(笑)
都会から田舎へ帰る事を「弱者の逃亡」呼ばわりして罵る辺りには一周回って都会への怨念を感じる所ですが、関係者に何か、嫌な思い出でもあったのか。個人的怨念をそこはかとなく漂わせながらも、バイオロンの突飛な作戦をジバンが打ち破るという正統派の展開に、ホッと一息。
次回……予告の映像を見る限り、ジバンがまゆみちゃんを一刀両断しにいっているのですが、遂に、闇の女帝が誕生するのか。