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『烈車戦隊トッキュウジャー』感想23

◆第23話「手と手をつないで」◆ (監督:中澤祥次郎 脚本:小林靖子
女帝グリッタの放ったダークネスフォールの影響で、かつて祭りの日、自分達の街が闇に呑み込まれたのを思い出す5人。吹き飛ばされた先で地元の夏祭りを見た5人は更に、祭りの詳しい記憶を思い出す……。
一気に記憶が、だいぶ回復。
そしてこれまで社会との接点を持っていなかった5人は、家族の記憶を取り戻す事で、現世と切り離された自分達を改めて自覚する。
この中盤で改めて、ライト達の立ち位置を確認。
最初から繋がりが無ければ、“寂しい”という感情すら生まれない……それが一番悲しい事だと置きつつ、
「大丈夫。一緒なら怖くない」
真実と向き合い闇と戦う為、5人は手を繋ぐ。
繋いだ手と烈車の連結を重ね、そして新入りを下駄に履き、今爆発する新たなイマジネーション――超超トッキュウダイオー!!
この、無闇矢鱈に何もかも繋げた感じ(笑)
ここで5+3+1で9体合体来ましたが、この数になると、やはり下駄を履くしかないのか。まあ基本、デカくなる度に戦闘力が増していくので、効率的なのですが(笑)
作り手も(バンダイ含め)当然『炎神戦隊ゴーオンジャー』(2008)は意識にあると思うのですが、果たして、伝説巨神・炎神王G12を越える事が出来るのか。まあ現状でも、超超トッキュウダイオーの両手にポリスとファイヤー付ければ、11体合体まではいける?
そしてここまで溜めに溜めてきたグリッタ嬢、まさかのリタイア。
これはちょっと予想外。そして非常に魅力的なキャラだっただけに、残念。ゼットは復活するにしても、もう少し女帝グリッタで引っ張るのかと思いましたが、展開としては超超トッキュウダイオーの踏み台となってしまいました。
その上でゼット復活により、
女帝グリッタ恐るべし→それを蹂躙だ超超トッキュウダイオー→中からより強くなってゼット復活!
とこの2話の間に目まぐるしく戦力ヒエラルキーの頂点が入れ替わった挙げ句、結局元の力関係に戻った、というのはとてもアクロバット(笑)
最後まで乙女道を貫ききったグリッタ嬢ですが、前回からシュバルツ様が死亡フラグをばらまきまくっていたので、それを自分に吸収して身代わりになったと考えると、乙女力の極みを見た思いです。さすがにここまでやると復活は無いと思われますが、前半だけで今作の真ヒロイン確定の勢いで、果たして後半、グリッタ嬢を越えるヒロイン力を発揮できるキャラクターは登場するのか?!
「将軍。てめえの目だがな。さっきちょっとだけ光ったぜ」
シュバルツ様は川落ちだったので、9割以上の確率で復活でしょうが(ザラムとの因縁なども解決してしませんし。ただこの世界、何があるかわからないけど)、ダークナイトの匂いしかしません(笑) ……て、現時点でダークナイトなので、ホワイトナイトか。
……トッキュウ7号が髭のダンディーとかだったら、面白すぎるけど。
最後のお祭りのシーンで、明がレクイエムを吹いているのが、しんみり。
そして着ぐるみゼット(バツイチ)が、超格好いい。
デビルヤンキーとでもいった感じのデザインですが、元の役者さんの顔の造作をうまく残しつつ、着ぐるみ化。アクションも格好良く、今後の活躍が楽しみです。
シャドーライン側は幹部総取っ替えぐらいの勢いですが、次回果たしてどうなるのか。