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『Q.E.D.』(加藤元浩)47・48巻、感想

買うの忘れていた(^^;
47巻は、「陽はまだ高い」「坂道」収録。
機密文書盗難事件の犯人を捜す「陽はまだ高い」は変わり者の学者がスパイスになっているのですが、燈馬・可奈コンビとの絡みがあまり面白くならず、いまいち。
そしてまた、ロキの扱いが雑(笑) 思い出したようにたまに出てはくるけど、ロキは出てくる度に、特徴が無くなっていく……。
可奈が中学時代の友人と再会し、ゲーム機にまつわる事件が紐解かれる「坂道」は、“誰の視点で物を見るか”で生じるズレを用いて、燈馬くんが渋い活躍を見せる好編。ジュブナイルとしての出来もよく、面白かった。
48巻は、「代理人」「ファイハの画集」収録。
代理人」は、偏屈な作家のエージェントの殺害事件で、可も無く不可も無くといった出来。
「ファイハの画集」は貧困と移民問題を扱い、『ロケットマン』テイストの、社会派の1本。えぐいネタを織り込みながら爽やかなオチにに繋げ、更にもう一つひねったラストが痛烈。「選抜」する側の傲慢が盛り込まれているのも巧く、作者の技巧が良く出たエピソード。
水原さんが大変な事になっていたけど、あれはもう、ギャグ扱いで流していいのか。
というわけで、2冊とも、書き下ろしエピソードの方がなかなか秀逸でした。
にしても、流れ流れて『月刊少年マガジン+』って、見た事ないけど、どんな雑誌なのか。
コミックス刊行ペース維持の為に、連載1本+書き下ろし1本という凄い体制でやっていますが、その内、『C.M.B.』と交互掲載とかになりそう……。