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『鳥人戦隊ジェットマン』感想2

◆第2話「第三の戦士」◆ (監督:雨宮慶太 脚本:井上敏樹
闇カジノでイカサマを仕掛けつつ、女をナンパする結城凱。
「気易く触るんじゃねえ。俺は納豆と男が大嫌いなんだ」
飛ばしてるなぁ……(笑)
カジノの関係者を殴り飛ばした所、パンチが凄い威力で本人も驚き……逃走。
そしてまた、同じくバードニックウェーブを浴びた女子高生・早坂アコも、自分の中にとてつもない力を感じていた。走り高跳びでとんでもない記録を出したアコを見つけ、そこへ乗り付ける香の車。
一方、バーでサックスを吹いていた凱は、知らず力を込めてサックスの部品を破壊してしまった自分に動揺する。
(まただ……あの時、あの不思議な光を浴びて以来…………いったいどうなっちまったんだ、俺の体は)
「探したぞ、君は、戦士だ」
キチガイ現る。
第1話に引き続いてのメンバー探しで描かれるのは、知らず超人と化してしまい、力に翻弄される一般人の姿、と新しい方向性を模索しつつも古典を踏襲しているのは、戦隊シリーズらしいバランス感覚でしょうか。
煙草の煙と酒の匂いのする所にしか登場しない凱は、飛ばしまくりですが(笑)
そんな凱をスカウトする竜と長官だが、アウトローの凱は全身体育会系の優等生・竜とそりが合わない。
「しかしよぉ、いっそのこと人間なんざ滅んだ方がいいんじゃねえのかぁ。公害問題に人種差別。確かに人類って愚かなもんだ」
「おまえ本気で言ってるのか?! 命の尊さをなんだと思ってるんだ!」
「おお、いい子ぶりっこしやがって、おけつがかゆいぜえ」
群れるのが嫌いという凱は、ジェットマンへの参加を明確に拒否。
「おまえには何もわかってない。地球が危ないんだぞ。個人的な感情なんて問題じゃないだろ!」
「ま、勝手にやりな。あばよ」
「このぉ……!」
凱は竜に頭突きを浴びせ、怒りの竜も反撃して掴み合いの取っ組み合いの殴り合いに。
いっけんオーソドックスな正義のヒーローそのものという竜の台詞ですが、実はその竜が、恋人を失った復讐の為に命がけの戦いに民間人を戦闘要員として巻き込もうと奔走しているという、凄まじく歪つな構造。
しかも本人はそれに気付かず、純粋な正義の為に行動していると信じ込んでいると思われるのが、実に恐ろしい。
更に、そんな竜の対局に、正義のヒーローとはかけ離れて見える凱を置く事で、いかにも竜が正しい事を言っているように強調し、視聴者の目からも竜の狂気を覆い隠すという、念の入れよう。
どだい正義の味方など狂っていなければやっていられないという視点があるのか、正統派ヒーローの竜の方こそ狂っていて、アンチヒーローの凱の方が明らかに人間としてまとも(安っぽい人類批判を口にさせるのは、むしろ“普通さ”の表現として確信犯的)に描かれているという、まったくもって邪悪な作品です。
一方、香と雷太の勧誘を受けたアコは、
「で、幾らくれんの?」
時給を交渉していた。
「わかりました」
平然と受け入れた香、小切手にさらっと10,000,000と記入すると、アコの腕にブレスを装着。
「はい、これであなたも、ジェットマンよ」
まさに、悪魔の傭兵契約(笑)
竜と凱は本気バトルに突入し、生身で車を破壊する主人公(笑) ここは2人の本気のぶつかり合いを描くと同時に、職業戦士である竜の方が上回るものの、一般市民ながら凱がそれなりの腕っ節を見せるという点で、重要なシーン。
そこへ次元虫の襲撃を受けた香達から連絡が入り、凱を蹴り飛ばした竜は救援へ。勝負はまだ終わっていない、と凱はその後をバイクで追う。飛行メカに乗り込んだ竜は、長官の戦闘機に次元虫が同化して変身した次元獣・ファイタージゲンに襲われ、特撮ドッグファイト。ファイタージゲンに捕まるも竜に助けられた凱は、空中で半強制的に変身。
香達3人も変身してようやく5人揃ったジェットマンは、成り行きで主題歌をバックに戦うが、まだ揃い踏みの名乗りは無し。赤がファイタージゲンを単独で倒した後、銃と剣のギミックを見せ、黒が嫌がるなどあったものの、一斉射撃で次元虫を何とか撃破するのであった。
黒がいちいち、爆発の度に凄い飛び方(笑)
マリア「なかなかやるわね。人間にしては」
トラン「ねえ、最初に奴等をやっつけた者が、僕らのボスになるっていうのは、どうかな」
グレイ「フッ、なるほど、それも一興」
ラディゲ「ふふふふふふ、はははははははは!!」
その光景を見つめていたバイラム4幹部は、ジェットマンを標的としてゲームを開始する……。
戦い終わり、アコは香に小切手を返し、無償で戦う事を宣言。一つになる4人の心だが、凱はブレスを捨てて走り去る。
「俺は諦めないぞ。お前はジェットマンだ。俺たちの仲間なんだ」
その背中を、キチガイが熱いまなざしで見つめるのであった……。
次回予告が無くて、次回予告大好き人間としては不満だけど、何故かしら。