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『鳥人戦隊ジェットマン』感想19

◆第29話「最後の戦い」◆ (監督:東條昭平 脚本:渡辺麻実/八渡直樹)
かつてバイラムが滅ぼした裏次元世界の一つ、ベルセルクの生き残りがバイラムの探知網に引っかかる。
「でも、ラディゲが全滅させたんじゃなかったのかい?」
「ふふふふふ、お目こぼしか?」
「ぬぅぅぅ!」
次元戦団バイラムは、明るくて笑顔が絶えない職場です。
ラディゲは生き残りの2人、デュランとルーに襲いかかり、あらゆる物を武器化する能力を持ったベルセルク人ルーと激しく戦闘。公園でバドミントンする若者達を見つめながら、過去のいちゃいちゃを思い出してニヤニヤしていた竜は、この戦いで次元の裂け目から転がり落ちてきたデュランを拾う。
復讐に逸るルー(これは、『フラッシュマン』ネタなのか?)はラディゲに翻弄されてハンマーでビルを大破壊し、止めに入ったジェットマンにも襲いかかる。事情を説明して仲裁したデュランはラディゲによりバイオ次元獣ヨロイスネークに取り込まれてしまい、その攻撃からルーをかばった竜が重傷を負ってしまう。
「落ち着きなさい。騒いで助かるものなら、私もそうするわ」
重体の竜を基地で治療する小田切長官、格好良すぎます(笑)
復讐よりも愛するデュランの方が大切だと改めて気付いたルーは、ベルセルク人の特殊能力を用い、武器化能力を捨てる代わりに竜に命を分け与え、竜、復活。ジェットマンはルーを助けてヨロイスネークによるデュランの洗脳解除に成功し、2人は手を取り合って別の世界へと旅立っていくのであった……。
いつラディゲが飛んできて2人を始末するのだろうとドキドキしながら見ていたのですが、今作にしてはマイルドに終わりました(笑) デュランとルーの関係を通して、竜が離れてしまったエリの手を思い出し、2人の為に命を張る、という構成で、悪くはないエピソード。
旅立つ2人に向けて、「うちの兵隊にしたかったのに」と宣うなど、田切長官の容赦のなさが光ります(笑)


◆第30話「三魔神起つ」◆ (監督:蓑輪雅夫 脚本:井上敏樹
スカイキャンプでは、バイオ次元獣を繰り出してくるバイラムに対応するべく、3号ロボを建造中。
そんな中、バイラムとは別の勢力である謎の魔神ムーが目覚め、上司である2人の魔神を復活させるべく、強い戦士の血を集めようとする。香と凱のデートに、嘲笑の絶えない職場で立場の悪いラディゲが乱入し、戦いの波動を感じたムーもそこへ。5人のジェットマンと変身したラディゲをまとめて薙ぎ払った魔神ムーは、ジェットマンの戦士力に満足し、香をさらっていく。
「そんなに血が欲しいなら、俺の、俺の血を採れぇ!」
香を追って洞穴へと向かった凱は自らナイフを握りしめ、その血を二体の魔神に捧げる。復活直前、他の3人が駆けつけて凱と香を救出し、魔神ムーを撃破。だが、外で戦闘している内にラディゲが不足分の血を補充した事により、かつて地球を支配していたと自称する謎の魔神、ラモンとゴーグが甦ってしまうのであった……。
そして――凱の命がけの愛に心を打たれ、これまでも度々命を助けられた事を素直に認めた香は、はるばる来たぜ30話、とうとう凱といい感じに……だがその影では、二体の魔神が動きだそうとしていた、という色々と前振り編。
一番気になるのは、ナレーションさんが、長官の事を「綾」呼びな事!
色々、問いただしたい(待て)