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半蔵忍法帖:第8話「その時、歴史はマッハで動いた」

不定期『太閤立志伝5』プレイ録。
時間はすすいっと流れて1574年半ば頃、徳川家は岡崎以東の東日本の完全制圧に成功。武将の数が不足気味であるものの、数字上ではとうとう織田家を抜いて、日本最大の国力になってしまいました。問題は……武将の不足。今作、各城に武将を置いておく必要は無いので頭数が居なくても領地の運営は可能なのですが、それにしても足りていません。
それを気にして、なるべく東日本の大名家を殿に仕留めさせるべく配慮しながら攻略していたのですが、解散した大名家の武将を何故かほとんど登用できない、へっぽこ殿。
相性などが影響するにしても、どうして最上義光とかも登用できないのか殿……。
もしかしたら、プレイヤーが徳川家に従属関係にある影響で、徳川家による武将登用率が低くなるような仕様なのかもしれませんが(^^;
一方、武将持て余し気味の伊賀忍軍。
当初、忍者で大名家を制圧しても捕虜武将の登用は出来ないと思い込んでいたのですが、それが出来る事が判明。また、敵を降伏に追い込むと自動的に敵将が配下になる事も判明。これにより、通常「忍者なんかになる気はないでござる」という武将も、強制的に忍者に出来る事が判明。
そして配下にした武将は、「業界が違うおまえに主人公札はやらない」という壁がなくなる為、友好度さえ上げれば主人公札を手に入れられる、という衝撃のメカニズムが判明(他の条件があって、やはり手に入らない場合もありますが)。
というわけで、どうせ殿は登用できないし、浪人になって織田その他の戦力になっても後々困るし、ならばせめて主人公札になってもらおうと、伊賀忍軍は新発田家を降伏に追い込み、上杉家臣団を無駄かつ大量にゲット。頭からのお中元攻勢を受けたのも束の間、次々と虎の穴に放り込まれ、忍者へと魔改造されていく上杉景勝直江兼続……!
出来る事なら、このメンバーを殿の元へレンタル移籍させたい。
徳川家による東日本制圧という、当面の目標を成し遂げた伊賀忍軍。起きるかどうかわからない「本能寺の変」をただ待っていても仕方がないので、本拠地を羽黒の里(東北)から根来の里(紀伊半島)に移すと、後々の足がかりも兼ねて、殿に黙って四国をつまみ食い。将来的な敵の戦力になるよりは忍者の里で飼い殺しにしておいた方がマシ理論により、織田家に押しつぶされつつあった長宗我部家臣団をおいしくゲット。
そうこうしている内に、1574年3月――。突然、本多忠勝が遊びに来たので何のイベントかと思えば、信長に招かれた殿のお伴で、みんな揃って安土城へ向かう事に。お付きのメンバー(本多忠勝榊原康政井伊直政)が揃いも揃って、「信長とか信用できないからいざとなったら俺らがシメますよ!」と殺意満々で、三河武士、怖い。
そして半蔵も、光秀に激怒する信長を見て(こんなキレやすいヤツ、世のため人のため、この場で殺ってしまった方がいいのでは……)と不穏な事を考えるのだが、殿の手前、忍犬を召喚するのは止めておくのだった。
というわけで、明智光秀が接待に失敗して信長に怒られるイベントが発生し、恐縮しながら安土城を辞した殿一行は堺見物とかして遊んでいたのだが、そこへ本能寺で信長が光秀に討たれたという急報が入る――!
接待失敗の2日後なのですが、殴ったらその場で殴り返されたレベルで、信長は本当は本能寺ではなく、安土城の裏庭に呼び出されて刺されたのではないか。
ここから伊賀越えのイベントが発生し、茶屋さんが銭をばらまいたり、半蔵と忠勝が落ち武者狩りを情け容赦なく抹殺したりして、殿は無事に領国へ帰還。しかしその3日間の内に、中国地方から取って返した羽柴秀吉明智光秀を打ち破り、織田政権の後継者として大きく台頭してしまうのであった。
かくして信長亡き後の織田家は、羽柴家・織田家A(信雄)・織田家B(信忠)・柴田家、に分裂。信忠は柴田勝家と結んで信雄に敵対し、いつの間にか信雄と同盟を結んでいる事になった徳川家は、その流れで織田B&柴田と対立する事になるのであった……と、半蔵プレイの見せ場という事でか、伊賀越えがやたら長いイベントだったのに対し、その後の政治状況に関しては何の説明も無く地図から理解しろという激変(笑)
勢力の概算値では、徳川家が20000近いのに対し、羽柴が9000程度なので、普通にやっていれば押し切れるとは思うのですが、なにぶんどんな歴史イベントが発動するかわからず、歴史の流れるままに織田B&柴田の戦力を吸収されては厄介という事で、ここからは時間勝負。
都合のいい事に、徳川家の同盟相手である織田Aが織田Bと対立している為、織田B&柴田と関係が悪く、これ幸いとつまみ食いスタート。紀伊半島と四国に置き去りにされていた細川藤孝前田利家などを忍者にしつつ、羽柴家から織田B・柴田への侵攻ルートを先に潰して徳川家のものにしておきます(笑)
これは忍者の圧倒的に優位な点で、大名家と違い、自国の城から道が繋がっていなくても、敵の城を平気で通り過ぎて後方の攻略などが可能。……まあ、突然、自領と繋がっていない飛び地を支配する羽目になる殿からすればたまった物ではないでしょうが(笑)
ちなみに最近、殿のステータスから、《悪名》についた染みが消えなくなってきたのですが、たぶん半蔵のせい。……殿、天下を手に入れる為には多少の悪名を被る事は覚悟せねばなりませんぞ!
そうこうしている内に清洲会議賤ヶ岳の戦いイベントが発生。下手すると、自動的に柴田滅亡→羽柴と織田Aの対立が起こる→織田Aが羽柴と同盟する→徳川も羽柴に臣従する事に、という怒濤の連鎖が発生するかと思ってドキドキしましたが、幸い柴田の自動滅亡はなく、そこまで強制力を持った歴史イベントはさすがに無い模様。
なんだか、歴史を変えようとする時空犯罪者気分でしたが、結果としては本能寺後の歴史イベントの猛威はここまで。徳川&伊賀忍者が織田Bを滅ぼした辺りで、東からの重圧に耐えかねたのか暴発した羽柴家が自ら徳川領内に侵攻し、ここに西日本の覇権を巡る争いが幕を開けるのであった――。