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2015年を振り返る:マンガ編

「今ここで君たちに決闘を申し込む」ぜ――
今年はなんと言っても、7年ぶりの《黒博物館》復活!

大期待の1作でしたが、ぎちぎちに詰め込まれた上下巻、極めて満足の出来でした。
前半少し冗長な所もあるのですが、中盤からかちかちっとパズルのピースがはまっていき、クライマックスの盛り上がりに至る構造は実にお見事。藤田和日郎の中短編の名手ぶりが存分に発揮された名作でした。
クライマックスで、映像的なスペクタクルがしっかり盛り込まれる所も、素晴らしい。
いずれまた、シリーズ新作を読みたいものです。
ついでに宣伝しますが、《黒博物館》シリーズ1作目、『スプリンガルド』は伝奇アクションの傑作で、超お薦めです。個人的な「好き」が目一杯詰まっているので非常に偏愛もありますが、コミックス1冊にまとまっておりますので、その切れ味を是非。
黒博物館 スプリンガルド (モーニング KC)

黒博物館 スプリンガルド (モーニング KC)

もう一つ、世間の評判につられて買った『ダンジョン飯』(九井諒子)が非常に面白かったです。ワンアイデアものかと思いきや、かなりしっかりとしたファンタジーになっており、3巻が楽しみ。
後トピックとしては、掲載誌が次々と廃刊になる中、雑誌から1話・描き下ろし1話を飛び越え、宿無し状態で完全描き下ろしコミックスとかいう、わけのわからない状態になっていた『Q.E.D.−証明終了−』(加藤元浩)が掲載誌を見つけ、『Q.E.D.iff−証明終了−』として再起動。……まあやっぱり、コミックスの半分は描き下ろしなのですが!
ただ単にタイトル変更、巻数1〜というだけではなく、すっかり『サザエさん』時空になっていた作品で、明確に主人公2人が3年生に進級した(そして、燈馬くんは引っ越した)、という変化を入れてきたのは面白い所。この際、エンドレス時空を脱して完結までの綺麗な道筋をつける、なんて展開も見たかったりしますが、どうかなぁ……この変化が本編にどう活かされてくるのかは、楽しみにしたいです。