はてなダイアリーのサービス終了にともなう、旧「ものかきの繰り言」の記事保管用ブログ。また、旧ダイアリー記事にアクセスされた場合、こちらにリダイレクトされています。旧ダイアリーからインポートしたそのままの状態の為、過去記事は読みやすいように徐々に手直し予定。
 現在活動中のブログはこちら→ 〔ものかきの繰り言2023〕
 特撮作品の感想は、順次こちらにHTML形式でまとめています→ 〔特撮感想まとめ部屋〕 (※移転しました)

『動物戦隊ジュウオウジャー』感想・第9話

◆第9話「終わらない一日」◆ (監督:柴崎貴行 脚本:荒川稔久
アバンタイトルから、巨大化した敵と戦うジュウオウキング。
投げつけられた鉄塔をはじき返し、「美しいっていうのは、こういう事だ!」と叫ぶ大和くんは、ジュウオウゴリラもノリノリですし、割と、筋肉とか好きなタイプですか?
花怪人をずんばらりんするジュウオウジャーだが、家に戻ると再びデスガリアン反応。急いで現場に向かうと、暴れていたのは倒した筈の巨大な花怪人だが、ジュウオウジャーは何の戸惑いもなくジュウオウキングを呼び出すと再び戦いを挑み……繰り返される戦い。
タイトル通りのループ物ですが、原因は怪人の悪夢パヒュームを浴びた為で、本当のジュウオウジャーは繰り返される夢を見ているのだった、と早々と種明かし。花怪人は人々を眠らせた後、地下で巨大なスペース食肉植物を芽吹かせようとしていたのだった。
ジュウオウジャーを倒して地球を滅ぼすだけだったら今回で最終回ですが、あくまで本題はゲーム、というのはデスガリアンらしい所。それにしても、クバル組は優秀です。
夢の中で手紙を書いていたセラは何かの叫びを聞くが、再びデスガリアン反応に飛び出すと巨大な花怪人を目にし……全く同じ戦いが繰り返されそうになった所で、不思議な既視感に気付く。
「おかしい。今の台詞、前に聞いた気がする!」
花怪人を倒した5人は懸命に記憶を辿り、大和は今朝あった大事な出来事を思い出す……それは、早朝、窓辺で涙を流すセラの姿だった。
朝から女の子の涙を見てしまって大和くんドッキドキ。
「これって……セラの家族?」
「本当は、昨日までに、王者の資格見つけて、ジューランドに……帰りたかったなーって思ったら、ついね」
「昨日まで?」
「今日、両親の結婚記念日なんだ」
ここで「家族」という要素を物語にしっかり組み込むと共に、何事にもきびきびとしたセラが、家族を想う柔らかさと弱さ、普段と違う一面を見せる、というのは良かった。
「今見た事、みんなには内緒にして」
そんなセラに、手紙を書く事を大和は勧める。
「届くって、信じて書くんだ。そうすれば、きっとセラの想いは、お父さんやお母さんに伝わるよ」
現実ではそこでデスガリアン反応が感知され……セラの家族の映像が入ったブローチを拾ったままだった事を思い出した大和は、ポケットを探ってその針で指を突き刺した痛みで自ら目覚めるという、サバイバー属性を発揮。
大和に起こされて目を覚ましたメンバーは怪人にパヒュームを浴びた事を思い出し、夢の中で凄く駄目な感じだったタスクは、眠りが深かった為と鋭敏嗅覚の設定を拾いつつ、目覚めないタスクの顔に水を浴びせるレオとアム(笑) 野生のサバイブは厳しいのです。そしてどんどん、コメディリリーフに侵食されていくタスク。
戦隊に毎年、知的クールポジジョンがあると思うなよ!
夢の中に届いた叫び声を辿ったセラ達は、地下で球根を育てる怪人と遭遇。
「地球が滅ぶ悪夢を見せてあげます。うふふふふー!」
「この星を、なめるなよ!」
からイーグルウイングで花粉を跳ね返し、更にシャークのアニマル水流で無効化、というは格好良かった。そして黄と白の銃撃で花が壊れて、悪夢は無効化。状態異常からの回復にはもう一手間あった方が好みですが、パラリラノイズもマイク壊したら回復していたので、デスガリアン所属宇宙人は、そういう仕様の模様。
「これでもう悪夢とはおさらばだ!」
「いいえ。現実の方も恐ろしいわよ」
成長した球根から伸びた触手に捕まりピンチになるジュウオウジャーだったが、そこに地下からの叫び声の主――キューブモグラが現れ、5人を救う。
球根の伸ばした根がモグラを目覚めさせて……という展開なのですが、モグラが5人を助ける理由が「キューブアニマルだから」だけになってしまっており、出来ればジュウオウジャー側の能動的なアクションの影響でモグラが助けてくれる、という形にしてほしかった所でちょっと残念(キューブアニマルも純粋に邪悪に反応する体質なのでしょうが)。
流れを考えると、根っこに絡まったモグラを助けるプロセスが尺に収まらなかったのかもしれませんが。
野生解放した5人は花怪人を叩きのめし、ゴリラナックルは一発殴るだけで済まさず、殴って殴って叩き潰すのがいつ見ても惨い。
超筋三段パンチ!
巨大化した花怪人の植木鉢シールドにワイルドパンチを弾かれるも、新たな力、モグラドリルでジュウオウブレイク。
戦い終わって、セラ家の結婚記念日の話から、ジューマン達の望郷の念に振り、ちょっとしんみり。
「帰れるのかな……」
「帰れるよ! 決まってんじゃん」
ジューマン4人が帰還するとニンゲン界の危機が高まるのですが、第1話から一貫して、大和の優先順位がハッキリしている、何も考えていないわけではなく、大事な事が決まっている、と見えるのは今作の良い所。
「そうだ。大和のお父さんとお母さんは、どんな人なの?」
「……お、俺の?」
動揺して言葉を濁す大和に、マリオ叔父さんが強引な助け船を出し、善玉サイド誰も彼も隠し事と誤魔化しが苦手な世界です、キムチー!
次回、遂にジニス様出馬で、デスガリアンは本当に2クール目を拝む事は出来るのか。そして――!