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あの人は今

◇『リトルウイッチアカデミア』 9−10−11話
第9話、校長先生が突然、鷹揚で懐の深い面もあると描写され、ほとんど別人になっていないか、と困惑(笑) そんな校長が推定200歳な事には劇中で誰もツッコまないのですが、魔女の世界では当たり前なのか。
第10話はアントニーとダイアナがアッコに恋をしてしまうという惚れ薬ネタの定番展開ながら、惚れ薬の効能をオーバー作画で表現するなど力技で笑わせてきて、派手なドタバタ喜劇として展開。アントニーの弾く「くまんばちの飛行」のメロディに合わせてアッコがハチを追いかけ回す、というのは(あまり面白くはなりませんでしたが)今作の志向するアニメーションの姿として象徴的でした。
ヒロインになれるとも思っていないし、ヒロインになろうとする勇気もないけれど、魔法が解けてちやほやタイムが終わるとそれはそれでちょっとガックリはするロッテ、を描いたのはキャラの奥行きを増して非常に良かったです。ただのナンパ男になっていたアントニー友人が、そんなロッテを見て声をかけなおす、と軽薄さの奥に人を見る目もあるという形でフォローされたのも秀逸(デキる男であるアントニーが、友人付き合いしている人物であるわけで)。
第11話、
アーシュラ先生の室内着はジャージ。
まあ全寮制の魔女学校なので自室でお洒落をしている必要性は全く無いのですが、アイドル時代に色々と着飾ったりステージ用の派手なメイクとかしていた反動で、引退後は色々どうでも良くなっている感じが凝縮されていて絶妙(笑)
主人公がそれと知らずに憧れの元アイドルのずぼらな姿を目にしているという構造も面白みになっていると同時に、そんな主人公からアイドル時代の自分への憧れをキラキラした瞳で語られてしまう先生の心境も複雑です。
9話、10話と、スラップスティックコメディを軸にしつつ周辺キャラとメインテーマである「夢」を掘り下げてきて、今回は色々と伏線回。どうやら後半戦は、魔女学校の誕生や、世界に魔力が減少して魔女が衰退している理由、かつてあった魔女狩りなど、世界そのものに関わる物語になっていく模様。
あくまでアッコを主体とするならば、問題がわかってそれを全て解決するのではなく、問題解決の為に希望を持って成長していく、という所で終わるかもしれませんが。
自分の実力に悩むアッコが未来を知ろうとする、というエピソードの軸は第6話と同様のテーマかつ第6話の方が断然良く出来ていたので、単独の出来としてはいまいち。