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『激走戦隊カーレンジャー』感想31

◆第39話「道路好き好き!! 宇宙ペット」◆ (監督:渡辺勝也 脚本:曽田博久)
ロマン系の悪役としてコレクター趣味もあったエグゾスは、チーキュのハイウェイは素晴らしいと、大宇宙ハイウェイの一部に転用する事を計画。過去にも同様に様々な惑星のハイウェイを強奪して大宇宙ハイウェイに組み込んでいるようで、この極めて趣味的な姿勢は割と好きです(笑)
エグゾスはチーキュのハイウェイ入手の為に、コンクリートを食料とする宇宙生物ビーガーを宅配便で地球へ送るが、ボーゾックはその回収に失敗。ペガサスの軒先にぶら下がっていた箱の中から飛び出した、微妙に可愛くないビーガーに保護欲をかき立てられた土門は、同僚達の反対を押し切ってビーガーを飼おうとする……。
「わたくしは君の味方です! 何があっても君を守ってみせます! 信じて下さい!」
一方、エグゾスがチーキュに直接ビーガーを送ったのは、こき使いすぎて最後の一匹になってしまったビーガーをチーキュの環境を利用して増殖させる為であり、ビーガー捕獲の為にボーゾック一の調教師CCパッチョーネがグラッチと共に地球へ。
最近割とグラッチが動くのは、中盤しばらく出番がほとんど無かったりした関係でしょうか。今回は珍しく、謎のブレスによる直接攻撃も披露。
調教怪人にさらわれて、細胞分裂による増殖の為に宇宙モロヘイヤ水を飲まされていたビーガーを助け出した土門は、弱ったビーガーを助ける為に、ボロボロになった歯を治療。実質的に歯医者を占拠して、自家製の入れ歯を作り上げるちょっとアブない人に。
基本的にはギャグで処理しているのですが、「一般市民」としては踏み外し気味(^^; 5人の中の1人としては良いアクセントになっているものの、個人としてはキャラが弱い土門という短所が出てしまい、「暴発」させるしか無かった感じ。
土門謹製の入れ歯をはめたビーガーは喋れるようになり、コンクリートを食べて回復。自分たちがエグゾスによる徴用と制裁で絶滅寸前の生物である事を土門へ教える。
「エグゾスは、何故そんな酷い事を?」
「俺にもわからねぇ。でも、宇宙にやたらと道路を造っている事は、確かだビガ」
「道路?」
今後の展開に役に立つのかはさておき、予想外のルートから黒幕の情報が(笑)
生身でパッチョーネに立ち向かう土門は、爆発の中で変身。土門達を逃がす為に時間を稼いでいた仲間達もそこに駆けつけ、戦う交通安全、目撃者は抹殺だ!!
青回という事で、怪人との戦闘に続いて、巨大戦ではポリスファイターが活躍。チェーン攻撃からの電ショックを浴びるもビーガーがその鎖を食いちぎって支援する事で絆をアピールし、反撃から必勝合体即Vツイスターで、目撃者は消えた。
「直樹の優しい心が地球を救った」とまとめて一件落着するのですが、その生き物は、今後も地球で飼っていて大丈夫なのでしょーか(^^; とりあえずコンクリートに限らず石でも食べられるようですが、何かの拍子に細胞分裂で増殖して文明崩壊の危機になるのでは。
不思議生物との交流話に私の興味が薄いというのもあって可も無く不可も無いという印象でしたが、宇宙生物の後処理が全く描かれずに投げっぱなしにされたのは気になりました。今作の世界観でいうと、最終的にはシグナルマンのコネクションで何とかしてもらえそうではありますが。
次回――2年連続シーズン最下位に終わった阪神タイガースに希望の火は灯るのか。「とにかく車に、注意や!」。