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『轟轟戦隊ボウケンジャー』感想・第46話

◆Task.46「目覚めた闇」◆ (監督:竹本昇 脚本:荒川稔久
「返せーっ!」
目的は勿論プレシャスなのですが、映像的には誰よりも早く真墨に駆け寄る竜王陛下が、のっけから面白すぎます。
<闇の三つ首龍>を手に愕然と佇む真墨の元に急ぐボウケンジャー&陛下だが、そこに
「俺の刃から逃れられる獲物はいない。その獲物は――お前だ」
とばかり、大事な後輩をサナギから蝶へと羽化させるべく、ヤイバ先輩が推参。
「<闇の三つ首龍>に、気に入られたな。おまえに力を、くれるそうだ」
「俺に、力を……?」
再び黒いもやもやに包まれる真墨に向けて叫ぶ仲間達(とその他一名)。
「なにしてるブラック! 早く回収するんだ!」
「渡すものか!」
引き続き皆の先頭に立って真っ先に真墨へ向けて走る陛下、おいしすぎます。
ボウケンジャーにだけは、渡すものかぁ!」
ヤイバ先輩の範囲攻撃でボウケンジャーごとまとめて爆炎に包まれる陛下は、夢の力で炎をくぐり抜けて格好良く真墨に切りつけるが、真墨はなんとその一刀を素手で受け止め、逆に闇のストレートを顔面に叩きつけて吹き飛ばす。
「……マジかよ……これ。……なんなんだ、この力……本当に、俺の……」
ジャリュウ科学の結晶として最凶の邪悪竜を生み出すも真墨が<闇の三つ首龍>を手にするまでの前座に使われ、プリキュアに目覚めつつある真墨のパンチを顔面に叩き込まれてこの上なくわかりやすいサンドバッグとなり、陛下、なんという高性能な踏み台……!
「それこそが闇の力。貴様が本来持っている力だ」
「俺の、力……」
もともと、己の利だけを求める一人ゆえの強さ、の例えだったと思われる「闇の力」が、実際に力を与える「<闇の三つ首龍>の力」と混ざって混線しておりますが(この混線あるいはヤイバ先輩の意図的なすり替え?はこのあと劇中で更に混沌としてしまう事に)……えー……第46話にして気付いたのですけれど、「伊能真墨」って「伊能忠敬」から来ているものだとばかり思っていたのですが、もしかして、
異能・真墨
もかかっていたの?!
ここから、真墨(主人公)・映士(相棒)・菜月(ヒロイン)・ヤイバ(時に師であり時に敵)・メカマサキ(ラスボス)を中心とした、闇のサーガもとい伝奇異能バトルが始まってしまうの?!
「闇に心を開け、伊能真墨。更なる力が手に入るぞ、この、<闇の三つ首龍>によって」
「ふざけるな! そんなもん……信じてたまるかよ」
魅惑の低音をフル稼働して囁きかけるヤイバ先輩に抗う真墨だが、その視線は握りしめたキングギドラに吸い付けられる。
「では、今の力、どう説明する? ――おまえはボウケンジャーとしての自分に満足しているのか? おまえは闇の住人。闇に目覚めてこそ本当の力を手にできる。いつまであんな奴らと仲良しごっこをしているつもりだ」
「違う! 仲良しごっこなんかじゃない! 俺は……俺は……自分の意思であいつらと……」
真墨はアクセルラーを手にとって見つめながら消え入るように呟き、「おまえには関係ない!」と会話を断ち切るのではなく、思わず本音をこぼしてしまうところに、真墨の根のいい人ぶりと心の脆い部分が窺え、表情も良かったです。
「そのまま一生なまぬるい暮らしをしたいならそうしろ! だが俺は、闇の力で輝けるおまえに期待して待っている」
ボーナスとか残業代とか危険手当に膝を屈して飼い慣らされた犬になるよりも、狼だったあの頃を思い出せ、と告げたヤイバ先輩はプレシャスを奪って姿を消し、「闇の力で輝けるおまえに期待して待っている」という真墨の中の闇を引き出す事へのこだわりが、ヤイバ先輩らしさが凝縮されて素晴らしい言い回し(笑)
ヤイバ先輩というのはつまり、自分の“同類”が欲しい人なのだと思われますが、少年期の真墨との邂逅はヤイバ先輩にとってまさに運命の出会いであり、多分この人、竹の陰から真墨の成長を見守っていた。
第14話で8ミリフィルム妖怪が菜月に見せた偽記憶に登場する闇の真墨は誰の設定なのか、という疑問がありましたが、あれ、ヤイバ先輩の脳内理想の真墨だ。
「よく考える事だな……」
不滅の牙の当て馬ではなく、自分の物語の主役となる道を示された真墨はやさぐれモードでサロンを出て行き、追いかけようとする菜月を止めるチーフ。
「俺に任せてくれ」
その不要だった自信はいったいどこから湧いてくるのか。
今回、ここが最大の運命の岐路だったと思います(笑)
(なんなんだ……俺は……俺は何を迷っているんだ)
夜の繁華街に繰り出し、パンチングマシーンに煩悶をぶつける真墨、黒いけど青い……。
(違う……こんなんじゃない)
そしてそれを、夜回りチーフが見ていた。
構図的には、青春の自分探しに戸惑う真墨を、闇の先輩と光の先輩が両サイドから手招きしているというものなのですが、最も引き寄せ能力の高い対真墨用ヒロイン菜月が光の先輩の自信過剰により排除されてしまった為、押し出されるように真墨がヒロインに昇格してしまい、ごつい男達に順繰りにストーキングされる事に(笑)
(あの時の力なら、こんなもん、一発でぶっ壊せるのに! ……何やってるんだ俺)
何をしているかというと……王子様になる筈が気がつくとヒロインになっている。
その頃、闇の先輩はプレシャスに向けて何やら呪文を唱えていた。
「なぜだ……なぜ鳴かぬ。俺の闇では、納得できぬのか。やはり伊能真墨が、必要だというのか」
落胆した先輩に背後から切りかかったのは、抜け忍狩りを任された風のシズカ
「これでも忍びの者として、一応は尊敬してたのに!」
「忍びとして生きてきたのはただの手段にすぎない。ダークシャドウに居れば、己の闇を強大なものに出来ると思った。もはや見限った!」
どうやらヤイバ先輩、敢えて辛い職場に身を置く事で、心の闇を増幅しようとしていた模様。
「…………さようなら、ヤイバ様」
「来るがいい」
両者は激突するも実力差は歴然で、闇吹雪の直撃を受けたシズカは、なんとか撤退。
「さらば、シズカ。さらばだ、ダークシャドウ
そしてサロンに戻った真墨は、
「俺が本来の力を出せば、明石暁ごとき簡単に超えられる。サージェスなんざ、すぐにおさらばだ」
やはり黒歴史気味だった日記を読み返していた。
これ、〔明石暁を超える → 菜月の見る目が変わる → 菜月も納得して二人で退社する〕というドリーム成分が多分に含まれているのが地味に追加ダメージなのですが、闇の力が充填されつつある真墨は、恥ずかしくなかった!
(俺の、本来の力か……)
そんな真墨に、こっそり貼り付けていた盗聴用の札でヤイバから届く通信。
「自分の心に正直になれ。自分が一番魅力を感じたものに、従えばよい」
翌朝、光の先輩に尾行されているとは知らず、独りで闇鶴岬(検索でこの地名を見つけだしたヤイバ先輩の闇の根性……!)に向かった真墨は、これ見よがしにプレシャスを地面に突き立てた闇の先輩と対峙する。
「取るがいい。その時、おまえは闇の力の虜となる」
「なってたまるか」
「フン、運命は変えられぬ」
「黙れ! ふざけるなぁ!」
欲しいのは力か、それとも、それを乗り越える意志か――ダッシュしてキングギドラを手に取る真墨だがあっさりと闇の力に取り込まれてしまい、それを止めようと茂みから飛び出してきたボウケンレッドを軽々と投げ飛ばして崖へと叩きつける。
「やめろ! 力が手に入れば、どうなってもいいのか?!」
「これは、俺の問題だ!」
絶妙に真墨の劣等感に塩水を擦り込むチーフ、メンタルケアとメンソレータムの区別がつきません!
「これなら超えられる。俺は――明石暁を超えられる」
「まだだ。更なる力が欲しければ、俺と来い」
ヤイバの誘いに乗った真墨は、ヤイバの作り出したドーム型の結界の中へと入っていき、背後で必死に手を伸ばすも完全無視されるチーフ、何を根拠に説得できると思ったのかチーフ! チーム崩壊の危機を積極的にもたらすの何回目だ不滅の牙!!
気絶したチーフは、遅れてやってきたさくら達4人に起こされ、ドームへの突入を図るも結界に阻まれてしまう。その中ではヤイバが真墨の握るプレシャスに向けて呪文を唱え、それに呼応して月の軌道上に謎の巨大エネルギー体が出現すると、地球へと迫る。それこそは宇宙を彷徨う闇のエネルギーの塊にして闇の三つ首龍の胴体であり、ヤイバの目的はその力により、地球を闇で満たす事であった!
「その時この世は闇の力の持ち主の意のままになる」
恐らく「<闇の三つ首龍>の力に共鳴できる資質の持ち主(=伊能真墨)」に、この世を意のままにできる「具体的な闇の力」が与えられる、という事なのでしょうが、真墨の抱えている「心理的な闇」とプレシャスの持つ「具体的な力」が気がつくと合体して、非常に漠然とした「闇の力」という言葉が一人歩きしてしまったのは、失点。
もしかしたら本当に真墨が秘めた「闇の力」の持ち主である、という事なのかもしれませんが、それはそれで有り得る世界観な事で(しかし伏線は無い)、線引きの曖昧さが非常にわかりにくくなってしまいました。
「最も響き合う者が、まさかボウケンジャーの中に居たとは」
ゲッコウ様の解説と時同じくして、牧野から謎のエネルギー体の連絡を受けたボウケンジャーは、地球への落下を防ぐ為に結界に全力攻撃するも、結界のカウンターによって全員気絶。主に反射されますが、前回−今回と、個人武器の必殺技などを改めて一通り見せているのは、竹本監督らしさを感じます。
「おまえのお陰で究極の闇の力を呼び寄せる事に成功した。この世の全てを闇に染めてやる! その闇の頂点に、俺たちは立つのだ」
ダークシャドウを一顧だにしなかったヤイバ先輩、真墨には強烈な仲間意識を持っており、つまり男の子だってプリキュアになれる世界が到来するのだ(違う)。
だがその時、真墨は背後で倒れている仲間達の姿に気付く……。
「何を驚いている? おまえが闇を望んだ結果だ」
「嘘だろ……俺の中の闇が、こんな事を……」
真墨の言い回しからすると、自分の中の制御できない「闇の力」に振り回されて(映士の「アシュの血」的な表現)……という認識に聞こえるのですが、幾らなんでも唐突な上に映士と被りますしで、かなり不思議な発言(^^; まあ、なにぶん真墨なので、ヤイバ先輩に色々と吹き込まれている内に、なんだかその気になってしまったに2000点。
慌ててプレシャスを手放そうとする真墨だが、そうはさせまいと上から手を握りしめるヤイバ先輩、超熱烈。
「諦めろ! もうおまえは闇に生きるしかない」
<レムリアの太陽>編の菜月を崖の下に蹴り落とす勢いで、急上昇する真墨のヒロインゲージ!(笑)
闇に包まれた新世界で翼を休めた二人は永遠を紡ぐ為に新たなアダムとイブに(以下略)
俺が王子様になれないのは、俺の中に眠るヒロイン力のせいなのか?! 遺跡で美少女を拾った筈の俺が実は年上の男に迫られる塔の中のお姫様だったのか?!
衝撃的な現実に動揺しつつ、真墨の視線は外で倒れる仲間達へと向かい、皆と過ごしてきた日々を思い返す。
(俺は……俺は何をしていた? 心の闇? 俺の中には……こんなにも光が溢れていたのに。みんながくれた光が!)
大事なのは一人で手に入れる力ではない。
皆で過ごす、この世界。
そう、さくら姉さんも言っていた……
「待ったりしません。自分で――捕まえるだけです」
今時のヒロインは、黙って塔の中で王子様の助けを待たないのだ、と立ち直った真墨は言い寄る闇の先輩に反撃し、プレシャスを手放す事に成功。
「俺の光を……消えさせてたまるかぁぁぁっ!!」
そして光は! 闇に打ち勝つ!
渾身のストレートがヤイバ先輩の顔面を捉えると結界は内側から崩壊し、真墨が本当の自分のトレジャーが何かを認めるくだりが、彷徨シーンと比べるとどうにも短かいのはバランスが悪かったですが、それこそ真墨に関しては1クール目からの既定路線だったので、仕方のない所でしょうか(^^;
そういう点では真墨の問題の決着はあまりにも引き延ばしすぎた感がありますが、真墨の決着=ヤイバ先輩との決着、になってしまう為にどうしても後にせざるを得なかった、というのは全体の構成として苦しくなってしまった部分に見えます。物語上のウェイトとタイミングとしては、菜月と真墨を逆にした方が良かった気はするのですが、そうすると映士の決着とクエスターの決着を同時に付けられず、とすると菜月の秘密に気付くのはクエスターではなく陛下にするべきだったのか……? と、悪の組織ローテ制の難しさが、終盤戦に入って一気に出てしまった感。
今回、大枠の展開自体には納得できるものの、「闇の力」を中心に端々の表現や描写が雑になってしまったのは、残念です。
「みんな……すまなかった」
「真墨! 戻ってきたんだね」
「光を……取り戻したな」
自ら闇の結界を抜け出し、仲間達の笑顔を見つめた真墨は前回の逆でチーフに手を伸ばすが、ヤイバ先輩もまた立ち上がる。
「みんなはあの闇の塊を頼む。ヤイバは俺が倒す!」
振り下ろされるヤイバの斬撃を防いだ真墨は、ヤイバのベルト飾りを利用して、スタートアップ。
背後では5人がアルティメットダイボウケンのネオパラレルエンジンを直結させた、アルティメットアルティメットブラスターを闇のエネルギーに撃ち込む中、ブラックとのタイマン勝負になったヤイバ先輩が勢いで倒されず、実力者ぶりを発揮してくれたのは良かったです。ヤイバの多重分身に追い詰められたブラックは土手っ腹を貫かれるが、闇に屈する事なく反撃し、ヤイバを驚愕させる。
「なんだこの力は? なんなんだ、今の光は……」
「この光こそが、今の俺の力だ。俺は……光の力で、おまえを倒す!」
ここでブラックの体が淡い光に包まれた(ヤイバも視認できた)事で、元々は“仲間との絆の力”の例えだったと思われる「光の力」もイメージではなく具体的な能力めいてしまい、ますます混線(^^; 真墨がすっかり光と闇、二つの力をその身に宿した運命の戦士のようになっており、光と闇のバーゲンセール具合が『ビーファイターカブト』(1996)を思い起こさせるのですが、このノリ、実は宮下隼一脚本だと言われたら信じそうな勢い。
なお『BFカブト』世界では、「闇の波動=超低周波」で「光の波動=超高周波」なので、ブラックの体が光に包まれていたのは超高周波を発生させていたからです。そして『BFカブト』理論では、超高周波=光=鍛え抜いたマッスルなので、つまり真墨に足りなかったのは、自己肯定力ではなく、筋力だ!
挿入歌をバックにブラックと究極ダイボウケン、二つの死闘が展開し、ヤイバの刀を筋肉で弾き飛ばしたブラックは、零距離ドリル。
「光の力を喰らえぇっ!」
更に加速して間合いを詰めての追いドリルからハンマー乱れ打ちで、遂に闇の王子様に致命傷を与えてその深い因縁を断ち切る事に成功する。
「馬鹿な…………俺とおまえの、闇に満ちた未来を、こんな形で……!」
〔渋い声で押す実力者・闇の力マニア・万能型で組織の要〕と揃い、考えてみると〔謎の勢いで押し切る実力者・冒険ジャンキー・万能型でチームの要〕という不滅の牙の鏡像、暗黒チーフの面もあったヤイバ先輩ですが、最終的に、物凄い台詞が飛び出す人に(笑)
オーバーヒート寸前の究極ダイボウケンも、宇宙から墜落寸前の超低周波もとい闇の三つ首龍の胴体を破壊し、物語の東宝特撮化を防ぐ事に成功する、が……
「伊能真墨……おまえの中に、確かに闇はある! それは、紛れもない事実なのだ。闇から逃れる事は出来ぬぞ。闇の力は、滅びる事は、ないのだぁぁぁぁ!!」
ヤイバ先輩がずっと暖めて3ヶ月おきに手直ししていた末期の裏奥義《断末魔にそれらしく不穏な事を言い残して相手の心の中で生き続ける――エターナル・デス・ハーモニック・ウィスパー――》の直撃を受け、抵抗判定に失敗した真墨は手に入れかけていた自己肯定力を喪失。闇の力に惹かれて仲間を傷つけた悔恨から、プレシャスとアクセルラーを残してまさかの家出をしてしまう。
皆がショックで真墨の名を叫ぶ中、いつの間にかプレシャスを封印回収しているさくらさん、恐ろしいまでのデキる女。
そして真墨は、夜の街をひとり彷徨うのだった……と思わぬ形で爆弾が破裂した所で、つづく。
「光と闇」の曖昧な使い方がかなり引っかかってはしまいましたが、最終的にヤイバ先輩と不滅の牙を、 真墨を巡る三角関係 タイプの違う二人の 王子様 メンター、として置いて対比するというヤイバ先輩の着地としては納得。
上で「待ったりしません。自分で――捕まえるだけです」というのは冗談で引用しましたが、同じシンデレーラ回のさくらさんの
「誰にでも、自分だけの宝はあります。……それは、誰も与えてはくれない」
が今回のキーといえ、それを与えようとしたのがヤイバ先輩であり、それを自分で掴み取れと促すのが不滅の牙である、と二人のやっぱり王子様の対比として汲み取られており、今作の中核にある「自分だけの宝」というフレーズを中盤で念押ししたシンデレーラ回(會川脚本)、作品全体にじんわりと存在が効いています。
で、プロであり大人として当然の部分もありつつ、自分ではたぶんパーフェクトリーダーのつもりの、このチーフの放任主義が色々と問題を起こしたりもするわけですが、意図的なチーフの短所として描かれると同時に、それら含めて「独立」というのが、今作のテーマの一つなのだろうな、と思われます。
世界における自分の居場所を探す真墨の退職は、サージェスとボウケンジャーの齟齬、ボウケンジャーと映士の齟齬、などこれまで劇中でそこはかとなく感じさせながらも焦点の当たっていなかった破裂の要素を代表して真墨に背負わせたように見えますが、この最終盤で更に要素を重ねるという鬼畜なパスを、帰ってきたメインライターはどう捌くのか?!
次回――「これが冒険者の末路だぁっ!!」。
ところで今回、シズカが抜け忍狩りを仕掛けるも敗北、闇のエネルギーの説明をしただけでヤイバ先輩の最期には全く関与できなかったダークシャドウ、このままフェードアウトしないか心配なのですが、かくなる上は、ダークシャドウに再就職したミニスカ真墨の登場でどうか(待て)