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『ウィニングポスト7 マキシマム2007』(PS2版)買いました

なんとなくウィニングポストがやりたくなって、凄い熱意があったわけでもないのに、つい買ってしまいました。
今作は、従来通りの近未来競馬をプレイする〔2008年〕シナリオと、実在馬が登場する史実体験的な〔1984年〕シナリオの二つのシナリオが選択可能。また、馬主のタイプも〔ノーマル〕以外に、実在馬を買わずに自家生産馬で史実馬と戦う〔大牧場〕が追加、更に〔1984年〕シナリオでは、実在馬が歴史通りに誕生し引退する〔モードA〕と、誕生や引退年などに多少の揺らぎが発生する〔モードB〕が選べます。
今回、ウリは〔1984年シナリオ〕らしいので(今調べたら、〔2008年〕は『マキシマム2007』からの追加シナリオ)、〔1984年/ノーマル/モードB〕でプレイ。あえてif度の高いBにしましたが、途中までやっての感想としては最初はAの方がいいかも(笑)
さて、これまでのシリーズ作品は“馬主体験成り上がりゲーム”だったわけですが、本作は“日本競馬サブテキスト”的な立ち位置の作りになっております。
時はグレード制導入開始、そして皇帝シンボリルドルフ登場の1984年。新米馬主が現役馬1頭と幼駒1頭を貰う所から始まるのはこれまでと似た流れですが、いきなりダイアナソロンとか貰えるので、うまくするとゲーム開始して数十分でG1獲れます(笑)
従来作における、ステップを踏みながら徐々に、というのはすっ飛ばされており、その辺りの情感はものすごく薄いです(笑)(2008年/ノーマル、とかでやるとまた違ってくると思いますが) なので、シリーズ初心者の人にはあまり向かないかもしれません。何か、このゲームの大事な所がすっぱり抜けているので(^^; その代わり、ミスターシービーの3冠達成に始まり、各年の最初には史実に基づいた状況の解説が入り(ただしモードBでやっているとかなり嘘が(笑))、事あるごとに井崎先生のパロディキャラが名馬解説に登場したり、と、解説面は充実。
まあ、最大の欠点にして突っ込みどころは、
1984年にヴィクトリアマイルが存在
なんですが、この辺りは何とかならなかったかなぁ。まあ、重賞動かしたらオープンも動かさないといけないし、今と条件の違うレースもあるし、プログラム以上にプレイヤーが混乱しそうというのもあるので、難しい面があるのもわかるのですが。
その辺りの各種大嘘に目をつぶれば、けっこう面白いかと思います。競馬詳しい人ほど、つぶれないとは思うのですが(^^; 対象としては、
“『ウィニングポスト』シリーズはやっていて、最近の競馬はわかるけど、一昔前の競馬はさっぱりで、インターネット環境がある”
という人がベストなんだろうなぁ。
……私、実にぴったりはまっているわけですが(笑)
“インターネット環境がある”というのは、気になった馬がいたら調べられる、という事です。コースレコードに名前のある過去の名馬とか、強力なライバルとか、購入可能な実在馬とか。
実在馬は、能力や戦績から大まかに4つのランクに分けられています。
金(歴史的名馬)・銀(金ほどでないがG1クラスの名馬)・銅(G1で戦う事も可能なクラスの馬、ときどき掘り出し物あり)・赤(重賞クラス)
大まかなレベルはこれで判断つくのですが、より有利にゲームを進めようと思ったら同じランクの中で出来るだけ安い値段でなおかつ実際の成績の良かった馬を買うのがベストなわけで、勘で買うのも面白いですが、姑息にネットで調べるのがやはり便利。
というわけで、ゲームを楽に進めようと思ったら自分で調べると良い、というか自然と調べる事になるという、非常に良くできた学習ゲーム
「ゲームを楽しくプレイしている内に自然と競馬に詳しくなります」、みたいな(笑)
番組が違うのでローテとかは結構嘘ですよ、というのは把握していないといけないので、全くの初心者向け、ではない所が微妙ではありますが。
ここ何年かで競馬に入った人向けの競馬史学習ゲームとしてはかなり良く出来ているというか、おそらく類例のない立ち位置だと思うのですが、ここでこれを作ったのは偉いと思う。惜しむらくはやはり、各種大嘘ですが。前述したように、「ゲーム」とのバランス、というのを考えるとちょっと難しいかもしれず、この辺りに落ち着いたのかなぁ、という感じ。
ネットでの補足情報は、戦績だけでも面白いのですが、各種エピソードなども交えた良いファンサイトや文章に出会うと、よりラッキーというか。ダイアナソロンなんて正直全く知らなかったんですけど、凄い格好いい背景があったり。
逆に熱心すぎるファンだと、かなりの名馬でもぽろっと負けたりするので許せない事とか多く出てきてしまいそうですが(^^;
モードAでも勿論まったく史実通りの戦績にはならないと思うのですが、モードBでは、
無敗3冠の上に有馬記念も制覇で12戦12勝のトウカイテイオー
とか
皐月賞ビゼンニシキに負けるシンボリルドルフ
とか
菊花賞以降G1勝ち無しで2着2回3着2回の惜敗くん状態のメジロマックイーン
とか
皐月賞を勝つナイスネイチャ
とか
色々と出てきます。
これは持ち馬でしたが、G1を6勝するシスタートウショウとか(しかもメジロマックイーンを破って宝塚記念に勝った)。
相変わらず滅多に故障しないゲームなので、実際には早々にターフを去る事になった能力馬などが、ゲーム内では活躍の可能性が高い傾向にあります。ちょうど今年フジキセキが出てきているのですが(いよいよゲーム中でサンデー元年)、普通に走り続けるフジキセキがどんな事になるのか、ちょっと怖い。