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『電磁戦隊メガレンジャー』感想20

第37話「どうして!? 千里がオヤジ声」
とうとう、夏の間にEDで無駄に伏線?を張っていた文化祭。
クラス対抗バンドコンクールのボーカルを務める千里は、風邪対策に甚平を着込むなど、無駄本気。学園内では歌が上手い事で有名らしく、出場すれば優勝間違いなしと言われながら、一昨年は盲腸、昨年は高熱で出場できなかった為に、必要以上に意気込んでいるのであった。
どちらかというと、バックでドラムやっている健太とか、ギター弾いている耕一郎とかが気になります。
あと、照明担当のクラスメイトが何故か無駄に目立ちたがるのはどうして。
その頃ネジレジアでは、ビビデビ以外が「みんなおでかけ」……っておい、地球侵略を放り出してヒネラーファミリー不在中に、ビビデビが勝手に作った(?)カナリアネジラー(CV:大塚明夫)に作戦を与えて出撃させていた。
いよいよ文化祭当日、千里のバックバンドを務めるデジ研の4人は意気軒昂、
黒「千里のためにも頑張ろう」
青「ためだけに……だろうがおまえは」
とか、こっそりやり取りあったり、荒川稔久が一人でラブ展開しようと頑張っているのはなんだか涙ぐましい。改めて見ると荒川脚本以外だと、青×桃すら、ほとんど無いし。
ところがクリーニングに出していた衣装を取りにいっていた千里に、カナリアネジラー(CV:大塚明夫)と出会うというトラブル発生。
4人も駆けつけ撃退はするが、撤退間際にカナリアネジラー(CV:大塚明夫)の特殊能力であるトリカエッコビームにより、千里とネジラーの声が交換されてしまう。
変身を解除し、耕一郎に手を借りて立ち上がった千里の喉から洩れる、野太い声(CV:大塚明夫
「今の声……オヤジ?」
「やっだぁーーー」(CV:大塚明夫
まあ、ある意味、いい声ですが(笑)
というわけで、女子高生を大塚明夫がアテるという、それだけで笑いを取れるズルい回。
傍目にはギャグですが、このままではバンドコンテストで唄えない千里にとっては一大事。久保田の調査により、声を取り戻すにはカナリアネジラー(声:城ヶ崎千里)を倒さないといけない事が判明し、街で暴れ出したカナリアネジラー(声:城ヶ崎千里)の元へ向かおうとするが、デジタイザーには悪用されない為の声紋判定機能がついており、大塚明夫声では変身できない、と地味にピンチ。更にイエロー抜きで戦いに赴いた4人は、カナリアネジラー(声:城ヶ崎千里)のトリカエッコビームにより、それぞれの武器を奪われてしまう。
一時撤退した5人に、カナリアネジラー(声:城ヶ崎千里)を破るには、イエローのメガスリングが必要、その為には「「インストール!メガレンジャー!」とカナリアネジラーに言わせるんだ」と割と投げやりな作戦を呈示する久保田。カナリアネジラー(声:城ヶ崎千里)を騙し、作戦は成功。メガシルバーも駆けつけ、今日もウィンガースパルタンで瞬殺。
バンドコンクールにも間に合うかもしれない……と思ったが、千里の声はまだ大塚明夫のままだった
「軽い後遺症だろう。遅くても、2,3日で治ると思うが」と今回の久保田博士は、終始、割と他人事で酷い(笑)
ショックを受けながら学校へと戻る5人。戦いの間に既に文化祭は終了し、結局、今年も千里はバンドコンクールで唄う事は出来なかった……とぼとぼと、何となくコンクール会場へ向かうと、照明の光が5人を照らす。なんとクラスメイト達が、5人を待っていたのだった。「どんな声でもいいから唄ってほしい」とクラスメイトに励まされ、千里が歌い出すとその声は元に戻っていき、3−Aだけの、ささやかなコンサートが開かれるのであった。
ズルいネタ回が、最後はちょっといい話に。
毎度学校が出てくる割に、クラスメイトのトラブルを解決する、などという展開があまり無いメガレン。学園を主要な舞台にするとキャスティングが大変とか、やりすぎるとさすがにそれで正体バレないのはおかしくないかという問題が出るとか、毎度高校生が巻き込まれるレベルの事件ではネジレジアがせせこましくなりすぎる、とか色々と要因はあったかと思うのですが、遅まきながらもクラスメイトとの交流話が描かれたのは良かったと思います。出来ればもう何話か適度に織り込んでおけば、学園青春ものっぽい雰囲気も強く出せたと思うのですがまあ、その看板自体が後付けっぽくて、作っている最中はあんまり意識していた節は無いのですけど。30話で「青春」て単語を急に強く押し出しますが、逆にそのぐらいになって急に決めたっぽい感じ。


第38話「戦慄! ネジレジアの凶悪戦隊」
ネジレ反応を受けて出動したメガレンジャーは、工場を襲撃する自分たちそっくりの偽物と出会う。
同じ姿を取りながら、圧倒的な力で5人を蹴散らす偽メガレンジャー
その正体は、ネジレジア最強の刺客、邪電戦隊・ネジレンジャー!
「あれは、あの強化スーツは……」
5人のネジレンジャーの姿を見て、呻く久保田。
ネジレンジャーはメガレンジャーのスーツから何らかの情報を入手すると、駆けつけたメガシルバーには取り合わず、一旦身を引く。
ネジレンジャー……その姿は、かつてネジレジアの存在を立証しようとして行方を絶った久保田の旧友・鮫島の研究していた特殊スーツに酷似していた。ネジレジアに辿り着いた鮫島が、地球侵略に協力をしているのではないか、という事を久保田は考えだす。
クライマックスへ向け、久保田−鮫島−メガレンジャースーツ、という糸が繋がり、最強の敵が登場、という盛り上がる展開。
メガレンジャーのスーツから、デジタイザーによる通信パターンを入手したネジレンジャーは、その電波を追ってメガレンジャー狩りを開始。しかし最新型のPDAの通信パターンがメガレンジャーアイネットの用いているものと酷似していた為、あちらこちらで誤爆しまくる。
……この辺りが所詮、ヒネラーの創作物の限界か。
メガスーツの調査と、続発するネジレジアの襲撃事件から、ネジレジアが通信パターンを取得し、変身前のメガレンジャーを狙っている事を察知した久保田は、デジタイザーの使用禁止とメガスーツ変身プログラムのロックを宣言。自らは、かつての友、鮫島の屋敷へと向かう。
これまで散々無茶させておいて今更といえば今更ですが、無理にでも戦いを続けようとする5人を一喝する久保田の姿が熱い。
そして鮫島の屋敷で、久保田は遂に鮫島(立体映像)と邂逅する。



「やはり来たか久保田」
「……鮫島、鮫島なのか」
「残念だがここにはネジレンジャーに関する手がかりは残っていない」
「鮫島……目を醒ませ。ネジレジアに協力する事の意味が、わかっているのか?!」
「はははははははっ、わかってるさ。わかっていないのは久保田、おまえの方だ。
 私はネジレジアの偉大なる科学者、Dr.ヒネラー。まもなくネジレジアは全て私に支配される事になる。そして地球も。
 おまえの愛するメガレンジャーには特に、私の恐ろしさを知ってもらわねばならない」
「なぜだ」
「おまえに十分苦しんでもらうためだ」
「なんだと?!」
「フフッ、もっとも、しょせん人間などという不完全なものを使っている以上、そう長くはもたんだろうがな」
「いいや、人間は不完全だが、心を持っている。正義の心を持ったメガレンジャーは、そう簡単に負けはしない!」
「ハハハッ、愚かな」

ぶつかり合う中年二人の変な情念
当時ライブで見ていた時にこの凄まじい展開に呆気にとられましたが、ここからがメガレンジャー』真章です(笑)
久保田を追いかけて鮫島の屋敷の前まで辿り着いた5人は、屋敷にバリアーが張られている事と強力なネジレ反応が発生した事から、久保田を助けようと変身を決意。早川に変身プログラムのロック解除を頼むとともに、ネジレンジャーの追跡を誤魔化す為、デジタイザーと同じパターンの通信電波を放つ装置を積んだデジタンクを、囮として出動させてもらう。
デジタンクは当初のコンセプト(災害救助メカ)では全く役に立っていませんが、地味に劇中で便利に使われており、良いのか悪いのか。
ネジレンジャーへの目くらましに成功し、メガレンジャーに変身してバリアーを破壊したメガレンジャーは久保田の元へ向かおうとするが、一足遅れで現れたネジレンジャーが立ちはだかる。ネジレンジャーに手も足も出ないメガレンジャーは、更に必殺の邪電エネルギーアタックを食らい、大ダメージを受けて遂に倒れる。
一方その頃、ネジレジアでは皇帝ジャビウス1世が突然の体の異変に苦しんでいた。再度の邪電エネルギーアタックを放とうとしていたネジレンジャーも、その後を追うように苦しみだし、メガレンジャーにとどめを刺す事なく、その場から引き下がる。
ぼろぼろのスーツで倒れるメガレンジャーに駆け寄る久保田。

赤「すまねぇ、おっさん。約束を、破っちまた上に、俺達の、ぼろ負けだ」
久「謝るのは私の方だ! とんでもない戦いに、君たちを巻き込んでしまった!」
うんそれは、本当にそう思う。
黒「今更……何を言っているんですか」
赤「そうだ。ネジレジアのヤツにはこれで、でっかい借りをつくっちまった これはもう、俺達の、戦いだぜ」

メガレッドの手を取る久保田。
そしてネジレジアでは、Dr.ヒネラーが危険な笑みを浮かべていた。
「久保田……これは復讐の序曲に過ぎぬぞ」
これまで、アイネット及びメガレンジャーしいては久保田博士の前に、後手後手に回ってきたDr.ヒネラー(鮫島)が、遂に天才の真価を発揮(?)。
傷つき倒れたメガレンジャーは、ネジレンジャーを打ち破る事が出来るのか?!
そして久保田は、失踪していた友人が、いい年して変なコスプレ姿で現れたショックから立ち直る事が出来るのか?!
最強の敵の出現と共にネジレジアにも不穏な気配が漂い、盛り上がりながらいよいよ最終クールに突入です。
新登場のネジレンジャーは、ネジイエローが非常に良い感じ。なにしろ、CV:勝生真沙子 勝生さんの悪い女演技は、日本屈指だと思います。