昨日の阪神ジュベナイルフィリーズの勝利で、福永祐一のJRA・G1の通算勝利数は15。
その内訳が、
〔マイル戦:66%/エリザベス女王杯+高松宮記念:14%/オークス:20%〕
と、なかなか極端。
(最近もっぱら“牝馬の福永”と言われますが、牡馬/牝馬でわけると、5/10)
巡り合わせの要素も強い牡馬クラシックはともかく、これだけ勝っていて古馬中距離戦を獲っていない騎手というのも珍しいような。海外含めれば、エイシンプレストンのクイーンエリザベス2世カップ(2000m)勝ちがありますが。
また面白いのは、「福永を背に国内G1を2つ以上勝った馬は、未だにラインクラフトしか居ない」(海外含めれば、エイシンプレストンとシーザリオ)事。合わせて、「福永でG1を勝った後、他の騎手に乗り替わってG1を勝った馬も居ない」となると、なんかもう、人馬含めたオカルトの領域に近い。
というわけでジョワドヴィーヴルの最大の敵は、鞍上のジンクス(?)かもしれないのですが、復帰なったレーヴディソールともども、来年はこれを打破してもらいたいところ。レーヴディソールはとりあえず、今週末で復活なるか、注目。
あと逆に言うと、福永でG1勝った2歳・3歳馬は、海外遠征してしまえばいいのかもしれない(笑)
しかし福永は、牡馬クラシック勝つより、スプリンターズS・マイルCS・安田記念、を勝って、短距離G1総なめする方が早いかもなぁ。
おまけ:現役騎手JRA・G1通算勝利数ベスト10(多分、洩れ無し)
改めて一人、化け物が居ます。面倒くさくて途中で数えるのを辞めようと思ったぐらい。あとアンカツさんは2003年の免許取得から9年でこの数字。上位にはやはり、実績・キャリアを兼ね備え、勝負強いイメージのメンバーが並びます。池添は今年の大爆発5勝で、四位も福永も抜き去りました。有馬も可能性あるしなぁ。吉田豊の半分は、メジロドーベルで出来ています。
ちなみに善臣大先生は7勝。和田テイエムオペラオー竜二と並んで11位。
和田は今年の春天が惜しかったですが、そろそろ、オペラオー以来のG1を取れる日も近づいてきているのではないかと思っております。
G1未勝利組では、いい加減そろそろ、秋山に勝ってほしいなぁ。グランデッツア降ろされずに、クラシックへ辿り着いてほしい。