はてなダイアリーのサービス終了にともなう、旧「ものかきの繰り言」の記事保管用ブログ。また、旧ダイアリー記事にアクセスされた場合、こちらにリダイレクトされています。旧ダイアリーからインポートしたそのままの状態の為、過去記事は読みやすいように徐々に手直し予定。
 現在活動中のブログはこちら→ 〔ものかきの繰り言2019〕
 特撮作品の感想は、順次こちらにHTML形式でまとめています→ 〔特撮感想まとめ部屋〕 (※移転しました)

『未来戦隊タイムレンジャー』感想20

東映の配信は時々順番がおかしいけど、今週は33話も34話もAパートBパートが逆になっているとか、UP前にもう1回、確認してほしいですよ(笑) タイトルはpart1なのに、再生したらBパート始まる時とかもあるけど。
◆CaseFile.33「リトルレディ」◆ (監督:小中肇 脚本:小林靖子
テディベアと共に謎の男達から逃亡をはかる少女。
黒服の男の一人、大友龍三郎さんのよーな……?
少女――桜井エミリは、道で自動車の割り込み運転から始まった揉め事を仲裁したアヤセを見て、ボディガードを頼むので朝霧山まで連れていってほしい、と強引に車に乗り込んでしまう。彼女のスカートの端が破れている事に気付いたアヤセは、シオンに連絡して迷子の情報を調べてもらうと共に、仕方なく彼女を乗せて車を走らせる……。
名前と年格好だけで迷子情報を探せるとか、どこまでハッキングの手を伸ばしているのか、シオン。
アヤセさんが、乱暴な運転手にクラクションを鳴らしてからまれているドライバーを助けるのは若干、不自然な気がしないでもないですが、事が車に関わると正義の人になるのか、単純に進行方向が塞がって邪魔だったのか、仲間が見ていない所ではいい人一直線なのか。
アヤセが朝霧山に向けて車を走らせている中、シオンの調査で、エミリの素性が判明。一月前に死亡した母親の治療費の為に父親が借金をし、酷い取り立てにあっていたという。父親が金を借りていたという鬼金ローンにタイムロボターを潜入させたところ、父親が捕まっている事、そのバックにはロンダーズが居る事がわかり、ローン会社へ突入するタイムレンジャー
一方アヤセ達の前には、鬼金ローンを取り仕切る悪徳金融業者・ドゴールが姿を現す。ドゴールの目的は、エミリを人質にする事で、その父親に死ぬ気で金を作らせる事にあった。ドゴールに車で体当たり、振り落とすアヤセ。エミリと共にその場を離れようとするが、エミリは朝霧山に辿り着いた事に気付くと、アヤセの手を振り払って走り出す。彼女の目的は、かつて両親が健在だった時、川遊びで拾った綺麗な石の数々。母親が宝石だと言ってくれた思い出の宝物、川辺に埋めていたそれを掘り出す事にあった。
価値のある宝石だと信じている石を差しだし、父親とアヤセを助けてくれと言うエミリだが、それらは勿論、ただの石。ドゴールは取り合わない。エミリが振り払われるのを見て、アヤセ、ロリコン覚醒。怒りのパワーでドゴールを撃破する。
鬼金ローンでエミリの父親を助け出した仲間達が合流し、圧縮冷凍しようとするが、巨大化。ロボ戦になるが、ドゴールのパワーに苦戦。しかしそこへタイムファイヤーがおいしいとこ取りに現れ、レックスロボによってドゴールは撃破される。
ううーん、どの作品でも難しくなる所ではあるのですが、追加ロボの組み込み方が、今回はあまりにも適当(^^;
戦隊の巨大ロボはどうしても、短い尺の中で派手に活躍させなくてはならない→結果的に苦戦を描く時間が無く、概ね適当に強い→しかし新ロボが出たらそのアピールの為に旧ロボは弱体化させなくてはならない、という事情があるので、劇中全体におけるパワーバランスの組み込み方が難しいのですが、タイムロボも中盤まで苦戦らしい苦戦が無かった(本体の強さはともかく、必殺技を発動すると無敵)ので、どうしても急な苦戦に違和感が強くなってしまいます。
この後、戦隊ロボの組み替え玩具化による多彩なパーツの使い分けという方向性が出てくる事によって、ロボ戦に関しては一定の緩和がされるわけではありますが。
今回は特に、話の都合でアヤセが怪人態を一人粉砕していたので、余計に苦しい感じになってしまいました。
ところでドゴール、何かに似ているなぁと思ったら、カネゴン
ラスト、父親と再会するエミリ。
しかし宝石だと思っていたものがただの石だと知り、「便利屋さんにお金、払えない」と落ち込む彼女。アヤセはそんな彼女の掌から報酬として石を一つ貰い、去っていくのであった。
全体的に構成が荒いというか、一つ一つのシーンの台詞回しとか演技があまり面白くないのですが、シンプルないい話としては密度が足りなかったのでコメディ部分を足したら滑ったのか。脚本と演出の間で意志疎通が上手く行かなくて、その辺りがちぐはぐな感じに出てしまったのか。
恐らく終盤へ向けて、やさぐれ前のアヤセの人格が少しずつ戻ってきている的なニュアンスもあった感じもしますが、その辺りのバランスもあまり良くなかったかな、と。


◆CaseFile.34「暗・殺・者」◆ (監督:小中肇 脚本:小林靖子
未来の犯罪者達を社会のあちこちに潜ませる事に成功し、すっかりファミリーの事業が軌道に乗りだしているドルネロ。一方、ギエンは破壊衝動のストレスが溜まりに溜まりまくっていた。
そんな頃、会社社長が暗殺者の襲撃を受け、重傷を負って入院するという事件が発生。どうやら背後には、大がかりな暗殺グループが存在するらしい。シオンの馴染みの電気屋のおじさんによると、「とあるバーにバラのつぼみをもっていくと、暗殺グループが接触してくる」という噂がまことしやかに流れているらしい。未来で同様のやり口の暗殺グループを率いていた犯罪者に心当たりのあるユウリは、暗殺グループへの接触を試みる。
シオンのなじみの電気屋のおじさんに“街の噂に詳しい”とか、変な追加設定が(^^;
グループのリーダーに直接の接触を図る為、タツヤを的に、狙撃事件をでっちあげ、狙撃手として自らをグループに売り込むユウリ。接触に成功したユウリの前に姿を見せたのは彼女の予想通り、未来で同様の暗殺グループを率いていた男であり、インターシティ警察の元同僚、アベル(CV:緑川光)。
二人にはある因縁が……
ユウリ「貴方が私が家までついてくるのを止めさせるか、部署を変えてほしいと言っただけ」
ストーカーでした
この上層部への進言により警察を解雇されたアベルは、道を踏み外して犯罪者に。
アベル「僕が君を追いかけるのを止めるかわりに、君に僕を追いかけさせる」
変態でした
しばらく前に、「作戦終了後に誰も居ない真っ暗な部屋に帰る事が一番不安だった」と弱い部分を少し告白していたユウリさんですが、家族はともかく彼氏が居ないのは本人の性格にも問題があるのでは、と思っていたらどうやらかなりの原因は、このストーカーだった模様
というかユウリさん、ダメンズホイホイ?
男運の悪い孤高の女
とか、なんかもう、どうフォローすればいいのか。
なお今回のシナリオは若干以上に、緑川光に変態台詞を格好良く言ってもらうのが楽しい状態で、やや暴走気味。
アベルを逮捕しようとするユウリだが、精神コントロールガスを浴びせられて逆に捕まってしまう。
「君も僕と同じ犯罪者になるんだ。そうすれば一生僕と生きる道しかなくなる」
精神制御で行動を縛り、入院先から転院する標的の社長を射撃させようとするアベル。ガラスの破片で自らを傷つけ、正気を取り戻した短時間にタイムレンジャーに連絡をつけるユウリ。更なるガスの噴射により自由を奪われ狙撃を行ってしまうが、間一髪、かけつけたタイムレッドが社長をガードする(なおこの転院は、護衛にあたっていた滝沢による、暗殺者誘き出しの為の嘘情報)。怒りのタツヤ、アベルからユウリを回収する事に成功。
集まったタイムレンジャーを見て、激昂するアベル
「なぜ君の周りにこんなに男が居るぅ?!」
みんな、ダメンズだけどな
更に滝沢/タイムファイヤーも姿を見せ、ゼニットを蹴散らしていく5人+1。ユウリは、愛の力で<対ユウリ属性 ☆☆☆☆☆>のアベルに苦戦を強いられるが、「いつまでも昔の私と一緒と思わないで」と射撃と斬撃の合わせ技で見事にストーカーを打倒。巨大化したアベルだが、タイムロボベータシャドウとブイレックスロボの連係攻撃を受け、圧縮冷凍される。
こうして暗殺グループは解体、事件は無事に解決されたが、事務所でユウリは、ガスを浴びて狙撃を行う寸前の事を思い返していた……
(私、あの時初めて、助けを求めてた……タツヤに)
自分の中に芽生えていた想いを、意識し始めるユウリ。
ここに来て、外堀から埋めに行っていたタツヤ×ユウリが、ある種の吊り橋効果でビートアップ? どこまでやるつもりかはわかりませんが、残り15話程度で他にも、ドモン×ホナミ、タツヤ×アヤセタツヤと父親、タツヤと滝沢、ドルネロとギエンの微妙な関係(ロンダーズサイド)、未来(リュウヤ)の謎、と要素てんこ盛りで、ラスト1クールは、濃くなりそうだなぁ。
次回、滝沢回。ここに来て普通の滝沢回というのは、嬉しい所で注目。