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『爆竜戦隊アバレンジャー』感想4

◆第7話「アバレ赤ちゃん爆竜」◆ (監督:小中肇 脚本:荒川稔久
アスカにとどめさを刺す寸前、また勝手に苦しみだして撤退する鎧。
どうやら、鎧に拒否られているらしい。
一方、鎧の下のジャンヌの顔を見たアスカは、ロケットに入った瓜二つの女の写真を見ながら「似ていた……」と呟く、と、何やら訳有りの様子。
エボリアンでは、新トリノイド、磁石+シャクナゲゲンゴロウで、シャクナゲンゴロウが、誕生。
……長。
一方、凌駕のダイノガッツを受けて爆竜の卵が孵化し、中から新たな爆竜、キケロナグルスが、誕生。
……長。
未だにエボリアンの着ぐるみ2体の名前も覚えられないのに!
そして卵の中にあったエネルギーで、アスカの変身キーが直り、アバレブラック復活の予兆。
街に現れたジシャクナゲンゴロウは、磁力の反発作用によって様々なものを吹き飛ばし、アバレンジャー3人も、大気圏外まで放り出されてしまう。結果、黄はオーストラリア、青はロシア(ロシア語会話が出来る事が判明)、赤は名古屋(生まれ故郷である事が判明)に着地し、黄と青を急いでプテラが回収しにいく羽目になる。
また名古屋かはもう荒川稔久のお約束として生暖かく放置するとして、スタッフはなにかロシアに恨みでもあるのでしょうか。路地裏で酔っぱらいが潰れていて「ペレストロイカ万歳!」って叫ぶとか、なにあの、悪意のあるロシア(笑)
3人の代わりに出撃したアスカの前に、伝説の鎧の着用方法を聞き出す為に姿を見せるジャンヌ。
正面から見たその姿は間違いなく……

「やっぱり、マホロ」
「そういえば、そんな名だったわ、私がこの世から消した女は」
「マホロを殺して、体を乗っ取ったというのか」

怒りのアスカから、頬の爪を触れ合わすと記憶を読める竜人族の特性により、鎧に関する知識を引き出すジャンヌ。アバレブラックに変身したアスカだが、ざっくりと撃退されてしまう。名古屋からヒッチハイクで戻ってきた凌駕とともに戦うアスカだが、どうしたわけか、かつてのような力が出せず、メンバーから足手まとい扱い。
シャクナゲンゴロウはプテラが回収してきた青と黄の合流により撃破に成功するが、アスカはひたすら落ち込むのであった。
凌駕、アラスカで銛を使って鮭を捕った事があるのが発覚。
ますます何者なのか。
そしてジャンヌさんは、ここまでほぼ一言芝居だったので嫌な予感はしていましたが…………早くこなれてくるといいですね。


◆第8話「アバレブラックこの1発」◆ (監督:小中肇 脚本:荒川稔久
問題のアスカとジャンヌ(マホロ)の関係は、エミポンの台詞より「元恋人」と判明。なぜかアスカから直接の言及は無いのですが、アスカがくどくど説明するよりは、事情を聞いたエミポンの台詞にまとめた方が無難、という判断か。
ひたすら黄昏中のアスカさんは、子供達に大人気の銀河のヒーロー、ギャラクシアンイグレックの癒しビームを真似た舞ちゃんの励ましも邪険に扱うという深刻なレベル。
基本、武力一本槍のひゃっはー系だから、逆境に弱いなぁ。
そんな時、ギガノイドが出現。幸人は冷たく「3人でいい」とアスカを拒否り、前回に続き、腰は低いもなんだかんだで「残っていてください」という凌駕が酷い(笑) 姿を見せたギガノイドは、以前に倒した筈の第1番「運命」。首をひねりつつもアバレンオーの到着を待つ3人の前に、空を走る光が!
あれは何だ?
鳥か?
爆竜か?
いや、ギャラクシアンイグレックだ!!
ギガノイドの前に降り立ったのは、黄金に輝く巨人(派手なウルトラマン的な存在と思いねえ)、銀河のヒーロー、ギャラクシアンイグレックだった! イグレックは円○プロに怒られそうな派手な立ち回りの末、子供達の声援を受けて、ギガノイドを撃退。再び飛び去っていく。
当然怪しむ幸人だが、その他のメンバーは、いい宇宙人に違いない、と安穏とイグレットの存在を受け入れ、TVニュースも好意的。用心の為にイグレックの後を追ったプテラも、次々とイグレットの善意の活動を目撃し、ビルにサインを入れて喜ばれるイグレックの姿も報道される。
巨大恐竜とか巨大怪獣に次々に襲われた為に、皆、何かにマヒしてしまっている模様
……だが、勿論、イグレックの正体はM7○星雲から来た光の巨人などではなく、エボリアンのギガノイド第2番「英雄」であった。
1番、2番とクラシックタイトルからの名付けになっていますが、これはいいネーミング。ここまでのところベートーベンに偏っていますが、そうすると次は…………「田園」? オフィス街を農地に変えていくギガノイド「田園」! 意外と脅威な気もしてきた。
その夜、舞ちゃんの耳に響くイグレックの声。良い子のみんなに、日曜の朝に会おうと約束するイグレック。そしてその足下で不敵に笑うジャンヌ。深夜にエボリアンの反応を見て現場へ駆けつけたアスカだが、ジャンヌにぼこぼこにされる
ここ数話のアスカさんは、ゴミクズのよう
そして約束の朝、子供達の前に現れたイグレックは、「手を使わずにあのビルを持ち上げてみせよう」とビルを持ち上げ、破壊。更にガスタンクを持ち上げ、破壊。とギガノイドの本性を現して大暴れ。慌てて出撃したアバレンオーもイグレットの前に苦戦に陥る……ここまで圧倒的だったアバレンオーが急に苦戦する理由付けは、演出上で欲しかった所。単純にイグレットが強い、でもいいのですが、もうちょっと絵で表現してほしかったなぁ。
姿を見せたジャンヌは、伝説の鎧を着こなす力を得る為に、子供達の哀しみの心と、絶望の涙を吸い集める。今回の迂遠な作戦は、それが目的だったのだ!
その光景をモニターで見ながら、立ち上がる事の出来ない、どん底状態のアスカ。だが、ブラキオの説得、そしてバキケロナグルスの励ましを受け、自分が憎しみの心に囚われていた事に気付く。

「マホロ、おまえの事は忘れない。だが今は、お前のためには戦わない!」

戦士の心を取り戻したアスカに甦る正義のダイノガッツ、今ここに“無敵の竜人魂”アバレブラック、完全復活! 圧倒的な力で一般兵を蹴散らすと、敵とはいえ元彼女の顔をした相手に、思い切りフライングクロスチョップ
更に荒ぶるダイノガッツの赴くままに、もう巨大化してしまえば、という勢いの必殺技乱舞で、まさかのギガノイド「英雄」撃破。
子供達の目の前で、イグレックを残酷に灼き尽くしました。
こうして、TVを通して全国の良い子達の心に、一生消えないトラウマを刻んだアバレブラックであった。
……あー、この世界の、『ギャラクシアンイグレック』の制作関係者への二次被害は深刻そうで、涙が止まらないレベル。
結局、アバレブラックは、ダイノガッツが憎しみの心で曇っていたので本領発揮できなかった、という事でいいのでしょうか。吹っ切れたら、アバレンオーより強い、という事が判明してしまいましたが(笑)
色々と深刻な爪痕を残したものの(子供達のドリームとか、バン○イの経営とか)、ギガノイド第2番は撃退された……爆竜バキケロナグルスも人間大に成長し、喜びに沸き返る恐竜や。だが一方で、戦闘後、気絶するように眠ったアスカがそのまま滾々と眠り続けて目を醒まさない、という事態に陥ってしまう。果たして、アスカの身に何が起きているのか?!
次回予告を見る限り、凌駕の前職は、冒険者