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『手裏剣戦隊ニンニンジャー』感想・第43話

◆忍びの43「伝説のニンジャ!妖怪かるた大作戦」◆ (監督:加藤弘之 脚本:毛利亘宏)
心が冷え切った所でお送りされる、年末総集編+コラボスペシャル。
素晴らしき忍者の会から派遣されてきた天空忍者シュリケンジャーは、ジライヤとサスケと鷹介の知り合いを名乗り、もはや出典に言及されないというのは、当たり前のようにニンジャヒーローが混在している世界観だと思えば面白いのですが、今作の世界観が牛乳を入れすぎたフルーチェのように、いつまで経っても形にならない溶けたゼラチンのようなものだという事がハッキリしている為、もはやコラボも素直に楽しめません。
シュリケンジャーは、これまでの戦いの分析を名目に妖怪カルタを始め、それぞれの妖怪との戦闘を振り返るという趣向。オオカミオトコの札の所で、皆が揃って(地雷踏んだ……!)という顔で一斉にキンジを見つめるのですが、まだそれ、腫れ物扱いなのか。
そして自分が妖怪になって迷惑をかけた事は思い出しても、父と兄の事は一切思い出さないキンジは、ポンチョになる代わりに人間として大切な何かを捨ててしまったようです。
つくづく、酷い。
夏に一回総集編風味をやっている関係かメカには一切触れずに、後半はカルタを利用した妖怪と、その生み出したカルタの世界で幻影妖怪とバトル。その撃破後、現実世界で縮小バトルを行い、超絶アカがわっしょい。
一方その頃、萬月の死を知った有明の方から溢れ出した莫大な恐れの力を用いて、九衛門が牙鬼幻月を復活させる。奥方は復活の捨て駒にされたのかと思ったら予告に居ましたが、身内が泣き喚いた勢いで復活???
えー、後、蛾眉さんが立っていましたが、たぶん、何かの気のせいでしょう。