『マクロスデルタ』は第2話でなんとなくリタイア(早い)。
◇『クロムクロ』 第2話
怪獣映画の見せ方で巨大ロボット物をやる、というのは先例が幾つもありそうですが、上陸した巨大ロボのスケール感の違いに呆然と見つめる市民とか、田園を真っ直ぐに突き進んでいく巨大ロボとか、ロングのカットを有効に活用する一方、戦闘シーンではビルや足下の障害物をテンポ良くアクションに取り込むという演出が徹底していて面白かったです。
あの状況で電車走っているのはさすがに違和感強いですが、初代『ゴジラ』オマージュか(踏みつぶしてないし、切ってもないから微妙ですが)。
ストーリーとしては、前回主役メカが1ミリも動いてなかったという事もあり、人の話を聞かないサムライが暴れ回るアクション見せ回でしたが、サムライは落ち着いたら人の話を聞いてくれるといいなぁ……(笑) あまり、明らかに必要な話を聞かないキャラクターは得意ではないので。
後は、第1話はそんなに怪獣映画を感じなかったのですが、第2話は物凄く怪獣映画だったというのが、全体の路線なのか、エピソードによって見せ方を変えてくるのか。背景に伝奇ものの手法も入ってきそうですが、テンポが好みで、今季のアニメでは、『コンレボ』の次に楽しみ。というかこれが思ったより面白かったので、手を広げなくていいかな気分に。
◇『うしおととら』 第28−29話
割と忘れている身としては、2クール目まではそれなりに巧く圧縮してまとめていたと思うのですが、クライマックスへ向けた説明事項が多すぎて、さすがに粗さが目立ちます(^^; 第28話は、麻子−うしお−真由子の関係と、麻子−真由子の関係が、真由子がお役目を引き受ける事に繋がる重要な所なのですが、イベントの一番大事な所だけ切り貼りしたみたいで、巧く物語として流れず。もう少し丁寧さが欲しかったです。
放映期間の都合を考えなければおかしくはないのでしょうが、現実には第26話と第27話の間が視聴者に対して3ヶ月空くからには、準備運動として第27話には何とか、ノーマルな1話完結エピソードをねじこめなかったのか、と思う所。
OPは超格好いいんですけど。