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ウルトラQ -dark fantasy-

第1話 「踊るガラゴン」 脚本:上原正三/監督:八木毅
思ったより全然まともで嬉しかった、というのが最大の感想。
嬉しかった、というのは古い特撮ファンの感慨ですね(笑)
……にしても、暦が2000を越えたこの時代に、上原正三大先生(敬称ではない)がシリーズ構成する特撮を見られるとは夢にも思いませなんだ。“一般家庭に広まった玩具が侵略者の陰謀であった”なんて辺りは如何にも上原正三。……ただ、上原正三にしては非常におとなしくまとまっているというか普通というか破綻が無いというか、あまりに落ち着きすぎて(いいんですけど)驚いたんですけど、ホントに本人書いてたのかなぁ(^^; 私の知らない間に上原正三も変わった、という事なのかもしれませんが。
キャストに関しては、好印象。キャスティング云々というよりは、非常に普通に(真面目に)演技している事に関して。正直見るまでは、変にコミックじみた演技をされるのではないかと(例えば、全体的にあの機動隊隊長のような)心配していたのですが、それが無かったので安心しました。草刈政雄はいつもああだしなぁ(笑) あと、遠藤久美子に感心。というか、デビューの頃のイメージしか無かったんですが、ちゃんと演技できるようになっていたのですね。失礼しました。
映像に関しては、近年CGワークに力を入れていた円谷らしいなぁと。ガラゴンの顔を怖く怖く撮ったのは正解……だったかな? 少なくとも印象に残る見せ方をしようという感じで、それは良かったなぁと。
話に関しては、色々な部分での“いきなり感”は、『ウルトラQ』である、という事で納得するべきなのだろうな、と思っています。その辺は物語のパワーで誤魔化す所だと思っていますし。ただ、ガラQバスターはちょっと展開を安っぽくしてしまった気がして、残念。別にああじゃなくても良かった気は。
あと、ナレーションが妙に多用された事がちょっと気になりました。基本的にナレーションは使わないに越した事は無いわけですから。少なくとも、博士が電磁波なんとかパウダーで云々、のくだりは全くナレーション不要でしたし。むしろ、台詞で言ってしまった方が作品世界的にもすっきりした筈。これは正直邪推ですが、佐野史郎の出番を増やそう、という配慮(或いはお達し)があったのかなぁと。
根本的な問題として『ウルトラQ』と繋げた事に関してですが、まあ続編(或いはパラレルか)である事の主張、でいいのかなぁ。別に今回、ガラモンの話を持ち出さなくても脚本的には全然処理できた筈ですし。無理を承知で言えば、やはりこういうのはオリジナルで見たかったです。商業的な問題とかもまあ有るとして、後は参加スタッフの、このタイトルに対する思い入れと誇りに期待、ですね。
今回のをとりあえず及第点として全26話の一話完結物のピンキリを考えて、ピンが何本か有れば、まあ個人的にはOKかなぁ。
そもそも元々からして、非常にピンキリ激しいシリーズでしたし。その代わり、ピンの話は本当に凄かったですが。
とにかくまあ、それなりに期待して続けて見ようと思います。

……ああ、特撮について1話まるごと真面目に語ったの、久々だな……(笑) 『アギト』の頃を思い出しましたよ。