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恋とはどんなものかしら

男性向け(成人という意味でなく)の物語・女性向け(男×男という意味でなく)の物語、におけるパターンとかシチュエーションの違いについて考えていて思ったのですが、“異世界からの来訪者が前者では直接的な恋愛の対象となり、後者では恋愛の橋渡しをする”というのは多いよなーと。
……よくよく調べるとそうでも無いかもしれませんが、現在の主流などを考えた時にイメージ的にはそう思うのですが、これはなかなか面白い傾向であるな、と。
要するに男性向けだと
異世界(未来でも宇宙でも可)からの来訪者は往々にして人間タイプであり、そのまま恋愛の対象となり、
女性向けにおいては
異世界からの来訪者は動物タイプなどが多く、現実の憧れの相手との縁を結ぶ手助けをしてくれる
というわけで。物語がある程度、受け手の願望に応じる機能を持っている以上、これは男女それぞれの嗜好の方向性と合致していると考えるわけなのですが、女性は案外そういうものなのかなぁと。
男はわかりやすいんですけど(笑)
……ああでもこれは、多かれ少なかれ男女の一つの根っこの願望にある“お姫様を助ける”“王子様が迎えにくる”とは逆だったりもするのですが。
あくまでも一つの世界がベースになっている場合と、そこに“希人”が加わる場合とでは話の構造そのものが変化するという風に考えれば、納得なのですが。……この辺りは、民話・説話などまで遡って調べると色々と面白そうではあるのですが、エネルギー無し。
そういえば、“いきなり格好いい男の子が出てくる”というのはあまり無さそうな気するのですが、“いきなり格好いい男の子(達)と同居する”というのは女性向けだと一種の王道でもありますね。この違いは何なんだろうなぁ……男も最近は寮の管理人になったりもしますが。
“ふってわく”という事に対する観念的な差が何かあるのかなぁとも考えてみたりするのですが。
色々サンプル集めて検証すると面白そうだなぁとは思いつつ、そこまでのエネルギーと財力無し。
あー後、逆に自分が異世界に行く場合は、男女どちらも、お相手は向こうに居るのが基本ですね。こちらは、女性の場合が傾向強いような。