友人から、『のだめカンタービレ』(二ノ宮知子)を最新10巻までまとめて貸してもらい、一気読み。
内容はこんな感じ。
最近割と売れ筋でして、ちょっと気になるマンガの一つだったのですが、面白かったです。
天才ピアニストを父に持ち、自らは指揮者を目指す音大のエリート、千秋真一。しかし彼には、幼い頃の事故のトラウマにより、“飛行機に乗れない”という致命的な弱点があった。日本から出る事の出来ない自分に苛立つ千秋は、ある日、抜群の技術とセンスを持ちながら、まともにピアノを弾こうとしない変わり者の後輩、野田恵に出会う。
千秋につきまとうようになった野田恵(のだめ)を皮切りに、ロックを愛するヴァイオリニスト、千秋を愛するティンパニ奏者(男)、酒と女を愛する世界的色欲指揮者、などなど、変わり者の面々に振り回されながら、千秋は徐々に指揮者としての道を歩んでいく――。
音楽が好きなキャラクター達による音楽マンガ、というか。色々と勿論、道に悩む所はあるのですが、基本的に、“音楽が好き”という軸はぶれなくて、そこが好きです。さっぱりと読めるというか、基本的に“楽しさ”のマンガなのであろうなーと。登場人物達の楽しさと、それを読んでの読者の楽しさ。ポイントがそういった所に置かれている(と思う)ので、とても楽しく読めました。
クラシック愛好家の端くれとしては、遅ればせながら、応援したいマンガとなりました。
惜しむらくは、オーケストラ編成などの問題もあるのですが、私の好きな曲があまり出てこなかった事か(笑) 主人公がベートーヴェン好きという設定で、ベートーヴェンは割と出てくるのですが。いや、ベートーヴェン、好きですけど。バッハがもっと好き。
キャラクターで好きなのは、黒木くんとかミルヒーとか。千秋も好きですが。割と、この人の書く男性キャラは好みかもしれず。