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『秘太刀馬の骨』が意外に面白い気がする

現在のNHK金曜時代劇、仕事の都合でちゃんとは見られないのですが、ちらっと見ていて割と面白かったり。演出に妙な癖があるのは、もはや金曜時代劇の特色になりつつありますが(笑)
で、けっこう、藤沢周平の原作本が売れております。
というか見ていて私も、読みたくなってきたり。
そしてよく考えると実は、藤沢周平って未体験ゾーンなんですよねー。もともと歴史小説好きでして、以前にも書きましたが、吉川英治司馬遼太郎隆慶一郎、という系譜を辿りまして、そこから更に、歴史小説・時代小説・チャンバラ小説(この3つは似ているが違うジャンルである)、のどれかによりディープに転がる前に、海外ミステリにシフトしてしまったもので。
そんなわけで、池波正太郎藤沢周平もスルーしたままこの年になってしまいました。柴田錬三郎は、『御家人斬九郎』(これもTVの影響ですな)だけ、読んだのですけど。
これを機に、少し時代小説に転がってみるも良いかな、とかも思っている今日この頃。
ちなみに、池波も藤沢も司馬も、いまもって非常に売れ続けています。やっぱり、歴史小説とか時代小説を読んでいると、誰かにどこかで転がるらしいです(笑) そういう意味では、吉川英治は、『三国志』だけがぐるぐる回っている感じ。まあ確かに、吉川英治は意外に小難しい方向に行きがちだったり淡々としていたりで、ドラマではあるけれどカタルシスが薄い、みたいな所はあるのですけど。