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『宇宙刑事ギャバン』感想19

第36話「恨みのロードショー 撮影所は魔空空間
フランスの新聞に、
「映画『ギャバンへの復讐』、東都映画撮影所で特別試写会」の広告。
罠にしても意味不明すぎる


まあ、以前にも劇中に烈がフランス語の新聞で情報収集しているという謎描写が入っていたので、マクーが烈の情報源をしっかり下調べしていたという事なのでしょう。或いはハンターキラーさん情報で、「宇宙刑事はフランス語の新聞を愛読している」という現地ルール情報があったのか。それとも、実はフランス語は銀河共通なのか。もしかすると、烈のマクーの会話は全て、フランス語で行われているのかもしれない。
罠とわかっていても、躊躇わずに乗り込むのが、ギャバン
よろしく勇気。
もちろん、罠
案内された試写会場に入った途端に、席に拘束される烈。
そしてスクリーンに流れ出すフィルム、『ギャバンへの復讐』のタイトルが現れ、ナレーションが流れ出す。



宇宙刑事ギャバンは、我らマクーの敵である。
見よ、ギャバンの悪辣非道なる残虐行為を。

しばらく、過去映像でギャバンとその兵器の無双ぶりが流れます。
そして突如、スクリーンの内側から現れ烈に襲いかかる、ウラミダブラー
ウ ラ ミ
なんかもう、無茶苦茶です。
……まあ以前に、サイミンダブラー、とかも居たんで、ダブラーの名称はかなり適当ですが。
それにしてもウラミ……そしてウラミダブラーの能力は、立体写真で撮影した対象を、写真に恨みの釘を打ち込む事により呪い殺す事(笑)
試写会場を脱出したものの、どこか遠くの空間で恨みの釘を打ち込まれ、急な痛みに苦しむ烈。
運び込まれた医務室の枕元に、何故か金魚鉢。
と思ったら、案の定、毒を飲まされそうになりました(笑)
金魚鉢の水と金魚は、太古の昔から極めて有効な毒判定装置です。
ウラミダブラーがどこかで立体写真に釘を打ち込む度、激痛に苦しむ烈。
終始、胸や頭を押さえて一人でのたうち回る大葉健二の演技が凄い。
そして次々と襲いかかるマクーの構成員を何とか蹴散らす。何故かウラミダブラーも直接、襲ってくる。「蒸着!」で切り抜けたのも束の間、今度は蒸着したあとの姿を撮影され、その姿に釘を打ち込まれ、再び大ピンチに。
そして今回は、父上出陣。
魔空空間でとどめをさせ!」
いつもとちょっと台詞が違い、父上もやる気満々です。
激しい戦い、呪いに苦しみながらも、魔空空間での戦闘中に、釘を打ち込んでいる部屋を発見したギャバン
問答無用で、いきなりシルバービーム
……いや、下手すると、それで死んでたのでは、ギャバン(笑)
結果的に呪い攻撃を打ち破る事に成功、からくも死闘を切り抜けるのでありました。
ウラミダブラー、出オチかと思いきや、ギャバン相手に大善戦。物理的に勝てないからオカルト、という着眼点が光り、今までで最強のダブラーと言って良い活躍ぶりでした。もしかしたらシリーズ最強の敵という事になるかもしれない。
ラストは、どういうわけかマリーンさんと映画デート。
……うーんなんか、マリーンさんのミミーさん追い落とし作戦は、着実に成功に向かっている気がする。